MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.070 「ボーン・レガシー」(2012年 135分 シネスコ)

2012-10-23 23:48:18 | 2012年劇場鑑賞
監督 トニー・ギルロイ
出演 ジェレミー・レナー
   エドワード・ノートン
   レイチェル・ワイズ



マットデーモン主演の大ヒット作「ボーン」シリーズ3部作のスピンオフ?
それとも新たなシリーズの幕開けになるのか?
そんな感じで公開された期待の作品であります
予告では結構迫力ありそうだし、ジェレミー・レナーも格好ハードなアクションを見せてくれそうな感じ・・・

(あらすじ)

最強の暗殺者を生み出すCIAの極秘プログラム、トレッドストーン計画とブラックブライアー計画。
その最高傑作として生み出されたジェイソン・ボーンが、失った記憶を追い求めながら、自身の人生を大きく狂わせた同計画を白日のもとにさらそうと、CIAとの戦いに挑んでいた。
その裏で、ボーンと匹敵する能力を秘めた暗殺者アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)を巻き込むようにして、さらなる戦いと陰謀が動き出していく。
そして、CIA上層部ですら認知していない2つの計画を上回るプログラムの存在があり……



ジェイソン・ボーンのドラマと同時進行的に展開する違う場所での物語
それだけに前作のシリーズを見ておくのがおススメかも?
私は3作とも見てますけど、例によって覚えてません・・・予習でDVDでも借りとけばよかった
ボーンシリーズのメンバーも出てくるので、多分3部作を押さえておいた方が良いでしょう

映画としては場面場面迫力あるし、見せ場も多いけど予習不足と3部作の記憶が薄いために
ストーリーをやや追うのに苦労しました
ストーリーが複雑に展開して行くだけに前半は良く見ておかないとイケないです
でも後半のバイクのチェイスのシーンや屋根の上の追いかけっこなどは早いカット割りなどの編集で見ていて面白い!
特に後半出てくる暗殺者の不気味に強そうなキャラは期待を抱かされる
でもその割には最後はやや呆気ないのが残念!



久しぶりに見たレイチェル・ワイズが良かったな~
最近あまり出演作見て無かったけど、やはりいい女だ!



★★★ 2012.10.18(木) TOHOシネマズなんば 本館プレミア 18:10 C-8


No.069 「ロック・オブ・エイジズ」(2012年 123分 シネスコ)

2012-10-15 00:35:33 | 2012年劇場鑑賞
監督 アダム・シャンクマン
出演 ジュリアン・ハフ 
   ディエゴ・ボネータ
   トム・クルーズ



これはブロードウェイでも上演されてるロングランミュージカルの映画化
友人がブロードウェイに先日行ったら金券ショップでチケットが格安で売ってたらしいが・・・
80年代のハードロックがバンバン使われるという事でHM/HRファンとしてはとても楽しみな作品
でもイマイチ興業成績が奮ってないような気がしますが・・・

(あらすじ)

栄光とスキャンダルに彩られた80年代のハリウッド・サンセット通り。
歌手を夢見て田舎から出てきたシェリーは、ライブハウス“バーボン・ルーム”でウェイターをしながら歌手デビューを目指す青年ドリューと出会う。
彼の紹介でシェリーもバーボン・ルームでウェイトレスをすることになり、2人は次第に距離を縮めていく。
そんな中、かつての勢いはなくなったもの、いまだカリスマとして業界に君臨するスーパー・スター、ステイシー・ジャックスのライブがバーボン・ルームで行われようとしていた・・・



歌手を夢見る若い1組の男女がひょんな事で知り合い、恋に落ちるがやがてケンカ別れして、それぞれの道を歩もうとするが・・・って実に分かりやすい恋とサクセスストーリーの王道的な展開
でもこの映画のストーリーはむしろそんな分かりやすい話で良くて、筋は二の次でやはり劇中で歌われる音楽が重要!
特にカリスマロッカー演じるトム・クルーズの数年に一度ぐらい見せてくれる怪演が見どころの一つ・・・
ガンズアンドローゼスのアクセル・ローズがモデル見たいだが・・・
その不気味で怪しげなイッチャた感の芝居はまさに80年代の堕ちたカリスマらしくて良かったぞトム君!
アクセル自ら歌唱指導したと言われる歌声も良かった

実質の主役ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボネータはもちろんキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アレック・ボールドウィンと言った面々も中々の歌いっぷり!
でもそこにR&Bの歌姫メアリー・J・ブライジが歌いだすと皆そちらに持ってかれるの致し方無しと言ったところかな・・・(笑)



ガンズアンドローゼス、デフレパード(映画のタイトルの同名曲の♪ROCK OF AGESがかるし、3曲も使われてた)、BONJOVI、ホワイトスネイク、エクストリーム、スターシップetc・・・個人的にヘビメタに興味を持ち始めた頃の時代だけに内容云々より曲を聴いてるだけで嬉しくなってきたぞ~
映画や作品と関係ないが、今年初めて関東圏に足を延ばしてラウドパーク12に参戦するけど、よい景気づけになった!



