MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.060 「プロメテウス 3D版」(2012年 124分 シネスコ)

2012-09-04 00:07:10 | 2012年劇場鑑賞



監督 リドリー・スコット
出演 ノオミ・ラパス
   マイケル・ファスベンダー
   シャーリーズ・セロン


この日の2本目は最新作の鑑賞
場所は同じくTOHOシネマズ梅田です
この作品が上映してるスクリーンはかつての北野劇場跡のスクリーンで、これがやたら広い!
天井のシャンデリア風の電球といい内装の感じはかつての劇場の風格を漂わします
なんか懐かしい雰囲気を感じますね

(あらすじ)

人類が長年にわたって追い続けている、人類の起源にまつわる謎。
地球で発見された古代遺跡から、その答えがあるかもしれない未知の惑星の存在が浮かび上がる。
科学者たちを中心に編成された調査チームは、宇宙船プロメテウス号に乗り込んで問題の惑星へと向かう。
惑星にたどり着いた彼らは、人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を目の当たりにして息をのむ。
誰も到達できなかった人類誕生の真実を知ろうとチームの面々が探査に没頭する中、思いも寄らない事態が迫ろうとしていた・・・



この映画の予告の段階からずっと気になってたのが、このビジュアル感がどうもリドリー・スコット監督のある映画とそっくりな事!
誰もがそれに感じてると思うのですが、まさか同じセットしか思い浮かばなかった?
あるいはわざと・・・?
冒頭の冷凍冬眠から覚める宇宙船の乗組員や2本の腕を曲げたような宇宙船や巨大人の造形、さらには軟体生物を切り刻めば、酸性の血液噴き出し宇宙服さえ溶かしてしまう・・・
もうまったく×××××やんけ!

そう思ってたら何とこれって×××××と実はつながってる?!
辻褄が合わないような部分もあるけど、どこからどう見ても「×××××:リイマジネーション」あるいは「×××××:ヒギンズ」のような映画・・・エンドクレジットもH.R.ギ―ガ―(言うてもた!)の名前も知っかり出てくる



さて映画としてはSF映画らしい謎に満ちた冒険心がいっぱいの映画だけど、展開的にこれと言った目新しさは感じない
あの映画にソックリのビジュアルだし、余計にそう感じるんですが、ただ最新の技術で作られたという意味では言えば絵図ら的にはあの暗い死の惑星がリニューアルして凄く重みのあるセットで迫力が増していた

最近売れっ子のノオミ・ラパスが主人公・・・でもこういう映画にはなんか地味な感じ?
次回は本家「ミレニアム」のリズベッド役のイメージとは全然違う007のボンドガールとか・・・



★★★ 2012.8.30(木) TOHOシネマズ梅田 シアター1 21:15 J-37

No.059 「夜の大捜査線 」(1967年 109分 ビスタ)

2012-09-02 21:01:56 | 2012年劇場鑑賞



監督 ノーマン・ジュイソン
出演 ロッド・スタイガー
   シドニー・ポワチエ
   ウォーレン・オーツ



久しぶりに梅田で映画鑑賞
それも午前10時の映画祭です
今回は「夜の大捜査線 」ですが、この映画はもう20年くらい前にレンタルビデオで見たきりです
TV映画劇場でも意外と見てないんですね~それだけに楽しみなんですね

(あらすじ)

南部で発生した殺人事件の容疑者として、駅で列車を待っていた黒人青年ヴァージルの身柄が拘束された。
しかし警察の取り調べによって、ヴァージルは殺人課の刑事であることが判明する。
警察署長のビルは、ヴァージルに反感を覚えながらも、協力して捜査を進めていくが……



さすが名作と言われる作品だけあって見ごたえのある作品ですね
今の時代から見ると強引な理由での犯人の検挙は無茶もいいとこだが、そもそも最初にディップス刑事がウォーレン・オーツ扮する刑事に無茶ぶりな尋問で逮捕される事自体がムチャな設定や・・・
まぁ時代的な感覚が違うのかも知れないけど、今見るとやや滑稽ですね

