MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.075 「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」(2010年 107分 シネスコ)

2010-09-18 00:16:20 | 2010年劇場鑑賞
監督 ケヴィン・スミス
出演 ブルース・ウィリス
   トレイシー・モーガン
   ショーン・ウィリアム・スコット



シネマート心斎橋へ久しぶりに「コップ・アウト 刑事(デカ)した奴ら」という映画を見にいきました。
私好みのバカ映画見たいでやや期待しております。
当然まともな刑事ドラマやアクションなど期待してません(むしろそっちの方が期待を裏切る)
そう思ってシネマートに着くと多数のお客様がロビーでお待ち・・・なかなかこのマイナーな映画人気あんねんな~?
と思ってたらミスチルの映画を見終わったお客さんたちだった・・・そらぁそやな

(あらすじ)

ニューヨークでバディーとして活躍する刑事のジム(ブルース・ウィリス)とポール(トレイシー・モーガン)は、ある捜査の過程で残忍なギャングのポー・ボーイ(ギレルモ・ディアス)と対決するハメに。
そこにポー・ボーイが追う謎のメキシコ美女が現われ、事態はより複雑化。やがて彼らは殺人事件へと巻き込まれてしまう。



この映画いろんな映画へのオマージュがあるらしく、映画ファンなら結構楽しめるという触れ込み。
で、見て見ると冒頭の取り調べのシーンでトレイシー・モーガンがやたら映画のセリフを並べて、それをブルース・ウィリスがそのセリフのタイトルを当てるという場面が出てきた。
このシーン、トレイシー・モーガンがベラベラと早口でセリフを言うんだが、正直耳障りもいいとこでした。
とにかくやかましいったらありゃしない!
アメリカなら大爆笑もんなんでしょうが、何となく鼻に付いたね~(トレーシーの言うセリフの全ての作品を言い当てたブルース・ウィリスが「ダイハード」のセリフだけ知らんと言うとこだけ笑ったが)
フレンチコネクションの駅のシーンとかも再現してましたが、どうせなら徹底的にパロディで押しまくれば良かったかもね~

ま、刑事映画にありがちなコンビもので、お約束ながら嫌味な同僚コンビが居たりして(このコンビの片割れのデ・ニーロのモノマネでまた笑ったが)、しかもブルース・ウィリスは離婚していて、前妻と娘は他の男と暮らしている・・・刑事映画にありそうな要素をいろいろ取り入れた作品だが、途中からだんだんと面白くなってきた。



ブルース・ウィリスの盗まれたベースボールカードから大きな事件へとつながっていくのは強引だが、コメディ映画なら何でもアリでいいでしょう。
でもトレイシー・モーガンのオーバーなテンションはやはり最後まで引いてしまうな~笑うに笑えなかった。
バカげた展開はコメディ映画としては楽しめたけど、アメリカならもっとバカ受けするんでしょうな~

ちなみに終映後ロビーに出たらまたしてもミスチル待ちのお客様が先ほどよりも更に溢れかえっておりました。


★★★ 2010.9.16(木) シネマート心斎橋 スクリーン1 16:25

No.074 「パピヨン」 (1973年 151分 シネスコ)

2010-09-12 00:18:41 | 2010年劇場鑑賞
監督 フランクリン・J・シャフナー
出演 スティーヴ・マックィーン   
   ダスティン・ホフマン
   ヴィクター・ジョリイ



この日の2本目の作品はなんばTOHOシネマズで開催されてつ「午前10時の映画祭」からスティーブ・マックイーンの主演作から「パピヨン」を鑑賞します
この後「ブリット」「大脱走」とマックイーンの主演作が公開されるけど、是非見て見たいですね。
残念ながら「ブリット」は午前10時の上映のみなので行く機会がなさそうですが、「大脱走」は夜の回あれば行きたいですね~一度大画面であの傑作を・・・

(あらすじ)

胸に蝶のイレズミをしている所から“パピヨン”というあだ名で呼ばれている主人公が、無実の罪で投獄され、13年間にも及ぶ刑務所生活を強いられながら、自由を求め執拗に脱獄を繰り返していく・・・



小学生のころTV映画劇場でやってた時、その放送を見た誰かが「あの映画ゴキブリ食う場面出てくるんやで~」って聞いて当時の私「薄気味の悪い映画絶対見るもんか!」と思ったもんでした。
それから数年後TV放送で見た「パピヨン」は実に面白い映画だと少年心に思ったもんでしたが、大人になって改めて鑑賞するとやはり名作ですね。