★★★★ 2012.10.11(木) なんばパークスシネマ シアター8 18:05 I-13

No.068 「エージェント・マロリー 」(93分 シネスコ)

2012-10-12 23:39:27 | 2012年劇場鑑賞
監督 スティーブン・ソダーバーグ
出演 ジーナ・カラーノ
   ユアン・マクレガー
   チャニング・テイタム



久々にアクションスター誕生の予感をさせる映画の登場です
それも女性のアクションスター、ジーナ・カラーノという実際の女性格闘家!
こういうアクションスターが最近いないので「ハンガーゲーム」や「ボーンレガシー」を蹴って見に行きました

(あらすじ)

あらゆるミッションを完璧に遂行する、世界でもっとも危険で美しい女スパイ、マロリー・ケイン。
ある日、マロリーのもとに、民間軍事業者の経営者で元恋人であるケネスから、バロセロナでの人質救出の依頼が舞い込む。
アーロンと手を組み、綿密な作戦へと驚異の身体能力で、敵を窮地へ追い込み、無事に人質を救出することに成功。
その活躍を聞きつけたMI6から、新たなパートナーのポールと共に夫婦を装い、謎の男を追跡してほしいという新たな任務が下される。
しかし、ダブリンへ向かうマロリーの背後には、彼女の命を狙う黒い影が息を潜めていた。



予告編を見た感じでは女格闘家ジーナ・カラーノ主演のアクション映画なので強烈なインパクトを与えてくれそうな期待が膨らんでおりました
たしかに柔術系の技などさすが格闘家らしい動きも見せるし、その他のアクションも見事にこなして新アクション女優誕生を予感させてくれます
ただこう言う映画はわかりやすい展開のB級映画にしてジーナ・カラーノを全面に出したようなワンマン映画にした方がよかったんではないかと思います

スティーブン・ソダーバーグ監督と言うことで時間軸が前後する展開はなかなか面白いんですが、女格闘家ジーナ・カラーノを主演にした映画ならもっとわかりやすいシンプルな映画の方がよかったと思う
またがその方がジーナ・カラーノがより生きたような気がします(もちろん製作側はそんな気はさらさら無いんだろうけどね)



個人的好みならB級映画のノリでのが見て見たかった
ジーナ・カラーノと言う新たなアクション女優が登場したのに主演女優と作品が微妙にミスマッチに感じた
ソダバーグ映画って事で何気にオールスターキャストです
重病と言われたマイケル・ダグラスが特に激ヤセとかしてなくて変わらず出演していたのがよかったですね




★★ 2012.10.4(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン4 21:10 C-14

 

No.067 「アイアン・スカイ」(2012年 93分 シネスコ)

2012-10-10 21:16:44 | 2012年劇場鑑賞
監督 ティモ・ヴオレンソラ
出演 ユリア・ディーツェ 
   ゲッツ・オットー
   ウド・キア




前から期待していた作品がいよいよ公開されました
かつて「ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン」がそうだったように、映画ファンの熱烈な支持を集めて公開された映画です
元々はB級のバカ映画ですが、ロードショー系でのシネコンでの公開という好待遇に更に期待してしまいます

(あらすじ)

2018年。アポロ17号以来となる有人月面着陸プロジェクトによって月に送り込まれた黒人ファッションモデルのジェームズ・ワシントン(クリストファー・カービー)は、第二次世界大戦の敗戦からこの地に逃れてき…



ナチスが月面に逃れて基地を築き、虎視眈々と世界侵略の機会を狙ってるという設定
これだけでもバカ映画らしくて、パロディ映画らしい設定で面白い
「チャップリンの独裁者」を持ち出すところはいかにも・・・って感じだし、同時にあの映画に対するリスペクトを感じます
元ネタやインスパイアされた作品に対するリスペクトというのはパロディ映画には大事なことですね~

