私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

吉備の美女「黒日売」

2015-07-25 10:54:53 | 日記
 さて、「仁徳さんを忘れちゃぁおらん?」という備中方言がありますが、そのとおりになってしもうたんじゃ。2,3回ですまそうとおもようたんじゃが、淡路島にちィて、ちィちィなごうなってしもうたんじゃ。

 再び、仁徳天皇さんのお話に戻します。

 ちょっと前の部分を復習がてらに・・・
 天皇の后「石之日売<イワイノヒメ>命」は嫉妬心が強く、特に天皇に恋人(妃)ができようものなら、その女性に対してどんな仕打ちが有るか分かりません、だから、天皇のお側に仕える女官たちは「天皇の思い人」になったと噂でもされようものなら、その仕打ちを恐れて、ひやひやしどうしでお仕えしておりました。
 その天皇の思い人になったのが、当時、日本一の美人だと噂されていた吉備の国の「黒日売」でした。
 彼女は、毎日、毎日、大后の嫉妬による仕打を恐れて、一刻の安心もできません。ついにはノイローゼ気味に成り、「父母のいる吉備に帰りたい」と天皇に懇願します。
 仕方ありません、天皇も大后の嫉妬による黒日売への何らかの危害を防ぎきれません。そこで、しぶしぶではあったのですが、その帰省をお許しに成ります。
 何てだらしない大王でしょうか。とお思いでしょう???。あの大仙古墳の主なのですよ。

 
 
 そこで駄洒落を   
   ”一か二か 心揺れども 摩佐豆古の
                玖邇幣玖陀流を 高殿から見る”
   ”世の中に かかあ殿下は 絶えなまし
                空を仰ぎて 深く息する”
   ”世の中に浜の真砂は尽きるとも
                嫉妬(うはなりねたみ)の種は尽きまじ”