無実の罪で牢獄されたパピヨンが再三脱獄を試みる姿は、罪から逃れて逃げるというより、由を勝ち取るという姿が、脱獄ムービーというサスペンスな部分以上に人間の執念のドラマとしての部分が強く印象深く感じます。
そんなところがこの映画を深い名作にしてると思います。

スティーヴ・マックィーンとダスティン・ホフマンの2人の演技も素晴らしい。
2人が再会するシーンの何とも言えない間といい、ラストの島のシーンのやりとりは、まさにこの2人でないと出せない雰囲気があります。
独房に収監されたマックイーンの熱演(ここでゴキブリやムカデを食べるシーンが出てくる・・・でも今見たら直接口にするカットは無い)も鬼気迫るものがあるし、また白髪頭になったマックィーンの老け役も実に上手い。



生きるという事にたいして執念を賭けて脱獄を試みる主人公パピヨンの姿は、見る者を勇気づけるぐらいのパワーが伝わる。
ラストの大海原に漂流するパピヨンが「まだ生きてるぞ~!」と絶叫する姿は、何十年に渡るドラマの締めくくりに相応しい名場面です。
やはり昔の映画はエエなぁ~



★★★★ 2010.9.9(木) TOHOシネマズなんば スクリーン1 20:00 F-4



No.073 「東京島」 (2010年 129分 ビスタ)

2010-09-10 23:52:44 | 2010年劇場鑑賞
監督 篠崎誠
出演 木村多江
   窪塚洋介
   福士誠治



今日は洋画で見たい映画がまだ公開されてないこともあり、敷島シネポップで上映されてる邦画を見ることにします。
予告で1~2回ほど見ただけのこの「東京島」という作品。
無人島で1人の女と23人の男とのサバイバルな生活のドラマというストーリーに興味を惹かれての鑑賞ですが・・・

(あらすじ)

清子(木村多江)と夫(鶴見辰吾)が漂着した無人島に、23人の若い男たちが次々に流れ着くが、女性は清子のみ。
いつまで待っても助けの船は来ず、いつしか島を“東京島”と呼ぶようになる中、彼女はただ一人の女性として特別扱いを受けてしたたかに生き抜く。
月日は流れ、島に安住しようとする男たちにいら立つ清子は、脱出のための行動を開始する。



23人の男が一人しか居ない女をめぐって争奪戦を繰り広げるサバイバルな物語・・・そういう風な映画を思い描いてたら全然違ってた!
これは私の認識不足もあるけど、1人の女を奪い合うようなギラギラした肉食系はほとんど皆無に等しいユルユルな草食系男子どものサバイバル物語。
よって期待してた雰囲気とは程遠い映画になってました。

まったくサバイバルという意味では悲壮感はないし、むしろエンジョイしてやがる。
映画としてはどう言う映画なのか、イマイチ見えてこなかったし、最後まで結局何だったの?ていう釈然としないものが残った。
島を出たいとか、助けを待つとか言うもののそれに対して努力もしてなさそうな男たち。
変に上下関係は厳しい見たいだが・・・

途中から出て来る中国人たちとのいざこざなどを入れてストーリーとして動きを付けてるものの、緊迫感のかけらもない無人島で生活をするバラェティ企画のような映画の為、面白味に欠ける映画でした。



おまけに後半は妊娠した木村多江に対して、その子は島の子だとか言い出して、挙句の果てには王国を築いたりしてる・・・何じゃこら?
いっその事そこにジャンボ旅客機が墜落して、実は和製LOSTのプロローグでした・・・って事にした方が面白いわ。

今回木村多江さんはいつものイメージからはタフでしたたかな女の役ですが、こういう映画ならちょっとしたサービスカットでもあれば・・・なんて思ったりしたが、そんな肉感的なプロポーションの女優さんでないからまぁ無理な相談。
相変わらず窪塚洋介は妙なテンションの芝居でしたな~


★★ 2010.9.9(木) 敷島シネポップ1 16:10 E-14


No.072 「魔法使いの弟子(日本語吹き替え版)」 (2010年 110分 シネスコ)

2010-09-04 00:27:17 | 2010年劇場鑑賞
監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ニコラス・ケイジ
   ジェイ・バルシェル
   アルフレッド・モリナ



