午前10時の映画祭にて鑑賞
さすがお客さんはお年寄り中心です
自動券売機はお年寄りの列で前に進みません
不慣れなシステムで悪戦苦闘されてる方も居て列の後ろから怒号が飛び交う始末!
まぁまぁ映画見る前から熱くなりなさんな
ここはTOHOシネマズのスタッフがサポートするなりしてくれたら良かったんでしょうけど、なにぶんTOHOシネマズなんば 別館なのでスタッフが少ない…
足を骨折し車イス生活のカメラマンが退屈しのぎで覗いてた向かいのアパートのある一室に疑念を抱く事になる…
ヒッチコック映画で私が好きな作品
オープニングのロングショットによる舞台となるアパートの構成を見せてくれるのはヒッチコックならではの手法ですね
カメラマンが足を骨折してルために部屋から出れないように、この映画のカメラも主人公の部屋から出ない
よって見てる観客も一緒にアパートをのぞいてる
このシチェーションが面白いですね
向かいのアパートのサラリーマンに妻殺しの疑念を抱き恋人のグレースケリーと看護師まで巻き込んでのサスペンスが中盤から後半にかけて展開されてはいきます
セリフのやり取りの面白さ、限定された空間でのカメラワークなどヒッチコック映画らしくて好きですね
この作品に関わらずヒッチコック映画は後に様々な映画に影響与えてるのが良くわかります
ブライアン・デ・パルマ監督後に「ボディダブル」はこの作品にプラス「めまい」の要素を入れた作品だし、この作品のクライマックスにグレースケリーが怪しいサラリーマンの留守宅に忍び込み、そこにサラリーマンが帰宅し向かいから見てるジェームススチュアートがハラハラする下りは「張り込み」のワンシーンにも生かされている
そんな見方してるだけでもヒッチコック映画は何回見ても楽しいのです
しかしジェームススチュアートが石膏で固められた足が痒くなりプチパニックになりズボンから棒を突っ込んで掻き安堵の表情を見せる場面は何度見ても好きですね(笑)
★★★★ 2017.5.11(木) TOHOシネマズなんば 別館 スクリーン12 10:00 E-9