ナチがUFOを飛ばしたりするのは実際に当時のナチならやってそう・・・なんて想像してしまいそう
宇宙から攻めてくるナチに対抗するために各国が対応に追われるが、これがまた風刺が効いていて面白い
でもドタバタなバカ映画と思ってると後半は何となく意外にもマジと言うか、ちょっとしたテーマのようなモノが見えてきて
それが良いのかどうか個人的にが終わって見れば微妙な感じだった・・・
もっとバカバカしさを通して欲しいかった気もする・・・まぁこれでも充分バカバカしいが



CGが結構良く出来ていたのも印象的です
でも国際的な怪優ウド・キアが早々に消えてしまうのはやや残念でした



★★★ 2012.10.4(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター12 18:10 E-6

No.066 「バイオハザードV:リトリビューション 3D版」(2012年 96分 シネスコ)

2012-10-01 00:50:26 | 2012年劇場鑑賞
監督 ポール・W・S・アンダーソン
出演 ミラ・ジョヴォヴィッチ
   ミシェル・ロドリゲス
   シエンナ・ギロリー



この映画もシリーズ最新作・・・すでに5作目になるようですが、毎回あまり印象に残らないです
ゾンビ映画ってくくりで当初は見てたけど、あまりそう言う雰囲気も薄れてきた・・・ま、原作ゲーム同様もですがね
前作に続いての3D映画としての公開ですが、正直3Dももう驚かなくなってきた・・・

(あらすじ)

大企業アンブレラ社が開発したウイルスがまん延した地球は、アンデッドであふれ返る状況に陥っていた。
生き残ったアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)はアンブレラ社への潜入調査で、自らの驚がくの過去を知ることとなる。
さらに、アリスと仲間たちは滅亡の危機を引き起こした人物を捜し、東京、ニューヨークと世界中を追跡。
そんな中、すべてを覆す新事実が明らかになり……



今回の映画はストーリー的にはほとんど内容が感じられないね
まるでまさにゲームのような脱出ミッションが中心となった展開の96分間
そういう意味ではスピーディでアクションゲーム見たいな仕上がりですね
中島美嘉がまたまたゾンビで登場し、今回はミラ・ジョヴォヴィッチと戦う役に躍進!
でも歌手のイメージとは違う感じで出てくるんで中島美嘉が出てると知らなかったら気付かない人も居るかも?

ゲーム同様のキャラがゲームとは関係ない設定で登場、過去のシリーズの主要メンバーも揃いでシリーズの集大成か?と思わせるが、なかなかどうしてこう言う映画には終わりがない事を教えてくれる
今、何かと話題のオスプレイまで出てくるというタイムリーな映画ではある



追跡者のようなのと、リッカ―のようなモンスター類(特にリッカ―は巨大化してた?)も当然出てくるが、見かけの割には弱いのがやや肩透かし・・・その分ゾンビが大量に出てくるか?と思えば、気がつけばクライマックスは人間同士の打ち合いでしたな~
もうそろそろ潮時のようなシリーズだけど、またするんだろうな~ここで辞めるのも不自然だから・・・




★★★ 2012.9.27(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン7 21:30 J-5

No.065 「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」

2012-09-30 17:13:26 | 2012年劇場鑑賞
監督 本広克行
出演 織田裕二
   柳葉敏郎
   深津絵里



TVシリーズからリアルタイムで見ていましたこのシリーズ
当時滅多にTVドラマは見ない私が留守録してまで見ていたもんですが、いよいよ今回でファイナルのようです
前作の「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」があまりにもツマラナイ映画だったから、今回も過度な期待・・・というよりまったく期待せずに鑑賞です

(あらすじ)

国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が起こり、その後被害者が殺された状態で発見される。
殺害に使われたのは、警察が押収した拳銃だった。
捜査を担当することになった湾岸署だったが、青島(織田裕二)ら捜査員には情報がまったく開示されない方針が決定。
そんな中、第2の殺人が起き、続く第3の事件では真下(ユースケ・サンタマリア)の息子が誘拐されてしまう。



今回は過去の事件がバックボーンとして展開していき、本筋一本で展開していき、いつもより小ネタ的な事件は少ない
その分ストーリーとしてはいつもよりシンプルな感じがした
でも細かい伏線がチョクチョクあるのはいつもの通り・・・
「ブレードランナー」を思わすようなセリフなどは相変わらずこの監督の映画好きの現れか?