この映画も見る機会がなかなか無く、ようやく鑑賞できるチャンスに恵まれました。
でも、地元のシネコンでも上映してるにも関わらずこの布施に見にきたのは、この東大阪随一のシネコンで、北館7スクリーンと南館3スクリーンからなる布施ラインシネマ10の南館が今月早々に閉館になるからなのです。
この作品が南館で上映されてるので、最後の鑑賞に訪れた次第であります。

商店街のド真ん中にある南館ですが、昔の大劇場の面影を残す階上のシネマ10が広くて大作を見るにはうってつけでした。
ヒット作はこの一番のオオバコで上映してたもんですが、やはりこのご時世ということもあり、元からある本館ともいうべき北館を残し、跡から追加された別館である皆南館が閉められるようですね・・・何ともさびしいね。



(あらすじ)

代のニューヨークで、800年にわたり繰り広げられてきた魔法大戦争がぼっ発。
今は亡き魔法使いの最高指導者の後継者を探してきた魔法使いバルサザール(ニコラス・ケイジ)は、その運命を持つ若者デイヴ(ジェイ・バルシェル)を見いだし、自分の弟子にする。
しかし、デイヴは悪と戦うどころかケンカすらしたことのない、気弱な物理オタクだった……

予想してたより面白かった・・・これが素直な感想です。
もっと子供向けっぽい作品かと思ったがそんな事もなく、迫力あるドラゴンの大暴れや随所に出てくる魔法対決など見どころも多く充分に楽しめました。

ディズニー映画の「ファンタジア」の実写によるリメイクともいうべき、魔法で掃除をするシーンの鮮やかなCGによるシーンは、アニメでしか出来なかったような事が実写でも充分表現出来るのが改めて認識できました。



また学園コメディの要素もあり、ボンクラなオタク青年の魔法を通しての成長のドラマでもあります。
そんな青年が主役で、彼を指導するニコラス・ケイジがもっと出番少ないのかと思ったが、普通に出ずッパリでやはり彼が主役なんですね。
また出番が少ないけど、モニカ・ベルッチがこんな映画でも妖艶な魅力を発散させてます。
特別にエロいシーンがある訳ではないんだけど、その存在自体が何となくエロい・・・

ま、とにかく布施ラインシネマ10 南館 お疲れ様でした・・・そしてありがとう!



★★★ 2010.9.2(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ8 16:10 F-5

No.071 「ヤギと男と男と壁と」(2009年 93分 シネスコ)

2010-09-02 00:04:58 | 2010年劇場鑑賞
監督 グラント・ヘスロヴ
出演 ジョージ・クルーニー
   ユアン・マクレガー
   ジェフ・ブリッジス



引き続き同じシネリーブル梅田にての鑑賞は10分の休憩ののち同じスクリーンでの鑑賞です。
先ほどとはガラっと変わった作品でタイトルだけではどんな映画かまったく想像つかない作品「ヤギと男と男と壁と」という映画です。
何気に豪華なキャストはこれまた先ほどの「フローズン」とは対照的です。

(あらすじ)

2003年、新聞記の者ボブ(ユアン・マクレガー)は、妻が浮気相手の元に去ったのをきっかけに、イラク戦争の取材に赴く。
彼はイラク入国のため待機していたクウェートのホテルでリン(ジョージ・クルーニー)と出会う。
リンはその昔、闇に葬られたアメリカ軍の超能力特殊部隊“新地球軍”に所属していたと語り……



この話は実在したアメリカ軍の特殊部隊を描いてるらしいですが、まず実在したことの驚かされる。
ジェダイ計画というネーミング自体とこまで本気でやっていたのかは分からないけど、アメリカならありえるかもね~
FBI捜査でも超能力者が協力してりとか言われてますからね~
この部隊はラブ&ピースの理念があるようで、決して超能力で一国を吹っ飛ばすとか言ったような恐ろしいもではないらしい。
ま、アメリカの知られざる“変な部分”にスポットを当てた変な映画でした。

豪華な俳優たちがこれまた変な芝居を見せてくれます。
でもどうせなら思いっきり笑わせてくれたらいいんだけど、コメディとして見ると笑いがイマイチ物足りないし、シリアスなドラマにしてはユルユル・・・実在した部隊ということもあり、あまりふざけたような映画にしてないのかも知れないけど、どうせならもっとドタバタ風にしても良かったのでは?と個人的には思いました。
あのメンツがもっとバカな芝居をしてるとこ見てみたいな~



それでもジョージ・クルーニーとユアン・マクレガーの2人の掛け合いは結構面白いし、全体的にこの2人のロードムービー風に話しが進んでいきます。
またケビン・スぺイシーのバカな芝居は本当この俳優さんは上手いな~と感心しました。
雲を消す訓練や壁を抜ける技、そしてヤギを見つめるだけでヤギの心臓を止める技など、本当にこの“念力珍作戦”が実在して実用化してたら世界は変わってたかも?



