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ビリアードブームを日本に起こした作品でもありますね
ナインボールなんて言う言葉さえも知らない私でしたがこの作品を見てビリアードへ良く通いました
名作と言われる前作より私はこの作品が好きです
すっかり白髪になったポール・ニューマンの哀愁を帯びた一つ一つの仕草が堪りません
かつて名を馳せた名ハスラーのエディ年齢と更に時代と共に過去の存在となりつつあるのを、一種の滅びの美学のような芝居を見せてくれます
彼に見出された若者ヴィンセントを演じるトム・クルーズの無鉄砲で生き生きとした芝居が対照的で面白いです
エディの教えを受けながらも、言いつけを守らず若気の至の俺流を通すヴィンセント
しかしそれが結果的に師を超える存在となってしまうのが、また皮肉と言うか時の流れなのか
まだまだ現役の第一線と言うプライドを打ち砕かれたエディの悔しさをポール・ニューマンが哀愁ある芝居が心に響くのであります
またフォレスト・ウィティカー扮するハスラーにまんまんとやられる場面で限界を感じたエディが引退ではなく再起をかけて大会に挑む姿は感動モノ!
1試合勝てば人気の無い会場の外に出て、よっしゃー!とガッツポーズする姿のお茶目なトコが笑えると同時に鳥肌もたつぐらいこちらも力が入ります
かつての弟子ヴィンセントに「あんたはもう僕には勝てない」と言わしめながらも、何を若僧!見たいな感じでボールをクラッシュさす場面は勝敗に関係なくアドレナリンが出まくる爽快感がありましたね