それでも刑事と判ってから、事件の捜査を一緒にする事になるんだが、ロッド・スタイガー扮する署長との対立が人種差別的な側面を見せるのもある意味この時代を反映しています
2人で署長の自宅で酒を飲みかわすシーンがあるが、和やかに飲んでたと思ったらいつの間にか口げんか・・・それもやはり人種差別的なものを感じさせる



2人の捜査が核心に近づくにつれて周囲の視線も署長に黒人の見方のように思われてくる・・・
この作品は白人と黒人の刑事が殺人事件を追う映画ではあるけど、人種の偏見を乗り越えて分かり合えて行く人間ドラマという見かたができますね
ラストの駅のシーンもしつこくその辺を押しつけるのでなくさり気無く別れて行くのも良かったですね



★★★★ 2012.8.30(木) 梅田TOHOシネマズ アネックス シアター10 18:00 D-14




No.058 「アベンジャーズ 3D版(日本語吹き替え版)」(2012年 144分 シネスコ)

2012-08-28 22:44:39 | 2012年劇場鑑賞
監督 ジョス・ウェドン
出演 ロバート・ダウニー・Jr
   クリス・エヴァンス
   マーク・ラファロ



この日に続けて見た作品はアメリカでも大ヒット中の作品
こういう映画は絶対アメリカではヒットしますね~
いかにもアメリカ人が喜びそうな作品です
何といってもアイアンマン、ソー、ハルク、キャプテン・アメリカetc
マーベルのアメコミヒーローオールスター映画という一種のイベントムービーのような作品
でも案外日本では滑ったりするもんですが、現在日本でヒット中です

(あらすじ)  

知を超えた悪によってひそかに進められる地球壊滅の陰謀。
それを食い止めるべく、大富豪で天才発明家アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、神々の国から地球ヘと追放された雷神ソー(クリス・ヘムズワース)、感情の爆発によって容姿を激変させる科学者ハルク(マーク・ラファロ)などを集めた部隊アベンジャーズが結成される。
しかし、各々が抱えているつらい過去や苦悩が浮き上がっては衝突し合うようになり、人類史上最大の危機に立ち向かうチームとしての機能が消失しかけていた。



さすが華やかで豪華な共演は単純に面白かったです
細かいところをツッコムの抜きにして、まさにコミックの映画化らしく楽しんで見るのがこの映画の正しい見方かも?
各キャラたちが最初はまとまらずにバラバラだが、後半一致団結で悪に立ち向かうという、実によくあるパターンなんだが、王道がゆえの面白さってのがあります
悪役もどことなくユーモラスな部分もあっていかにもコミックぽかった



キャラたちがいがみ合い中々まとまらない部分は個人的にダラけたけど、後半のバトルはテンポもよく見せ場てんこ盛り!
いい大人の男子たちが喜びそうな展開ですね~
アイアンマンとキャプテン・アメリカが主にリーダー各だけど、各単発作品のラストでスカウト活動していたサミュエル・L・ジャクソンも良い味だしてます
原作の絵を見たけどソックリですね~



★★★★ 2012.8.23(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン5 21:10 D-13
   

No.057 「THE GREY 凍える太陽」(2012年 117分 シネスコ)

2012-08-27 22:22:04 | 2012年劇場鑑賞
監督 ジョー・カーナハン
出演 リーアム・ニーソン
   フランク・グリロ
  ダーモット・マローニー



残暑が厳しいこの時期にピッタリの映画を見てきました
夏休みも後半となったこの日はそろそろ夏の映画も大方見てしまったけど、この映画はこの厳しい夏にピッタリの寒い映画
主演がここ最近すっかりと武闘派俳優になってしまったリーアム・ニーソン!
しかしこの映画はよくあるアクション映画と一味違います