★★★ 2010.8.30(月) シネリーブル梅田 シネマ2 19:15



No.070 「フローズン」 (2010年 93分 シネスコ)

2010-09-01 00:29:49 | 2010年劇場鑑賞
監督 アダム・グリーン
出演 ケヴィン・ゼガーズ
   ショーン・アシュモア
   エマ・ベル



久々に梅田での映画鑑賞となりました。
見る作品が「フローズン」という作品。
スキーのリフトに置いてきぼりになったらどうなるか?
というシュチュエーションサスペンスですが、そんな地味な設定で映画できるのかな?
数年前にダイビングの出かけた夫婦がサメがうようよ居る海上に置き去りにされるという「オープン・ウォーター」という映画がありましたが、今回はそのスキー場版と言った感じです。

(あらすじ)

のスキー場。その日最後の滑りに繰り出したダン(ケヴィン・ゼガーズ)、ジョー(ショーン・アシュモア)、パーカー(エマ・ベル)が乗ったリフトが突然ストップしてしまう。
スキー場の営業再開は1週間後。
助けを求める叫びも届かず、食料もなく、氷点下20度の極寒の中、3人は空中に置き去りにされてしまい……



不正でリフトに乗ったバチが当たったといえばそれまでだけど、不正な上に強引に最終のリフトに乗った3人の主人公たちにはあまり共感出来ない。
よって夜のスキー場にリフトに宙づりになった3人にはあまり気の毒とか可哀そうとの感情が出てきません。
ただ第3者的に「この人らどないしはるつもりやろ?」と冷静な視点で見てしまいます。

リフトに宙づりという膠着状態で映画になるんかいな?と思ったけど、結構この3人色々な無謀な動きを見せてくれるので、映画的には楽しめる作品でした。
昼間に一度トラブルでリフトが少し止まるという軽い宙づりを体験させてしっかり前フリを付けて、そして夜にもう一度本番の宙づりを体験させる・・・最初は昼間同様「早く動かせ!」だの「金払ってんだそ!」と毒づきますがスキー場の照明がリフトの後方から消えていき、周りが漆黒の闇となった時に初めて事の重大さに気付き絶望感に襲われる。
この辺の見せ方は面白いですね



こんな時に相手を罵ったり、付いて来た初心者である友人の彼女のせいにしたりと、人間の弱さや醜さが出ております。
そして強引に無謀行動にでるんですが、リフトに下には狼がワンサカという展開はまるで「オープン・ウォーター」のサメ見たい・・・
男2人が無謀な行動の出て悲惨な状況に拍車をかける事により、映画的に動きのある作品になって予想より面白かった。
まさかのゴア描写もあったしね。
それにしてもあれだけ狼がうようよしてるスキー場なんて危なかしくって滑れないよ



★★★★ 2010.8.30(月) シネリーブル梅田 シアター2 17:25

No.069 「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」(2010年 118分 シネスコ)

2010-08-30 00:33:11 | 2010年劇場鑑賞
監督 ジョー・カーナハン
出演 リーアム・ニーソン
   ブラッドリー・クーパー
   クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン



先ほどの「インセプション」とはガラリと変わった作品です。
ご存じ80年代に人気のあったテレビシリーズの映画化でございます
でも私はこのドラマはあまり見てなかったので、正直ピンと来ない部分はあるのですが、でもこの映画のポスターや予告を見て、リーアム・ニーソンがオリジナルのジョージ・ぺパードの雰囲気が出てるのや、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンがミスターTとそっくりだったりするのはよくわかりました

(あらすじ)

1年前、スミス大佐(リーアム・ニーソン)率いる元特殊部隊員で編成されたAチームの精鋭たちが、ある陰謀に巻き込まれて逮捕される。
だが、スミス大佐をはじめ、部下のテンプルトン・ペック(ブラッドリー・クーパー)や、H・M・マードック(シャールト・コプリー)らは刑務所から脱獄。
彼らは再集結し、おのれの身の潔白を証明しようとする。



まさに頭をからっぽにして、何も考えずに楽しめる映画でした。
そういう意味ではこの映画の前に見た「インセプション」とは対照的な作品です。
破天荒かつ豪快という言葉があてはまる痛快アクション大作。

