MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.001 「永遠の僕たち」 (2011年 90分 ビスタ)

2012-01-06 23:54:05 | 2012年劇場鑑賞
監督 ガス・ヴァン・サント
出演 ヘンリー・ホッパー
   ミア・ワシコウスカ
   加瀬亮



2012年最初の劇場映画鑑賞の日がやってきました
正月映画として公開された2本の作品です
だが正月早々に「死」に取付かれた若者の話と言う正月らしからぬ作品です
まだ正月休みという人も多いようでシネコンは結構賑わっております
この映画も小さいプレミアスクリーンですが、ほぼ埋まってます

(あらすじ)

通事故によって両親を失い、臨死体験をした少年イーノック(ヘンリー・ホッパー)のただ一人の友人は、彼だけにしか見えない死の世界から来た青年ヒロシ(加瀬亮)だけであった。
他人の葬式に参列するのが日常的なイーノックは、ある日、病によって余命いくばくもない少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)と出会う。



第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でオープニング上映され高い評価を受けた作品だそうです
淡々とした展開が90分にわたって続くじっくりと味わい深い作品(個人的にその分見ててややキツイ・・・)
他人の葬式に参列するのを日常としてる青年とガンと闘う余命いくばくもない少女とのドラマ
死をテーマにした少年と少女の話と言えば「禁じられた遊び」を思い浮かべたけど、この映画は青春映画として描かれているので、「禁じられた遊び」ほど暗い雰囲気はない



2人に絡んでくる日本兵の幽霊の存在が余計にこの2人に「死」というものを身近に感じさせるけど、この加瀬亮扮する幽霊が見えるのは臨死体験した少年イーノックだけ・・・少女アナベルにはイーノック以上に死がまじかに迫ってるけど見えない
イ―ノックに見えるのは一度死んでるからなのかもしれません
この幽霊演じる加瀬亮が結構いい味を出していて好印象です
この主人公3人の素朴な芝居がこの映画に死というテーマでありながらもどこか明るくさせてくれる要因かも・・・
でもこの映画の淡々とした雰囲気は苦手ですな~



★★★ 2012.1.5(木) TOHOシネマズなんば 本館プレミアスクリーン 16:40 C-8