(あらすじ)

石油掘削現場で勤務する男たちを乗せ、アラスカのツンドラ地帯を飛んでいた飛行機が、大嵐に巻き込まれて墜落。
オットウェイ(リーアム・ニーソン)ら、7人の男が生き残るものの、そこは周囲がすべて雪に覆われる極寒の地。
一行は取りあえず南へと向かうが、野生のオオカミたちのテリトリーに足を踏み入れていたことから、彼らの執拗(しつよう)な攻撃にさらされることに。
マイナス20度という寒さや、圧倒的な食料の不足にも苦しむ中、雪山を突き進んでいく彼らだったが……



飛行機墜落シーンが異様に迫力がるので、短いシーンだが見どころの一つですね
やたらとシートベルト締めまくる主人公が妙にリアル・・・精神的に
極寒の見知らぬ場所でサバイバルが始まるんだが、当然ながら意見の対立や苛立ちからくる精神の崩壊が始まる
そしてそこに襲いかかる狼たちの群れ・・・
極寒のサバイバル映画と思わせておいて、視覚的な真っ白に覆われたスクリーンから感じる寒さ以上に身の毛もよだつ動物パニック映画の様相となる展開がこの映画の見せ場です

とにかく武闘派のリーアム・ニーソンはたしかにリーダーシップを取るんだが、ほとんど逃げまどう事に終始するという展開が意外ですね
野生の中では完全に狼たちが有利な展開ですね
でもこの映画は通常のパターンなら人間が動物を追う、または反撃して動物と闘うという展開になる所を逆に動物=狼に追いかけらる展開になる
彼らのエリアに紛れ込んだ人間が次々と狼たちに狩られていくという緊張感バリバリのサバイバルムービーです



寒さとそして足場の悪い雪の中に狼たちと渡り合う人間になすすべもなく、逃げ場所を求めて逃げまどう映画というのが面白い
リーアム・ニーソンが狼ハンターという前フリもライフル無ければまったく無力・・・そんな無力ながらも生き延びるために、あらゆる手段講じるも無駄に終わったり、裏目に出たりと自然や野生を前にした時の丸腰の人間の無力さを見せつけてくれる
やっとの事でリーアム・ニーソンがてっきり・・・と思ったら、あらら・・・な展開もなんか凄いね~
ここ最近見た映画の中でも緊張感と野生の凄みが伝わってくる映画だった



★★★★ 2012.8.23(木) なんばパークスシネマ シアター1 17:45 H-3






No.056 「遊星からの物体X ファーストコンタクト」(2011年 103分 シネスコ)

2012-08-11 23:19:41 | 2012年劇場鑑賞
監督 マシーズ・ヴァン・ヘイニンゲン・Jr
出演 メアリー・エリザベス・ウィンステッド
   ジョエル・エドガートン
   アドウェール・アキノエ=アグバエ



なんばパークスシネマから移動し、TOHOシネマズなんばの別館に来ました
この作品にどれだけお客さんが集まってのか?と思って館内に入ると平日のレイトショーにしてはまずまず・・・
ホラー映画に良く見かける男性の1人鑑賞が目立ちます
やはりカーペンターの1作目のリアルタイム世代である40代前後の人たちが目につきます

(あらすじ)

ノルウェーの南極観測隊が、氷の中に閉じ込められた未知の生命体を発見。
古代の生物ではないかと推測され、その調査のために考古生物学者ケイト(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が彼らの基地に向かう。
だが、生命体は解凍されて長い眠りから覚醒。
しかも、それはほかの生物の体内に侵入しては、細胞を同化して宿主そのものに擬態する、宇宙からやって来た生命体だったのだ。
突如として宿主の肉体を破壊するように変形しては襲い掛かる生命体によって、彼らは誰が同化されているのか判断できない状況になっていき……



あのジョン・カーペンター監督のSFホラーの傑作の前日譚
オリジナルをリスぺクトしてるのがとても良くわかる映画ですね
奇を狙わず忠実にオリジナルの展開にそった前日譚として作られてるので、カーペンター版が好きな人には満足出来るのではないでしょうか?