戦車が空を飛ぶ前半のシーンからしてありえない展開(しかもありえない方法で飛ぶ!)だけど、こういう要素は娯楽アクションに不可欠ですね。
小技でなく大技の連発でテンポよくドラマは展開していくし、バラバラの刑務所に収監されてるAチームのメンバーを脱獄させるシーンのまぁ~大雑把なこと・・・
普通なら多少なりとも細かい計画で脱獄させそうなもんだが、そんな面倒な(?)シーンには時間をかけず、脱獄後のAチームのド派手な作戦結構までをテンポよく見せる潔い展開がいいですね~



しかしリーアム・ニーソンはこういうアクション映画が最近増えてきましたね~
そんな彼を筆頭にAチームたちのキャラもきっちり描かれていて、シリーズ化(多分)の第1作としては申し分ない出来ではないでしょうか?
最後の「ザ・ハングマン」(笑)見たいな展開も含め爽快感バツグンの映画で、夏休みの後半を締めくくるにはちょうどいいかも・・・?
ただ決してこの映画、深く考えてはいけません・・・頭をからっぽにするのがこの映画の正しい楽しみ方。



★★★★ 2010.8.26(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ2 20:00 E-9

No.068 「インセプション」 (2010年 148分 シネスコ)

2010-08-28 00:47:02 | 2010年劇場鑑賞
監督 クリストファー・ノーラン
出演 レオナルド・ディカプリオ 
   渡辺謙
   ジョセフ・ゴードン=レヴィット



最近映画鑑賞が飛び飛びになりがちです
昨年の本数を上回るのはやや厳しそうですが、押さえる映画は押さえてますのでまずは良しとしなければいけません
今回のこの映画「インセプション」もやっとこさの鑑賞です。
なかなか難解な作品とも聞いてますので、出来るだけ体調のよい元気な時に見なければ・・・と言うこともあって先送りした部分もあるんですが、でも難解なうえに148分の長丁場はキツイなぁ~

(あらすじ)

コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。
彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。
そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。



レオナルド・ディカプリオ主演で今年の春に公開された「シャッター アイランド」よりこちらの方が面白かったですね。
あちらも難解な作品だったけど、感のいい映画ファンなら先が読めたし期待が大きい分、噂ほどではなかった。
でもこの映画はさすが「ダークナイト」の監督だけあってスタイリッシュな映像で、単に仕掛けだけの映画になってないし、それぞれのキャラクターが生きていて単純に映画として楽しめました。

たしかに色々と深読みしないと行けない映画かもしれないけど、それほど見ていてややこしさに嫌気がさす訳でもなく、アクションとしての見せ場も多いのでそれだけでも楽しめるのではないでしょうか?
夢の中に入り込む映画では個人的にはB級SF映画である「ドリームスケープ」という作品を連想してしまうんですが(大統領の夢の中に入って暗殺を企てる殺し屋を夢の中まで追いかけて阻止する話)こういうネタは大体無茶な話なんだが、逆に夢の中という事で何でもアリになるので色々と派手に出来るので面白いものができますね。
難解さより、そういう目で派手な部分だけを見ても楽しめる映画です。
夢の中で更に夢の中に入るという2重3重のパラレルワールドをよくぞこの監督さんまとめなしたね~



この映画で渡辺謙が実に日本人俳優としての存在感を見せてくれてよかったですね
まさに平成の三船敏郎よろしくドンドン海外の映画に出てほしいものです。
また何気に脇役が豪華でしたね~マイケル・ケイン、ピート・ポスルスウェイトのベテランにルーカス・ハース・・・そしてトム・ベレンジャー!
あらあらこんなとこに出てたんですね~トム・・・B級アクション映画にさえ最近は見かけなくなったのに・・・



★★★★ 2010.8.26(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ3 16:30 D-5


No.067 「ベスト・キッド」(2010年 140分 シネスコ)

2010-08-21 01:57:58 | 2010年劇場鑑賞
監督 ハラルド・ズワルト
出演 ジェイデン・スミス
   ジャッキー・チェン
   タラジ・P・ヘンソン
 


ここしばらく映画ご無沙汰でしたね~
サマーソニック2010が終わって気が抜けて、盆休みに入ったら何かと忙しく・・・
やっと本来の映画を毎週楽しめる環境に戻ってきました。
さてまず最初に見るのがリメイク版「ベストキッド」です
主演がチョイ生意気そうな(?)ウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスとジャッキー・チェンという異色の取り合わせ。
ジャッキーの役どころはあのパット・モリタが演じた老人役・・・当然今回はいつものジャッキーアクションは封印のはず・・・

