私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

仁徳天皇淡路島へ

2015-07-04 10:10:46 | 日記
 黒日売との必死の別れがあったばかりですが、「黒日売恋し」の思いが、日に日に募のるばかりです。どうにかしてでも、もう一度「黒日売」に逢いたいと、切に思われた天皇は、又も、戦略を考えます。そんな彼の思いを達成するには、まず、大后の嫉妬を起こさせない方法しかありません。「黒日売に逢いに吉備の国へ行く」と言うことを知られようものならば、どのような彼女の嫉妬が起こるかもしれません。やっとその怒りを鎮めたばかりなのです。

 どうしたとお思いでしょうか????

 この仁徳天皇の、大后に知られないように吉備の国まで黒日売に逢いに行く作戦を、古事記には簡単に、次の「3字」で以って説明しているだけです。

  “欺大后”
 
 とだけで。石之日売命を「欺く」作戦です。「淡路島に行幸する」と大后に告げます。この島への行孝は、応神天皇も行幸されておりますから、仁徳天皇が始めてだということはないのですが、日本書紀には、仁徳天皇が淡路島に行幸されたという記事は見当たりません。