前作のようなダラダラした感じはなかったので、結構面白く見れました
無理やり感のあるスリーアミーゴの再結成や、派閥争いにビールの隠ぺい工作等、事件とはまったく無縁のところでドタバタするお遊びも健在ですが、ここら辺はマジで見ると実にバカバカしいので賛否が分かれるかも知れないが、でもこれが無いと「踊る大捜査線」では無いしね~



シリーズの総決算的な意味あいの作品にしては、なんか終わった感のようなのが感じられない
あわよくば復活出来るようにしてんかな?
でももういいで・・・



★★★ 2012.9.27(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン2 18:30 N-26

No.064 「ブラック・サンデー」(1977年 143分 シネスコ)

2012-09-21 23:53:07 | 2012年劇場鑑賞
監督 ジョン・フランケンハイマー
出演 ロバート・ショウ  
   ブルース・ダーン
   マルト・ケラー



午前10時の映画祭の一環として公開された「ブラック・サンデー」を見てきました
なんたって劇場公開直前に公開中止となった幻の劇場公開作です
スクリーンで見るのは貴重な事なんです
館内も平日の昼にはそれなりの入りだけど、男性客中心の客層は相変わらず年齢層高いです

(あらすじ)

大統領を含む数万人の観客を呑み込んだスーパーボウルの競技場を爆破しようと企む国際テロ組織と、イスラエル特殊部隊の攻防を描いたトマス・ハリスのベストセラーの映画化。フランケンハイマー演出のダイナミズムが染み渡る堂々たるアクション・スリラー大作で、劇画的にまで次々と見せ場を連ねる昨今流行の“ジェットコースター・アクション”では決して味わえない、大人のエンタテインメントになっている



見どころの多い映画だけど、前半はやや各主要キャストのそれぞれの行動を交互に描かれて行くんだが、正直この辺りのシーンはやや疲れる
でも中盤から後半に盛り上がって行くのはさすがですね~最近の作品にはない重厚な雰囲気さえ感じます
特にクライマックスに近付くに従ってどんどんとサスペンスが盛り上がっていく所はさすがジョン・フランケンハイマー監督らしいです

スタジアムのシーンは実際にスーパーボールの試合でロケしただけに臨場感は抜群です
昨今の作品ならCGでスーパーボールのスタジアムさえ作ってしまうんだろうけど、生の会場というライブ感が伝わってきて、ある意味アナログならではの凄さのようなものを感じます
特に飛行船のシーンはCGでは味わえない実物のもつ迫力がスクリーンからひしひしと伝わってきました



色々政治的な背景で上映中止になったらしいけど、今見て見るとそんなに中止にしないとイケないような内容とまでは思えないんですがね~
劇場未公開というのがとても残念な感じ・・・
それと今回初めて知ったのがこの作品の原作がトマス・ハリスだったんですね~
あの「羊たちの沈黙」の作家とは思えないスケールの大きいパニック小説・・・だったのかな?(原作読んでないからわからない)



★★★★ 2012.9.20(木) TOHOシネマズ梅田 アネックス シアター10 15:50 D-5

No.063 「デンジャラス・ラン」(2012年 115分 シネスコ)

2012-09-20 00:03:42 | 2012年劇場鑑賞
監督 ダニエル・エスピノーサ
出演 デンゼル・ワシントン
   ライアン・レイノルズ
   ヴェラ・ファーミガ



この日に見た3本目の作品はデンゼル・ワシントンの最新作
今回は凶悪犯という悪役ですが、「トレーニング・ディ」でも悪徳刑事を演じてたように、こんな役でも難なくこなしてしまうデンゼル・ワシントンの役者としての実力を見せてくれるでしょう
それがこの映画の一番の見どころではないでしょうか?

(あらすじ)

36か国で指名手配中の元CIAの腕利きエージェントであるトビン(デンゼル・ワシントン)は、南アフリカのCIAのアジトに連れてこられる。
彼が身柄を拘束されるやいなや、鉄壁の守りを誇るはずの隠れ家が何者かの攻撃を受ける。
アジトの管理責任者である新人のマット(ライアン・レイノルズ)は、何とかトビンを連れて敵から逃れるが……



デンゼルが悪役と言っても心底悪い奴なのか?
という疑問を持ってしまうが、やはり・・・って感じでした
でもこういう役でも実に凄みのある悪役を演じてしまうのはさすがデンゼル・ワシントン!
相手役のライアン・レイノルズがあたふたするような役だけにこの2人の対比が面白くて、でも気がつけばちょっとした良いコンビに見えてくる・・・

CIAにそれぞれのアジトの管理責任者が居て、そこでしかるべき任務まで淡々とした日々を送りアジトで過ごすという人たちが居るというのがこの映画で知りました
映画では危険な任務を遂行する工作員しか描かれてないから何気に斬新でした



