稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

バイク事故 2024年4月11日発生

2024年04月18日 | バイク・クルマ


久々のバイク事故です。
2024年4月11日、15時29分、場所は東大阪市川田4丁目の交差点。

バイクは長正館の井上勝由先生の遺品のスズキアドレス125。

中央線が黄色の広い優先道路(制限速度40キロ)を時速30キロで南から北へ走行中、
右の路地から軽自動車が一時停止を無視して横断(東から西へ)してきた。

見通しが悪い交差点である。相手は路地だ。

車が見えた時は、すでに相手は一時停止を超えるところで、
一時停止はおろか、減速もせず、30キロを優に超える速度で横断しようとしている。
(目測では、相手は40キロ近く出ていたと思う)

実は、私は、スクーターの時は慎重すぎるほど慎重なのである。
事故の数分前には、模範運転のごとくの安全確認で右折を行い、
事故現場でも制限速度を下回る速度で、しかも飛び出しを警戒しつつ警笛のボタンに指さえ乗せていた。

で、相手の車が見えた瞬間、警笛を鳴らした。
ここで相手が気づいて急ブレーキをかけたら衝突は免れると見てとった。

が、恐ろしいことに、相手は前さえ向いていない。なぜか下を向いている。
「わ!これはぶつかる!」と一瞬で判断し急ブレーキをかけた。

このような瞬間的な判断と反射神経は剣道で鍛えられている。

バイクは停まったと思ったが、車は減速せず、バイクは車の左フェンダー付近に衝突した。
ハンドルを左に傾け倒れ込んだがバイクの前面が粉々に吹き飛び私も飛ばされ道路に転がった。
車が自分の上を通過するのが怖かったが、幸い車も停まったようだ。



衝突するまで車の減速はまったく無かった。
車が少しでもブレーキを踏んでいてくれたなら、
少しでも逆方向(右側)にハンドルを切っていてくれたら、衝突は避けられたろう。

仰向けに倒れ、そのまま自分の身体を痛みで診断する。
左膝、左のアバラ、右手が痛む。
骨は?折れてはいないがヒビはあるかも知れない。
折れていたら21日の石清水八幡宮での一刀流の演武が出来ない。
仕事は何とか休めないでいけると思うが・・・

そんな事を思っていた。

ウンウン唸りながら降りてきた相手(女性)に「携帯見てたやろ」と問いかける。
何でも、車検の代車を運転中で、慣れない車で座席の位置が合わず、下を向いていたらしい。

「慣れない車なら、よけいに慎重に運転すべきやろが」と言いつつ起きようとしたが、
集まってきた近所の工員たちに「動かないほうが良い」と止められた。
そのままやってきた救急車に乗せられ石切生喜病院へ。





CTスキャンと右手のレントゲン。
なぜか左膝は無視された。



診断書は「全治一週間」と書かれたが、一週間経った今でも、
アバラの痛みで眠れないし、左膝からジクジク出血してるし、
右手の腫れもひかず強く握れないのだ。

私のブレーキが遅れたら、まともに側面に衝突し、私は車に激突していただろう。
そうなれば、腕か足か、間違いなく骨折ぐらいはしている。頭も打っている。

ともかく、21日の演武は何とかこなせる(かなあ・・・)ほどの怪我で良かった。

昨日は、河内警察の調書取りで、診断書を提出して説明をした。
「事故当時、自分自身としては、ああやっておけば良かった・・というような事はありますか?」
って聞かれ、「いや自分自身としては、あの状況で完全な100点満点の対処が出来たと思ってます」と答えた。

フロントフォーク次第だが、バイクは全損扱いになるかも知れない。
しかしこのバイク、井上勝由先生の遺品のバイクである。
修理できるなら修理して使いたいものだ。
コメント (2)
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