久々に梅田のシネリーブルに来ました
下では恒例のクリスマスイベントやってます
思えば過去この時期に結構シネリーブル梅田来てますね
で、今回は待望のTCGメンバーに入会し、これでシネマート心斎橋もやっと安く見れる
ま、会員になった最大の理由が来年から会員千円デーが私が休日である木曜になるからでありますが…
前から気になってたこの作品
事故で死んだ夫が妻の元に死体置き場からシーツかけられたままゴーストとして戻ってきて自分の居ない世界で妻をただ見守っていく…
この手の設定の映画で思い出されるのは「ゴースト」「オールウェーズ」と言った作品が思い出されるが、それらの作品のようなドラマティックな展開は皆無だ
ゴーストになった夫は何も言葉もなく、ましてシーツ被ってるから表情もないただ妻をそこに立って見守ってるだけ…
霊ってもしかしたらこんな感じなのかな?
とリアリティ?あるような気がしました
妻が家を出てもその家にとどまる夫ゴースト
新たな住人が来てもそこにとどまる
何も知らずそこにきて見えない人にはそんな存在も気付かれず見える人にはそれは幽霊…
これって地縛霊の話か…と思うと妙に納得してきた
そこにとどまり誰かを待つ…そして時代を彷徨う
そんなゴーストの切なさを淡々としたタッチで我々に見せてくれる
まさにゴーストストーリー
最後も何か「やっとやね、良かったね」と思ってしまいました
正直そのまさに“静”なるタッチから客を選ぶ映画だと思いますが、前半多用されるロングショットや広角に引いた構図など凝った映像を見せてくれる作品です
特に夫を亡くした妻がパイを一心不乱に食いまくる長回しはまさにそばで見てるゴーストと同じような目線に観客に体感させてくれるかのような感じでした
★★★ 2018.11.30 シネリーブル梅田 シネマ1 20:55 H-12