稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

指先に庭の木のトゲが刺さった(2019年9月17日)

2019年09月18日 | つれづれ
庭の草が生い茂り庭木の枝も伸びてきたので、
女房と二人で庭の手入れをしたのは暑い盛りの9月1日だった。

軍手をすれば良かったのだが面倒だったので軍手はしなかった。
素手でつる草や小さな枝など引き抜いていたら左手の指先に痛み。
枝のトゲが刺さって小さく血が出ていた。

トゲは引き抜いて血を絞り出しておく。
あとは水で洗ってカットバンをしておいた。

ところが数日たっても痛みは治まらない。
「ああ、トゲが残ってたんだな・・・」
虫眼鏡を使って針でちくちく刺したが埋没していてよくわからない。
カッターナイフを取り出して少し探ったが痛くて止めた。

「そのうち膿んで出てくるだろう」と長年の経験で判断して放置した。
普通は黄色く膿んで、1週間もたてば膿みと一緒にトゲは出てくる。

そう思いながらすでに3週間が経ってしまった。
痛みは軽くなったが指先に違和感が残る。
気持ちのよいものでは無い。

で、職場近くの毎月一回通院している広谷整形外科へ行った。

高尿酸値と高血圧の薬をもらうためだがついでに聞いてみた。
「先生、小さなトゲが刺さったままなんですが大丈夫ですかね?」

先生は指先を見て「ちょっと切ってトゲ探って取りましょか?」

瞬間、冷や汗がどっと流れ始めた。
武道をやっているくせに私はすこぶる弱虫だ。
切腹など絶対に出来ないタイプだ。
死ぬなら突撃して一息に討ち死にするほうが良い。

結局、支障が無ければ、そのままにしても特に問題は無いらしい。

トゲはそのまま皮膚の中に残るか、
いずれトゲの周りが固くなるかも知れない。
そうなれば探りやすいのでその時に判断しましょう
・・・ということである。

放っておけば、何か毒素が回るのでは無いか?
破傷風菌か何かで死んでしまうのでは無いか?
トゲが深く入って、全身を回って心臓などの臓器に刺さらないのか?

いずれも「そんなことはありません」と大笑いされてしまった。

とりあえず一安心。


(刺さった部分が僅かに色が変わっているが写真ではよくわからない)

ふと、小学校(奈良女子大学文学部附属小学校)の、
担任の倉富先生に書いた詩を褒められたのを思い出した。
倉富先生に褒められたのは後にも先にもこれ一件なのでよく覚えている。

“小さな怪我だけど、嫌だなあ”

短いが、無駄が無くてとても良いとのこと。
私もクラスの皆も「????」だったと記憶している。
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