稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年2月6日)

2020年02月07日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)


四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
20時過ぎから21時20分まで。
今年5回目。参加人数20人ほど。
じっとしてると震えるほど寒い!

稽古は、伸びやかな面打ち、切返し2種、面打ち基本2種、鎬の力比べ、仕掛け技基本各種、
出頭面、礼から蹲踞、立ち上がってから構えて10秒(もしくは15秒)、初太刀までの稽古。
相面、出小手、相小手面、返し胴の稽古。同じくダブルで。同じく元立ち主導の稽古。

本日も要点のみ記す。

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---最初のお話---
上の先生に懸かり方は、見事に打たれる剣道をすべきである。
正しいところで打って行くから見事に打たれる(返される)のである。
気をつけるべき点はまず間合い。そして攻め、溜め、捨て身の打ち。
「打ちたい、打たれたくない」という気持ちを捨てた剣道をすべき。
打つときに形が崩れたり守りながら打ってはならない。

---仕掛け技での注意事項---
鎬を押さえながら面を打とうとしたところを防がれ面(あるいは小手)は引っ掛け技では無い。
押さえながら相手の鎬を感じながら、相手の竹刀が自分の竹刀に付いてくるところを打つ。

ガバ面(大きな面)ばかり打つ相手に、
打てないからといって、小手(あげ小手になる)を狙ったり横から面を打っていってはいけない。
何回も同じように真っすぐ面を打ち続けると相手が剣風を変えてくる。
自分からあきらめて(真っすぐ打つことを)変えてはいけない。

---相面、出小手、相小手面、返し胴の稽古---
打ったあとは自分から先に構えること。相手を見失っていてはダメ。
元立ち主導で打っていても、懸かり手は先に準備している必要がある。

---終わりの話---
自分から攻め入って仕掛けて打てるような状況はなかなか無い。
打つべき機会は「相手が打とうとしたところ」しかない。
鎬と鎬を接して相手の「打とう」としたところを感じ取る稽古が大事。視覚より触覚。
打とうとしたところを仕留める稽古を普段の稽古で意識するように。




【感想・反省点】

最初の話は私のために話されたような内容だった。
あらためて懸かる気持ちの持ちようを改めてみようと思う。

稽古は3人組。若手六段と若手七段との3人組になった。
相手が熟達者だと「鎬の削り合い」が明確になる。
目で判断せず鎬の感覚で判断(反応?)するよう意識した。難しい。


(構え合って10秒か15秒、剣を交えて相手をうかがう)


(相手が出ようとしたところを自分から足を出して先に打つ)


(面を打った直後、反転しようとしてハスになりつつある)

上は師匠が撮った動画のキャプチャー(静止画の取り込み)である。私は後ろ姿。
動画を見ているといろいろ反省点が見えてくる。

1)構えの後ろ姿に緊張感が足りない。構えに迫力が無い。
2)右足が出ていない。もう少し出すべき。
3)打つスピードが遅い。鈍足の面である。
4)動画では感じられないがコマ送りにすると顕著になったのは、打って、左足を引き付ける前に反転しかけていること。
  左足を引き付けるまでは左腰を入れたまま真っすぐな姿勢を保ち、次の右足で反転を開始すべきだと思う。
5)全体的に勢いが無い。まだるっこい。

本日の初太刀の稽古は非常に勉強になった。
頭で考えていては遅れる。瞬間的に反応する感の動き?
学ぶためにも「打たれても良いから正しい剣道を目指すべき」だと反省する。

しかしながら・・・動画を見ていて・・・
「爺さん化してきてるなあ・・・」が正直な感想である。
コメント
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