辻褄が合うように単に説明だけでなく、1本の映画としてサスペンスや盛り上がるシーンもふんだんに入ってるし、有名なモンスターかどうかテストするシーンも出てきます
このシーンはオリジナル版と同じような事をすれば、ちょっと不自然さが残りそうなもんだが、絶妙に違い方法でテストしてくれます
オリジナルの冒頭付近で出てくる壁に刺さった斧などの扱いもキッチリよ出てくる細かい描写にオリジナルへの愛を感んじます



ただオリジナルがこの作品の後の話なので、先が判ってる分に展開が読めてしまうので、あのワクワク、ドキドキする感覚は薄れましたがね・・・
でもモンスターのド派手な暴れっぷり面白かった
でもCGモンスターもいいけどオリジナルのロブ・ボッティンが担当したSFXの方が味があって良かったな~



★★★ 2012.8.9(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター10 20:50 D-17

No.055 「ヘルタースケルター」(2012年 127分 ビスタ)

2012-08-10 22:53:16 | 2012年劇場鑑賞
監督 蜷川実花
出演 沢尻エリカ
   大森南朋
   寺島しのぶ



いよいよお盆休みが目前となってきました
どこのシネコンもお盆映画の番組が揃うこの時期は盛況です。
しかしお盆の前から公開され以前人気のある作品もまだまだ公開されてます
この作品も少し前に公開された作品で、この映画の前売りチケットが、どこの金券ショップに行っても前売り券が売り切れというプラチナ化しております
館内も女性が中心となっております

(あらすじ)

トップモデルとして芸能界の頂点に君臨し、人々の羨望(せんぼう)と嫉妬(しっと)を一身に集めるりりこ(沢尻エリカ)。だが、その人並み外れた美ぼうとスタイルは全身整形によってもたらされたものだった。
そんな秘密を抱えながら弱肉強食を地でいくショウビズの世界をパワフルに渡り歩く彼女だったが、芸能界だけでなく、世間をひっくり返すような事件を引き起こし……



何かと話題の沢尻エリカ主演のこの映画ですが、良くも悪くもエリカ様の映画という印象
その分、彼女の鬼気迫る芝居は相当なテンションで演じていて見る者を圧倒する迫力があります
この映画で女優として開眼?と言いたいところだが、この役柄はまさに沢尻エリカしか出来ないくらいにりりこ役にハマっていて、ある意味打って付けの役どころ・・・今後の仕事ぶりに注目と言ったところかな?

トップモデルが弱肉強食の芸能界で転落していくドラマですが、実際に芸能界ってこんなモノがどうか知らないけど壮絶なまでの嫉妬やねたみの渦巻く世界!
そこに美というキーワードを観客に投げかけてくる
それを象徴するかのような極彩色に彩られる画面はまさに華やかで輝かしい芸能化の世界と、そこに渦巻くギトギトさいた人間模様表してるかのように思えてしまった
りりこの妹が冴えない田舎の女子高校生というのも、ある意味りりことの対比として見れてしまう



夢を掴むため身体を切り刻み、前身整形をしてまでも栄光をつかみたい!
そんな若いモデルが夢を叶えて、お山の女王のごとく君臨するサクセスストーリーの中、見る者はこの成功者の立ち振る舞いに嫌悪感を感じるでしょう
嫌味なこの女の悪態の中に孤独と悲しみ、そして何時か世間から忘れされるであろう恐怖が彼女を苛立たせていく・・・ここらの芝居は沢尻エリカがある意味セルフパロディ?と思わせるほどの熱演で見せてくれます
世間の女子高生たちが何かとりりこに熱狂し、やがて違うモデルの登場でりりこから離れて行く姿が時折インサートされていくのは世間の縮図として描かれてるように感じました
この映画は男性と女性は見方が違うでしょうね~

