『町長選挙』 奥田英朗

ふーん。伊良部シリーズはオール讀物に載るのか。

そんな、俗っぽい雑誌、読んだことない。

（ゴメン）

リアルタイムで読みたかったな。

いや、騒ぎが落ち着いた今こそ、正当な評価ができるのだっていう意見もあるだろうし、、、。

両方かな。２回読めばいいのさ。


「オーナー」はナベ○ネ、「アンポンマン」はホリ○モン、

「カリスマ稼業」は黒○瞳がモデル？（あくまでもフィクション）

というのは、チラッと読んだだけでもわかる。

そういや２年前はこんな話題で盛り上がっていたのか。

最後の「町長選挙」だけが、モデルがあるんだかないんだか、よく知らない話。


奥田英朗の小説には、悪人が出てこない。ってか、

まだ僕は４冊目だけど。


汚い金権選挙を行う町長、前町長一派でさえ憎めない、愛おしささえ感じてしまう。

それは、彼らが無条件に愛するもののために生きていることを前提としているからだ。


「オーナー」の寛容さ、「アンポンマン」の悟り、

「カリスマ稼業」の居直りはどこから来るのか？

全ては著者の人間に対する厚い信頼と深い愛情からくるものなのだ。


（今日は偉そーなキューピーでした。）