私の畑の脇には夏いきれの残像を一杯に残す夏草が秋の気配を漂わせております。
其の草を刈り取り大根などの秋物を植えました。刈り取った草たちが何となく夏をいとおしむように、そこら辺りに散らかっており、何だかもの言わぬ声を私に向けているように思え、その中の一握りの草を持ち帰り、玄関に生けてみました。
“夏過ぎて 吹くそよ風に 真金吹く さやけき秋の 吉備の足音”
其の草を刈り取り大根などの秋物を植えました。刈り取った草たちが何となく夏をいとおしむように、そこら辺りに散らかっており、何だかもの言わぬ声を私に向けているように思え、その中の一握りの草を持ち帰り、玄関に生けてみました。
“夏過ぎて 吹くそよ風に 真金吹く さやけき秋の 吉備の足音”