週刊誌目線で行くと注目の沢尻エリカのフルヌードですが予想以上に綺麗でした
噂ほど?の巨乳ではないけどその美乳ぶりはさすが・・・
しかも魅せるだけでなく窪塚洋介との濡れ場も堂々とバストトップも露わに演じていて、その美乳に窪塚が吸いつき、相川翔には揉まれます・・・男目線で言えばこの2人が一番美味しい役どころだった



★★★ 2012.8.9(木) なんばパークスシネマ シアター2 17:30 C-13

No.054 「アメイジング・スパイダーマン 3D(日本語吹き替え版)」(2012年 136分 シネスコ)

2012-08-05 00:22:04 | 2012年劇場鑑賞
監督 マーク・ウェブ
出演 アンドリュー・ガーフィールド
   エマ・ストーン
   リス・エヴァンス



この日はアメコミ映画デーですね
「ダークナイトライジング」に続いてこの「アメイジング・スパイダーマン」の鑑賞
大物アメコミキャラの作品を続けて見る贅沢な一夜です・・・
でも内容は両極端な作品ですね~
片や伝説が終わりシリーズに幕を引いたのに対して、こちらは新たなニューストーリーとして新シリーズ復活をアピールしたような作品・・・当然雰囲気もそんな側面を反映した感じです

(あらすじ)

高校生のピーター・パーカー(アンドリュー・ガーフィールド)は両親が失踪した8歳のときから伯父夫婦のもとで暮らしていた。
ある日、ピーターは父リチャード(キャンベル・スコット)の共同研究者だったコナーズ博士(リス・エヴァンス)のもとを訪れ、研究室で特殊なクモにかまれてしまう。そ
の直後、ピーターの体には異変が起き……



サムライミ版の前シリーズとどうしても比較されてしまいそうだが、旧シリーズと比べて今回はまさに青春映画のような作りになっていて、1作目の誕生編としては申し分ない感じです
スパイダーマン青春編とも言うべき今回は学園ドラマ的な要素が入っていますね
「(500)日のサマー」の監督だけにここらの手腕はなかなかです
主人公ピーターが様々な事で悩み、苦しみやがて成長していくのを今後のシリーズを通して描かれるんでしょうね

ヒロインに関しては旧シリーズの微妙な?人選だったキルステン・ダンストとより、エマ・ストーン演じるこちらがいいですね
旧作同様ピーターはスパイダーマンがゆえに彼女との関係について悩むんだが、トビ―・マクガイヤが3作かけて悩んだ決断をこの映画では1作で決断してしまう・・・と思ったら・・・結局は青春映画らしくめでたくハッピーに!
まぁ高校生だし、やっぱりまだまだ若いね~



今回の悪役はトカゲ男?・・・いかにも人間が変身しました感いっぱいの造形はモンスターながらどこか悲壮感があって、気の毒に思えてしまうが、まるで「ザ・フライ」のハエ男見たいにどこか人間っぽい所がそう感じさすのかな~
このトカゲ男とスパイダーマンの対決を3Dで見るとさすが迫力はあるんだが、でも思ってたほど3D効果は意外と薄かった
ビルとビルの間を飛び移って行くシーンも期待してたほどではなかったし、ラストのカットでスパイダーマンが夜空に舞い上がるシーンが一番効果が出てくらい・・・まぁ3Dに慣れてきたせいもあるかな?
そろそろ何でもかんでも3D版にするのも減ってくれば良いけど・・・料金がどうしても高いしね



★★★ 2012.8.2(木) MOVIX八尾 シアター4 21:20 H-6

No.053 「ダークナイト ライジング」(2012年 164分 シネスコ)

