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スピットMk.Vの制作が終わったので、さっそく次をスタートさせる。スピットを作ったら当然ライバルであるBf109も作らないと片手落ちだろう。実のところスピット完成前から次は109と決めていた。
109も在庫はいっぱいあるが、スピットMk.Vの対抗馬として妥当なのはこいつら↓

右上から時計回りに、エレールのF型、同じくG型、AIRFIXのG6型、ズベズダのF2型。
エレールのF型はかなり古いキットのようで、所謂エレール風ではなく凸モールドのリベットがいっぱい並んだ大昔のAIRFIXみたいなキット。trop仕様に絞ったキットで、吸気ダクトはフィルター付きのみ、デカールも一択である。キット指定のマーキングで作るしかないのだが、昔買ったハセガワデカールが復活できれば"アフリカの星"マルセイユの機体にしてみたい。
エレールのG型はもう少し新しいキットで、同社のK型のキットとよく似た構成なので同時期のキットなのだろう。見た目はいい感じで、機首上面のボイレや主翼上面のバルジが別パーツになっていてG2/G5/G6に対応できるようになっている。もちろんやろうと思えばG4型にもできそうなので、前から作ってみたかった偵察型に改造するつもり。
AIRFIXのG6型はもちろんリニューアル版なんだけど、ほかのAIRFIX新キットとはちょっと雰囲気が違ったキット。細部を省略してパーツ数を抑えた初級者向けキットみたい。といっても、増槽はもちろん主翼の20mm機銃のポッド(できはイマイチ)や21cmロケット弾(旧版にもあったな)といったアクセサリはきっちりセットされてる。マーキングはフィンランド、ドイツ、イタリアの各一種づつ。箱絵がカッコいいのでフィンランド空軍仕様にする予定(シャークマウスの109!)。
ズベズダのF2型は接着剤不要のスナップキット。とはいえかなり細かいところまで再現されてて好感触。ただし増槽とかのアクセサリ類はない。此方はまだやったことのない冬季迷彩仕様で。

で、さっそくパーツを吟味。

胴体パーツ。一見してエレールのF型の胴体が他より短いのが分かる。1mmとか2mmくらいなら気にしないけど、どう見ても5mm以上違う(正確に測ったわけではない)。このまま作ってしまっても面白くないので、胴体を延長する。資料の図面やほかのキットと見比べてみると、機首や尾部はそれほどおかしくはなく、コクピット中央とコクピット直後でそれぞれ2mmちょっとづつ延ばすと良さそう。
AIRFIXの場合はコクピット前のボイレが左右つながるような形でモールドされててあまりイメージがよくない。(以前どっかで"天才バカボン"の目玉のおまわりさんみたいって書いてあったけど、今の人わかる?) ちょうどエレールのG型でボイレのパーツが余るので、モールドされたボイレは削り取って、エレールのパーツを張り付けるつもり。また、コクピット直後の胴体背面が妙に角ばっててよろしくない。ここはやすりでガシガシ削って整形すればOK(プラの厚みは十分ある)。

主翼パーツ。これも明らかにエレールF型のみ一回り小さい。面積は寸法の二乗で効いてくるから、寸法の差以上に見た目は違って見える。というわけで主翼も胴体同様拡張工事を行なう。
他のキットはまあまあ良さげ。ズベズダの主翼は外側のみ一枚ものなんだけど、ちょっと薄すぎじゃないだろうか? でも修正は無理!

こんども楽しい切り貼りがいっぱいありそう(^ ^)


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長々と制作していたスピットがようやく出来上がり。


まずは本命(?)だったフロート付きバージョン。結局マッチボックスのMk.IXcをベースにPMキットの機首とフロートを継ぎ接ぎした。ほかにプロペラとスピナ、方向舵、オイルクーラーをPMのパーツで賄った。実機では垂直尾翼上端にアンテナ状のものがあるんだけど詳しい形状が解らなかったので省略。後々台車とかに載せてもひっくり返らない様にフロート先端にバラスト仕込んだのでズッシリ重い。


レベルのMk.Vは切断翼仕様。とにかくプラが脆い材質でプロペラが何回も折れた。プロペラシャフトも折れた。尾輪も折れた。幸い主脚は折らずに済んだが、これまで折れてたらこっちの心も折れてた。


イタレリのMk.Vは熱帯仕様。この"ひょっとこフィルター"付きのやつは前から作ってみたかった。今回上記のフロート付きも"ひょっとこフィルター"なので、一気に2機作れて満足。イタレリのはレベルとは逆にプラが柔らかいうえに薄肉なので組み立て後もちょっと力が入ってしまうとギコギコを軋んだ音がする。

ついでにやってた昔作ったAIRFIXのMk.Vのメンテも一旦終了。

引き続き塗装のタッチアップをやって、省略してた7.7mm銃の銃口のテーピングを赤く塗ったマスキングテープで再現しておいた。同じ塗料を使ってる筈なのにタッチアップした部分の色調が合わない(下面も同様)。今更調色なんてする気は無いのでこのまま。まあ、汚れか退色だと思ってほっておく。

ところで、スピットって世界一RAFのラウンデルが似合う機体だな。主翼にデカール貼ったとたんにぐんっとカッコよさが増幅する感じ。これに曲線的な迷彩がまた合う。そうえばこんな模様した蛾だか蝶だかいなかったっけ?


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しばらく進捗がなかった(他にもやりたい事はいっぱいあるんだよ)スピットだが漸くデカール貼りが完了。


マッチ+PMのフロート付き。デカールはPMキットのものを使用。フィルムが薄くてかつ丈夫な良品、マッチの運河彫りにも追従できる優れモノだった。すごいぞPM!ただし肝心の試作機を示す'P'マークの発色が悪いうえに下地が透けてしまい全く見えない。止む無くこの部分のみ水性カラーを使って手書き。外側のサークルはカラス口コンパスで描いて(曲面だったので結構難しい)、Pの字は気合で手書き。後で見たらちょっと位置がずれてたが、もう直す気力はない。


イタレリ。此方のデカールも問題なしで貼れた。細かい注意書きのデカールがいっぱいあってメンドクサイ。


レベル。これもデカールの材質自体は問題なし。胴体の帯とコードレターの色(スカイ)がイマイチだったので、帯はイタレリのデカールを流用、コードレターは代替品が見つからなかったので('A'が4っも必要)そのまま。また胴体のラウンデルが印刷ずれで寄り目になっていたのでマッチのキットのデカールを流用した。

各キットとも主翼の7.7mm銃の銃口を塞ぐテープをデカールで再現しているが、貼った時の見栄えを考慮してか扇型だったり平行四辺形だったりするんだけど、PMのは普通に長方形。実際にもテープを貼るだけなので少なくとも扇型はないよな。というわけでレベルとイタレリのものは長方形に切りそろえてから貼った。

あとは細かいパーツと脚をつければ完成だ。

作業の合間に昔作ったAIRFIXのMk.Vbをメンテナンス。

汚し塗装が酷過ぎたので少し落とした。キットは薄い凸モールドだったので機銃のアクセスパネルとかだけスジボリしておいたのだが、なぜか20mm銃のパネルだけ消えかかった凸モールドのままで放置。もちろんスジボリに直した。迷彩塗装もちょっと雑だったのでタッチアップ。作成時に使った塗料でタッチアップしたのになんか色が違う。経年劣化だろうか?


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