終幕
高校の校庭。
舞台は可能な限り明るくしておくこと。
遠藤の乗った車椅子を桜子が押して登場。
桜子:ほら、お父さん、桜が咲くにはまだ早すぎるわ。
まだ3月よ。
遠藤:あの時の俺と同じことを言う。
お前のお母さんは、そうは言わなかったぞ。
木をしかと見ればおのずと花が見えてきます、
と言ったんだぞ。
桜子:変なお母さん。
桜子、スウーっと息を吸い込み、ハアーーーと吐く。
桜子:気持ちいいわーー。久々の娑婆の空気。
ねえ、インターポール、帰っちゃったわね。
遠藤:こんな年寄りの相手をするのが嫌になったんだろう。
ウィキリークスには協力しないと約束したしな。
桜子:あの二人、天才バカボンに似ていたと思わない?
バカボンとバカボンパパ。
遠藤:いや、アメリカ人は馬鹿に出来ない。
おかげでこっちは寿命が十年縮んだよ。
桜子:嫌よ。死なないでよ。
やっと知り合えたのに。
……
ねえ、フィリピンのYAYOIちゃん、私の養女にしてもいい?
遠藤:ええっ。そりゃ複雑だな。
桜子:冗談よ。
遠藤:考えてもいいよ。言われてみればそうだ、
俺とは年の差がありすぎだあ。
桜子:あ、何これ?
桜子、地面に落ちている何かを拾う。
桜子:花びら?まさか…
客席より風が吹いて、花吹雪が二人に舞かかる。
二人、客席後方を指さして
遠藤&桜子:あ、桜の花が満開だ!!!
AKB48の『桜の木になろう』の前奏が流れ始める。
遠藤、立って桜子と並ぶ。
遠藤&桜子:♪春色の空の下を
♪君は一人で歩き始めるんだ
♪いつか見た夢のように
♪描いてきた長い道
ボスとボブが登場
ボス&ボブ:♪制服と過ぎた日々を
♪今日の思い出にしまい込んで
♪新しく生まれ変わる
♪その背中を見守ってる
澄江と看護師とクリスティーナが登場
澄江&看護師&クリスティーナ:
♪不安そうに振り向く
♪君が無理に微笑んだ時
♪頬に落ちた涙は
♪大人になるためのピリオド
全員: ♪永遠の桜の木になろう
♪そう僕はここから動かないよ
♪もし君が心の道に迷っても
♪愛の場所がわかるように立っている
作詞:秋元康、作曲:横健介、編曲:野中"まさ"雄一
全員、一礼して退場。
幕
高校の校庭。
舞台は可能な限り明るくしておくこと。
遠藤の乗った車椅子を桜子が押して登場。
桜子:ほら、お父さん、桜が咲くにはまだ早すぎるわ。
まだ3月よ。
遠藤:あの時の俺と同じことを言う。
お前のお母さんは、そうは言わなかったぞ。
木をしかと見ればおのずと花が見えてきます、
と言ったんだぞ。
桜子:変なお母さん。
桜子、スウーっと息を吸い込み、ハアーーーと吐く。
桜子:気持ちいいわーー。久々の娑婆の空気。
ねえ、インターポール、帰っちゃったわね。
遠藤:こんな年寄りの相手をするのが嫌になったんだろう。
ウィキリークスには協力しないと約束したしな。
桜子:あの二人、天才バカボンに似ていたと思わない?
バカボンとバカボンパパ。
遠藤:いや、アメリカ人は馬鹿に出来ない。
おかげでこっちは寿命が十年縮んだよ。
桜子:嫌よ。死なないでよ。
やっと知り合えたのに。
……
ねえ、フィリピンのYAYOIちゃん、私の養女にしてもいい?
遠藤:ええっ。そりゃ複雑だな。
桜子:冗談よ。
遠藤:考えてもいいよ。言われてみればそうだ、
俺とは年の差がありすぎだあ。
桜子:あ、何これ?
桜子、地面に落ちている何かを拾う。
桜子:花びら?まさか…
客席より風が吹いて、花吹雪が二人に舞かかる。
二人、客席後方を指さして
遠藤&桜子:あ、桜の花が満開だ!!!
AKB48の『桜の木になろう』の前奏が流れ始める。
遠藤、立って桜子と並ぶ。
遠藤&桜子:♪春色の空の下を
♪君は一人で歩き始めるんだ
♪いつか見た夢のように
♪描いてきた長い道
ボスとボブが登場
ボス&ボブ:♪制服と過ぎた日々を
♪今日の思い出にしまい込んで
♪新しく生まれ変わる
♪その背中を見守ってる
澄江と看護師とクリスティーナが登場
澄江&看護師&クリスティーナ:
♪不安そうに振り向く
♪君が無理に微笑んだ時
♪頬に落ちた涙は
♪大人になるためのピリオド
全員: ♪永遠の桜の木になろう
♪そう僕はここから動かないよ
♪もし君が心の道に迷っても
♪愛の場所がわかるように立っている
作詞:秋元康、作曲:横健介、編曲:野中"まさ"雄一
全員、一礼して退場。
幕
いい仕事してますねぇ~。
素晴らしい脚本を有難うございました。
登場人物数えました。
7人ですよね。澄江と遠藤の学生時代を足すと9人ですよね。
で、サークルの皆さんに提案!わたし、マネキンやりま~す。
いい演技しますよ。
最後の歌が、AKBというところが、さすが現代に生きるキューピーさん。
ぼくなんか、下手な作詞をしちゃうところ。
そう思わない?
実は台本を書きだす前からこの歌を聴いていて、この歌を目指して一生懸命書き下ろした次第に御座候デス。
キューピーさんってこの歌を目指してたのね。
永遠の桜ってウバサクラもありかしらん。
今日は満開でしたけど…
この歌聴きながらあのころに戻りたいって思いました。
けど、転生したほうが早いかも~
プロの仕事みたい!
締め切りはいつなんだろう?
もう過ぎてるう?
暇ができると読書にふけり、
英語劇はもはや頭の隅にひっそりと…。
ごめんね。