2012-08-04 23:10:02 | 2012年劇場鑑賞
監督 クリストファー・ノーラン
出演 クリスチャン・ベイル
   マイケル・ケイン
   ゲイリー・オールドマン



夏休みに入りあちらこちらのシネコンは平日ながらいつもより人が多いです
ここMOVIX八尾も例外でなくチケットカウンターの前は行列が出来てます
でも応対する店員が一人とはどう言うこっちゃい!上映開始ギリギリに来てたら間に合わんぞ
ここは結構こう言うのがありますね
途中からおっとり刀で一人増えたけど・・・

(あらすじ)

ジョーカーがゴッサム・シティーを襲撃するものの、ダークナイトが死闘を繰り広げ彼を撃破してから8年後。
再びゴッサム・シティの破壊をもくろむベイン(トム・ハーディ)が現われ……



新生バットマンシリーズの最終作として公開された作品だが前作「ダークナイト」が余りにも良かっただけに今回も思いっきり期待してしまいます
前作の続きになってるので 予習しておけば尚さら楽しめるでしょう
前作同様に重厚なゴッサムシティの世界観はアメコミの映画化作品を超越したクォリティの高さ

新たな強敵ベインがゴッサムシティを破壊するため町を占拠するが、今回は前作のジョーカーほど深くキャラ的には掘り起こされてない。
あくまでバットマンと敵対する最強の敵のような位置づけ、そして今回は悲壮感漂うムードがスクリーンから充満してきます
悪に滅ばされようとする町とそんな悪の前に打ちのめされるヒーロー・・・引き裂かれたマスクがより過去の作品以上に悲壮なムードを出す・・・
そしてペインとバットマンの素手による肉弾戦が凄まじい迫力でドス!ドス!と肉と肉がぶつかり合う音が劇場ならではの音響で伝わってきます



単にヒーローが悪を退治する判りやすい設定ではなく、悪に敗れてその悪に支配されようとする者たちの敗北感が画面から伝わるが、しかしこの局面からもヒーローを信じ、そしてそれを信じる一人一人の行動が多数のヒーローを生み出していく。
劇中がバットマンの「誰でもヒーローになれる・・・」というセリフが出てくるが、悪に対して対抗してそれぞれの人たちが立ちあがって行く姿はむしろこの映画の本題にさえ感じてしまう
バットマンですら、彼らの一人とさえ見えてくる・・・

重厚な作風の中に展開するドラマの中で唯一陽の部分に感じるのはアン・ハサウェイの存在
彼女のキャラがこの重苦しいドラマに絶妙な明るさでマッチしていて作品としてのバランスを見事に取っている
それでもクライマックスはさすがにド派手な見せ場を持ってくるし、意外な展開となる後半も面白い
重い映画だが164分という上映時間の長さを感じさせない演出が素晴らしい
これで完結・・・?個人的には「アメージングバッドマン」でもいいからまたスクリーンでバットマンを見て見たいです



★★★★ 2012.8.2(木)MOVIX八尾 シアター3 17:30 L-22



No.052 「BRAVE HEARTS 海猿」 (2012年 116分 シネスコ)

2012-08-02 00:00:28 | 2012年劇場鑑賞
監督 羽住英一郎
出演 伊藤英明
   加藤あい
   佐藤隆太



この日最後の1本は邦画からの作品
この大ヒットシリーズは1作目は未見ですが、2.3作は劇場で見ています
TVも未見だけど見てなくてもそれなりに楽しめるシリーズですね・・・色んな意味で(笑)

(あらすじ)

最高レベルのレスキュー能力を誇る海上保安官特殊救難隊のメンバーとなった仙崎(伊藤英明)と吉岡(佐藤隆太)。
そんなある日、ジャンボジェット機のエンジンが爆発し、機体が東京湾へ海上着水する事故が発生する。
乗員乗客の中には吉岡の恋人、美香(仲里依紗)もいた。
沈没までのタイムリミットはわずか20分という状況で、仙崎たちにさらなるピンチが襲い掛かる。