映画の展開としては特に目新しいものはなく、結局デンゼル・ワシントンの凄さだけが印象に残る作品
それちCIAにもこんな仕事があるんだな~と言う事ぐらいか・・・
まぁ~普通に面白かったっていう作品でした




★★★ 2012.9.13(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン7 21:40 F-25


No.062 「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」(2012年 83分 シネスコ)

2012-09-18 21:22:17 | 2012年劇場鑑賞
監督 ラリー・チャールズ
出演 サシャ・バロン・コーエン
   アンナ・ファリス
   ベン・キングズレー



予告の時からなんか変な映画やな~と思ってた作品 中東でハリウッドの映画でなんか事件が起こったとかどうとか聞いたがてっきりこの映画か?と思ってしまった(笑)
こう言うコメディ映画は日本ではビデオスル―だったりする訳ですが、特にこの映画は主役のサシャ・バロン・コーエンが日本では馴染みのない役者だけに、よく劇場公開されたもんだな~と感じています

(あらすじ)

アラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)は、幼いころから北アフリカにあるワディヤ共和国の独裁者として君臨していた。彼は気に入らない相手を即刻処刑したり、核ミサイルの開発に手を出したりとやりたい放題だったが、ある日、核ミサイルの件で国連から釈明を求められてしまう。
そこで将軍は意気揚々とニューヨークに旅立つが、陰謀により捕らえられ、立派な口ひげをそられてしまい……



冒頭からして「キムジョンイルび捧げる」というスーパーが登場すように実にブラックなネタで笑わしてくれるが、そのお下劣度は相当キツイ・・・
よってオープニングからドン引きしてしまう人も居るでしょうね~
正直、この調子で最後まで行かれたら・・・と私も早々にお下劣ギャグの食傷気味でした



しかし筋の無いおバカパロディオンリーの作品かと思ってると、アメリカ映画らしいラブコメ的な要素が途中から入ってきた辺りから面白く見れた
終わって見れば王道的なハリウッドコメディ映画のような作品でした
しかしこの作品での数々のお下劣ネタはブラックを通り越して下品そのもので、ダメな人は眉をしかめるのは必至です
楽しめる人と楽しめない人が確実に別れる作品・・・でもそう言う所にどこか爽快感を感じてしまう



★★★ 2012.9.13(木) TOHOシネマズなんば 本館 プレミアスクリーン 19:50 B-8

No.061 「最強のふたり」(2011年 113分 ビスタ)

2012-09-15 23:34:14 | 2012年劇場鑑賞
監督 エリック・トレダノ 、オリヴィエ・ナカシュ
出演 フランソワ・クリュゼ
   オマール・シー
   アンヌ・ル・ニ



久しぶりの3本まとめて見てきました
夏休み映画から秋の映画へとの中間的な時期ですが、こんな時期に意外と良い映画が公開されたりします
この映画もその1本と言っていいような期待作であります
でもこの映画はコメディというカテゴリーに入ってるようで・・・障害者と介護者の話がコメディーって・・・

(あらすじ)

不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。
すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……



久しぶりに良い映画を見ましたね
感動的なドラマなんだけど、無理やりに感動させようとするような意図もなくて自然にドラマに入っていけるのがいいですね
障害者と介護者と言う一見深刻な人間ドラマを連想してしまいそうだが、常に明るく笑わせてくれる
一見強面でやんちゃな黒人のドリスが全身麻痺で完全介護が必要なフィリップに対して、何の気遣いもなく言いたい事を言う。
眉を潜めそうな事でもフィリップはいつも笑って楽しそう・・・
色んな介護者に介護されてきたであろうフィリップだが、本当に彼が必要としていた者こそがこのオマーのように、障害者だからと言って変に気を使わない、本音で接してくれる人間だったんでしょうね



これもまさに色んな要素が重なって産まれた縁というものなんでしょうね
単に友情とか簡単な言葉では表せないような絆を感じさせてくれます
クラシック音楽趣向のフィリップに対してアースウィンド&ファイアーのブギ―ワンダーランドでお返しするドリス、このダンスのシーンで何故か目頭が熱くなり、ラストのレストランでのドリスとフィリップの笑顔に涙ポロポロ出そうになった
泣かそうとするのでなく、いつしか気がつけば目頭を熱く濡らせてくれる・・・そんな自然体な人間力の素晴らしさが感動を呼ぶ快作!



★★★★★ 2012.9.13(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン5 16:50 C-9