監督 ダニー・ボイル
出演 デヴ・パテル
マドゥル・ミッタル
フリーダ・ピント
公開してしばらく経つこの映画ですが、やっと見る機会がきました。
アカデミー賞を受賞してから世間から何かと注目を集めてたけど、最近はあまり評判を聞かなくなってきました。
無名のインド人俳優、もしくは素人を使ってダニー・ボイル監督が撮った異色の映画というイメージですが、見た人の評判を聞くとなかなか良さそうですね。
(あらすじ)
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。
ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく・・・
鑑賞後の感想はとにかくお見事~と拍手して上げたくなりました。
ホントにダニー・ボイルが監督したんかいな?と思うほどインドのスラム街の貧困層が描かれたオープニングのスピーディーな幕開けから一気にこの映画は観客を画面に引き込みます。
ミリオネアのクイズ番組でクイズに答える主人公、警察で取り調べられる主人公、そして貧困な生活の幼少時代から現在のクイズに挑戦するまでの回想シーンでの主人公・・・ジャマール少年のそれぞれの姿が一つに集約されていく展開が上手いと思います。
そしてみのもんたでおなじみのミリオネアでのクイズのシーンが大きなウェイトを占めるんだが、問題をクリアしていくたびに司会者が疑心暗鬼に陥り、何と警察に突き出されるという信じられない事になる。
たまたま出せれた問題が全て知ってただけなのに・・・それにしても何てツイてる奴・・・と思ったらこの映画は、それらは運ではなく運命だったという回答を我々に突き付けてくる。
これがまた何とも言えない爽快感となり後味の良い気分で劇場を後に出来る。
貧困な少年がクイズで大金を手にしていくサクセスストーリーと思わせながら、実はこの映画は一途に想い続ける純愛の物語。
とにかくそこまでに持っていく展開が上手いんですよね。
インドを舞台にアメリカンドリーム的なものをを見せてくれ、ハリウッドがオスカーを何部門も与えたのが納得できたよ。
最後にマサラムービーを思わす華麗なダンスがまた妙に懐かしい(?)くていいね~
音楽もA・R・ラーマンだし・・・
音楽と言えばあのミリオネアの音楽は世界共通なんですね。
しかし司会者がやたら嫌味っぽくて、何かと「茶くみが・・・」と見下ろした態度がマンガっぽいけど、実際インドのTV番組ってあんな感じなのかな?
★★★★★ 2009.5.14(木) なんばパークスシネマ シアター5 18:10 D-12
出演 デヴ・パテル
マドゥル・ミッタル
フリーダ・ピント
公開してしばらく経つこの映画ですが、やっと見る機会がきました。
アカデミー賞を受賞してから世間から何かと注目を集めてたけど、最近はあまり評判を聞かなくなってきました。
無名のインド人俳優、もしくは素人を使ってダニー・ボイル監督が撮った異色の映画というイメージですが、見た人の評判を聞くとなかなか良さそうですね。
(あらすじ)
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インドのスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。
ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。警察の尋問によって、真実が明らかになっていく・・・
鑑賞後の感想はとにかくお見事~と拍手して上げたくなりました。
ホントにダニー・ボイルが監督したんかいな?と思うほどインドのスラム街の貧困層が描かれたオープニングのスピーディーな幕開けから一気にこの映画は観客を画面に引き込みます。
ミリオネアのクイズ番組でクイズに答える主人公、警察で取り調べられる主人公、そして貧困な生活の幼少時代から現在のクイズに挑戦するまでの回想シーンでの主人公・・・ジャマール少年のそれぞれの姿が一つに集約されていく展開が上手いと思います。
そしてみのもんたでおなじみのミリオネアでのクイズのシーンが大きなウェイトを占めるんだが、問題をクリアしていくたびに司会者が疑心暗鬼に陥り、何と警察に突き出されるという信じられない事になる。
たまたま出せれた問題が全て知ってただけなのに・・・それにしても何てツイてる奴・・・と思ったらこの映画は、それらは運ではなく運命だったという回答を我々に突き付けてくる。
これがまた何とも言えない爽快感となり後味の良い気分で劇場を後に出来る。
貧困な少年がクイズで大金を手にしていくサクセスストーリーと思わせながら、実はこの映画は一途に想い続ける純愛の物語。
とにかくそこまでに持っていく展開が上手いんですよね。
インドを舞台にアメリカンドリーム的なものをを見せてくれ、ハリウッドがオスカーを何部門も与えたのが納得できたよ。
最後にマサラムービーを思わす華麗なダンスがまた妙に懐かしい(?)くていいね~
音楽もA・R・ラーマンだし・・・
音楽と言えばあのミリオネアの音楽は世界共通なんですね。
しかし司会者がやたら嫌味っぽくて、何かと「茶くみが・・・」と見下ろした態度がマンガっぽいけど、実際インドのTV番組ってあんな感じなのかな?
★★★★★ 2009.5.14(木) なんばパークスシネマ シアター5 18:10 D-12