『くっすん大黒』 町田康

禁煙開始から30時間が経過。

今日はもう落ち着いて本を読めるようになった。

という訳で町田康なんですが、

この本が出版されて10年たつわけなんですが、

苦手と思って今まで避けてました。


だって、パンクやってる人なんでしょ？

本屋さんで立ち読みする限りでは、

けったいな単語を拾ってきては、

投げやりに並べ立てているだけ

としか思えなかったんですよ。


おっと----------------☆

ここで割り込み発生

ちひろちゃんからメール：

　What in japanese Birth Certificate?

Re:

　出生証明書（しゅっせいしょうめいしょ）

　できたのか？

　よくやった。いますぐ、けっこんしよう！

　お金、くれ。

Re:Re:

　ちがうです　聞きたいだけ。


バーロー、そんな関係じゃないじゃないか。

何、冗談真に受けてんだよ。

とゆー訳で、ちひろちゃんとの実りの無い擬似恋愛は

果てしなく続いてゆくわけであります。


RETURN---------------------------☆

主人公が大黒様を処分しようと、

菊池の家に電話するやりとりから笑いがこみあげ、

最後までげらげら声に出して笑いながら一気に読んでしまいました。


一階の居間にいた両親に笑い声が届いていたかは

定かでないが、もし聞こえていたとしたら、

息子の奴、とうとうここまできたか、

と溜め息をついていたことだろう。