A.C.クラークの"イルカの島"
通勤の合間にちょこちょこ読んで、週半ばに読了。
SFというよりは正統派の少年向け冒険小説。
家出少年が南の島のイルカの研究所に流れ着いて、研究の手伝いをすることになるお話。
南の島での暮らしとか、イルカたちとの交流とかが描かれていて、いかにもクラークらしい感じ。
自身もダイビングをするクラークなので海中の様子も詳しく描かれている。
イルカとの会話で彼らがシャチを何とかしてほしいと人間に頼んできたり、イルカたちに伝わる伝説の話とかいろいろとネタを出してくるけど、本筋はあくまで主人公の少年の成長を描いているというところがまさに正統派!
夏休みに読む本をまだ決めていない少年(少女も)はこれを読むべし!
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