(あらすじ)

母親の転職で、アメリカから北京に引っ越して来た11歳のドレ(ジェイデン・スミス)は、言葉や文化がまるで異なる環境の違いから、いじめに遭ってしまう。そんなある日、ドレはカンフーの達人であるハン(ジャッキー・チェン)に出会い、猛特訓を開始。抜群の精神力を秘めていたドレは、見違えるように強い少年へ成長していくのだが……



オリジナルに忠実に作られたリメイク作でした。
設定が中国になってるので、それに伴う変更点(ヒロインの設定や、カラテからカンフーに変わってたり)はいくつかあるものの、ストーリーの流れはほぼ一緒です。
そういう意味では結構楽しめて面白かったです。

オリジナルでは頑固者の中にもどことなくユーモアがあったパット・モリタ
扮するミヤギ老人だったが、今回のジャッキーは暗い過去を背負ってるせいもあって、ユーモアなどなく、偏屈なオヤジぶりが全面に出ているキャラでした。
もしこの映画のオリジナル版や内容をあまり知らない人の中に、いつものジャッキー映画を期待してたら肩すかしものだったかも?



ヒロインはいかにも中国人らしい少女を選びましたね~
決して美形と言う訳でなく素朴な女の子っぽいとこが自然でよかったです
オリジナル版のヒロインである金髪巨乳娘エリザベス・シューと比べるとお国の違いが出てて面白いね。

クライマックスのカンフートーナメントのシーンはやたら派手な場内の演出がチョイ過剰すぎるように思いましたね~
大型ビジョンを派手に使った選手紹介や決まり手のリプレイ等、アマチュア大会にしては派手すぎやせんかな~
そして140分は長いですね~
もう少し短く出来るとも思いましたが・・・


★★★★ 2010.8.19(木) なんばパークス シアター5 16:20 C-14

No.066 「ソルト」 (2010年 100分 シネスコ)

2010-08-06 00:10:13 | 2010年劇場鑑賞
監督 フィリップ・ノイス
出演 アンジェリーナ・ジョリー
   リーヴ・シュレイバー
   キウェテル・イジョフォー



この日の2本目は天六からなんばに移動しての鑑賞です
アンジェリーナ・ジョリー主演の「ソルト」です
21:40の平日にしては遅いレイトショーながら結構お客さんは入ってますね~まぁレディースデーと言う事もあるんでしょうね。

(あらすじ)

CIAエージェントのイヴリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、何者かの陰謀によってロシアスパイの嫌疑をかけられてしまう。
逃走を図ったソルトはCIAの追跡をかわしながら、自らの容疑を晴らすべく、たった独りで真相究明に乗り出すが……



アンジェリーナ・ジョリーはすっかりアクション女優が板に付いてきましたね
冒頭の北朝鮮での拷問シーンでもボコボコにされた顔立ちがすっかり似合ってます。
二転三転するストーリーをアップテンポな演出で見せてくれますが、活劇はやはりこうでないと行けませんね
今回もバイクで疾走、ヘリコプターからダイブなど八面六百の大活躍のアンジェリーナ・ジョリーですがこういう強い女性は彼女にピッタリ!
かと言ってアンジェリーナ・ジョリーのワンマン映画って訳でもないので、スパイ活劇としてはまずまず・・・ただアクションは派手だけど、こう言う作品ではよく見かける定石パターンのアクションが多いので特に驚きはありません。

金髪の時の彼女は地味な諜報部員ってイメージで、黒髪の時は恐ろしく凶暴な女諜報部員・・・その辺のキャラの使い分けは彼女は上手いですね。
でもそろそろ違ったアンジェリーナ・ジョリーも見てみたいね~
同じアクション物でも今までとは違う新しいヒロイン像をね・・・



面白いと思いますが、結構展開も目まぐるしいのでよく見て置かなければなりませんね。
途中ウトウトしてしまうと、案外訳わかんないかも?(そんなややこしい映画でもないけど)
そういう意味でいけば、鑑賞中やたらトイレ行く人たちが目立ちました・・・
何故か分からないけど、普段以上に途中退席して出たり入ったり・・・通路際の席だったのでとても落ち着いて鑑賞出来なかったです。
でも肝心なとこで出て行った人も居るので、ああいう人は訳がわからんようになってるかもね。



★★★ 2010.8.4(水) なんばTOHOシネマズ スクリーン5 21:40 B-8