MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「頭の中の消しゴム」 

2005-11-03 01:15:20 | 2005年劇場鑑賞
監督 イ・ジェハン
出演 チョン・ウゾン
    ソン・イェジン

噂通りの悲しいラブストーリーで、上映後ロビーには泣き顔の女性が多数見られてました。
若くして呆けていく女性とその現実を受け止めて彼女の為尽くそうする夫・・・記憶を時々なくす妻より、その夫の心情に何か辛いものを見てて感じましたね。
昔の男と思われて「愛してる・・」と言われてもな~ しかしこの夫は笑顔でそれに答えていく・・・精神が死んでいく悲しさが滲み出た場面です
「ウチの嫁さん、たまに記憶無くしてくれへんかな~」なんて思われるご亭主たちも居られようが、実際このような事態になった時にどれだけ現実と向き合えるか?深く色々と考えさせてくれる作品であります。

中盤まで結構長く感じ、発病して行くまでは二人の幸せぶりが細かく描かれていて、その分に余計に後半の悲劇が重く圧し掛かってくる。
元々は日本のドラマが原作のようですが、そちらは見てなかったので何とも比較のしょうがありません。
ま、連続ドラマと2時間の映画とは作りは大分違うでしょうがね

「ラブストーリー」「四月の雪」と昨年から公開作の続くソン・イェジンですが、チェ・ジウから「涙の女王」の座を奪い取った感じで最近の好調ぶりがうかがえます。


★★★★ 2005.11.1 千日前国際劇場

「ドミノ」

2005-11-03 00:32:44 | 2005年劇場鑑賞
監督 トニー・スコット
出演 キーラ・ナイトレイ
    ミッキー・ローク


実在したバウンティハンター(賞金稼ぎ)ドミノ・ハーヴェイをお姫様女優キーラ・ナイトレイが演じる。
派手なアクションをこのスレンダーな体(あえて貧乳とは言わず)でなかなか頑張っておりますが、実在の人物の話との事でトニー・スコット監督にしてはやや地味な映画になるかいなぁ~と思ってたら、これがまた派手にドンパチやらかすボンバーアクション快作になっておりました。
私の認識不足もあるけど、実録モノと思って見てたら余りにも派手すぎだし、話も出来すぎ・・・て思ったらやはり所々フィクションらしく(と言うよりほとんどそう!?)実在の人物を主役にアクション映画を撮ったて感じの作品。

それなら最初からオリジナルキャラで作ればええがな~と思ったりするんですがね~
実録モノならもっと特殊な生い立ちから描いていけばいいんでしょうが、その辺りが何か私としては中途半端に思う訳です。
凝った映像(ちょっと「ナショナル・ボーン・キラーズ」風!?)にテンポもいいので面白いんですが、どこまで実話でフィクションか?なんて考えながら見てたもんでどうも作品に乗ってるようで乗りきれてなかったかも・・・

豪華メンバーも見所ですが、特にジャクリーン・ビセットが久々に見れたのはよかったね~
かなりオバちゃんになってましたが・・・顔のシワなんか見ると「大空港」のスッチー振りからだいぶ月日が経ったのを実感しました
「シンシティ」で復活してくれたミッキー・ロークも今回もいい味出しております
昔の「ナインハーフ」の頃からするとかなり太めだけど、今後は脇役で名バイブレーヤーとして期待してます(主役張るはキツイかな?)


★★★ 2005.11.1 敷島シネポップ スクリーン2