天宇受売命<アメノウズノミコト>は
①天香山に生えている日影<ヒカゲ>を“手次繁<タスキニカケ>”
②真拆<マサキ>を鬘<カツラ>にして
③小竹葉<ササバ>を束ねて手に持ち
です。この3つが身支度ですが、その服装までは記してはいません。多分昨日書いたようなグラマーな大変な美女です。きっと、その服装も自慢の肉体美を引き立たせるような色彩豊かなきらびやかなものだと思います。周りの神々が、あっと驚くような出で立ち姿ではなかったかと思うのですが????そんな美女が、突如として神々の前に現れます。しかも。何時の間にやら用意されている
“汗気<ウケ>”
を伏せた上にです。「汗気」とは中が空っぽの台で、此の台上で、舞いを舞えばその振動が響いて大きな音が辺りをとよもし、そこにいるみんなをあった言わすような仕掛けがしてある特別に作らせた台です。そこら辺にある酒樽などを利用したのではありません。思金神の考案した特別に設えた台なのです。