翌日の職員会議で、良子は自分の心情をみんなの前でぶちまけた。
自分は巻き込まれている。
スーパーヴァイズされる必要がある。
今の自己不一致な自分では、他人の心のケアにあたれない。
プロとして客観的にそう判断したからだ。
一ヶ月前に周君から告白されたこと。
自分の中で周君に対する愛情が芽生えたこと。
周君と優子が付き合い始めたこと。
それに対して心の動揺を抑えることが出来ないこと。
夜、眠れなくなり、胸が痛く張り裂けそうで苦しいこと。
それらを全部さらけだした。
話しながら、ここでもまた涙した。
所長は良子に、しばらく電話対応の業務にまわって、
メンバーさんたちとはあまり交わらないように、
そして、周には自分からキツくお灸をすえる、と言った。
良子は「自分が説教してやりますっ。」と言い張ったが
「だめだ!」と一蹴されてしまった。
それもそうだ。単なる痴話喧嘩になってしまう。
次に所長が取った策は、周君の再就職だった。
本人の希望はWEBデザイナーだったが、
所長が紹介した就職先は木工所の工員だった。
「最低賃金がもらえるだけ感謝しろっ。」
と所長が周君に言い含めているのを
良子は遠くで聞いていた。
自分は巻き込まれている。
スーパーヴァイズされる必要がある。
今の自己不一致な自分では、他人の心のケアにあたれない。
プロとして客観的にそう判断したからだ。
一ヶ月前に周君から告白されたこと。
自分の中で周君に対する愛情が芽生えたこと。
周君と優子が付き合い始めたこと。
それに対して心の動揺を抑えることが出来ないこと。
夜、眠れなくなり、胸が痛く張り裂けそうで苦しいこと。
それらを全部さらけだした。
話しながら、ここでもまた涙した。
所長は良子に、しばらく電話対応の業務にまわって、
メンバーさんたちとはあまり交わらないように、
そして、周には自分からキツくお灸をすえる、と言った。
良子は「自分が説教してやりますっ。」と言い張ったが
「だめだ!」と一蹴されてしまった。
それもそうだ。単なる痴話喧嘩になってしまう。
次に所長が取った策は、周君の再就職だった。
本人の希望はWEBデザイナーだったが、
所長が紹介した就職先は木工所の工員だった。
「最低賃金がもらえるだけ感謝しろっ。」
と所長が周君に言い含めているのを
良子は遠くで聞いていた。
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