過去の作品を見ても特筆すべきはこの映画のCGの出来の良さ
邦画としては実にリアルに出来ていて、大型客船やタンカーがいかにもホンモノらしく魅せるCGは目を見張るものがあります
今回もジャンボ機が海に不時着し、沈んでいく過程のCGは下手なハリウッドのCGよりも出来がいいと思います
邦画の弱点とも言うべきこの部分をクリアした事はこのシリーズの多きな功績でしょうね

でもその半面相変わらず脚本面はツッコミ満載で、緊迫したシーンでも余計な話をしたり、一刻を争う事態のハズなのに無線で結構長いこと話したりする・・・
感動を煽る、または盛り上がると言う意味では効果的かもしれないし、「そこは映画だから・・・」の一言でかたずけるにはリアリティに欠けるように思う



過去見た2作品とシュチュエーションが違うだけで、展開はほぼ同じようなもので、4作目となると先が手に取るように読めてしまうのも痛いね
また仲間を救うために救った遭難者をおざなりにしてしまうのもいつものパターン(笑)
海上保安官たちの友情や仲間意識などの部分が全面に出過ぎてるキライがありますね
ビジュアルが素晴らしいだけに、この辺を次回作あるんならキッチリ修正して頂きたいね



★★★ 2012.7.26(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン4 21:10 B-13

No.051 「シャーク・ナイト」 (2011年 91分 ビスタ)

2012-08-01 00:43:40 | 2012年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・R・エリス
出演 サラ・パクストン
   ダスティン・ミリガン
   クリス・カーマック



続いての作品は同じくTOHOシネマズなんばの別館で移動しての鑑賞です
これがまた久々のサメ映画!
「ジョーズ」以来サメ映画ファンでもあるのでここは大きな期待をしての鑑賞となりますね
特に40種類にも及ぶサメが群れをなして襲いかかって来ると言う設定は、サメ映画としては画期的な作品と言える・・・かな?

(あらすじ)

自然に恵まれたクロスビー湖に、女子大生サラ(サラ・パクストン)と6人の若者たちがバカンスにやって来る。
当初は浮かれ騒ぎ休暇を満喫する一行だったが、仲間の一人が湖にいるはずのないサメに襲われたことから事態は一変。
動揺する若者たちの前に地元のダイバーたちが現われるが、実はこの状況を作り出したのは彼らであり……



オープニングは一人の少女がサメに襲われるシーンから始まるが、これが「ジョーズ」のクリシー襲撃シーンのオマージュのような場面でスタート!
掴みはOKという訳で期待ははらむのですが・・・

B級映画らしい設定で、若者たちのバカンス、あくどそうな田舎の男ども、女優は皆さん水着姿で登場などこの手の作品の必要不可欠な要素は兼ね備えているんだが、なにぶん肝心要のサメが・・・
もっと派手にサメが大暴れし若者たちを食い殺しまくる・・・というB級パニック全開を期待したのだが、どうも中途半端で片腕を食いちぎってトドメさしてなかったり、悠々出て来たシュモク鮫は敢え無く人間に返り打ちの合うわ。イマイチ頼りない



そして何より40数種類にも及ぶサメ軍団がいつ出てくるかと思えば、これがまたセリフでそれぐらい居てると語られるだけで、画面に出てくるのは片手で数えれるくらいという肩透かしぶり!
それなりに楽しめると言えば楽しめるが「ピラニア3D」のような弾けっぷりを期待したら、えらい期待はずれ・・・
それとCGのサメはやはり重々しさが足りないな~ 「ジョーズ」のブルース君のような張りぼてながらも奇跡のような重量感がほしい

エンドロール最後に出てくる、主役も悪役も無礼講なヒップホップのPVは目が点になるのは必至の必殺技に悶死!
笑え!ちくしょう!



★★★ 2012.7.26(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター11 19:05 E-8