「布斗摩邇邇卜相而」の「卜相而」を<ウラヘテ>」と読ませております。
ここで注視したいのは、天神は神様です、でも、「卜<ウラヘ>」によってものごとの判断をなされていたのです。これについて、宣長は
「上ツ代には、萬の政<ミワザ>にも、己がさかしら(=知ったかぶりをする)を用いず、定めがたきことをば皆卜(ウラヘ)て、神の御教を受けて行い賜う」
と、全宇宙を総て支配している神様だって、占いによって物事を決めていたのだそうです。
「まさか神様が占いなんてと疑う人がいるなんてどうかしているよ。そなん事などあんまり細々と詮索せんでもいいではないか。神様のしたことですので。」
と、いとも簡単に説明しております。
まあ兎に角イザナギイザナミの神は自分たちの疑問を天乃神に尋ねます。すると、その答えは
「天の柱を廻った時、女性が先に「阿那邇夜志愛袁登古」と言ったからだ。
“亦還降改言”<マタカエリクダリテアラタメテイヘ>と言われたのでした。 「もういっぺんやりなおして、今度は男神から、先に言葉を女神に懸けなさい」と言われたのです。
これが天之神のお告げだったのです。
ここで注視したいのは、天神は神様です、でも、「卜<ウラヘ>」によってものごとの判断をなされていたのです。これについて、宣長は
「上ツ代には、萬の政<ミワザ>にも、己がさかしら(=知ったかぶりをする)を用いず、定めがたきことをば皆卜(ウラヘ)て、神の御教を受けて行い賜う」
と、全宇宙を総て支配している神様だって、占いによって物事を決めていたのだそうです。
「まさか神様が占いなんてと疑う人がいるなんてどうかしているよ。そなん事などあんまり細々と詮索せんでもいいではないか。神様のしたことですので。」
と、いとも簡単に説明しております。
まあ兎に角イザナギイザナミの神は自分たちの疑問を天乃神に尋ねます。すると、その答えは
「天の柱を廻った時、女性が先に「阿那邇夜志愛袁登古」と言ったからだ。
“亦還降改言”<マタカエリクダリテアラタメテイヘ>と言われたのでした。 「もういっぺんやりなおして、今度は男神から、先に言葉を女神に懸けなさい」と言われたのです。
これが天之神のお告げだったのです。