アポロシネマのスクリーン1はかつてシネコンになる前はアポログリーンと言う映画館でした
400人ほどの天王寺地区では1番のオオバコでした
今でもアポロシネマの中では300人入る1番大きいとこですが、そのスクリーン1に男子達で埋め尽くされた
マニアな雰囲気の若者からリアルタイム世代の初老の男子まで…少しだけいらっしゃる女性陣達が浮いてしゃあないぐらいの男子を動員したのがこの作品
私はリアルタイム世代…と言ってもウルトラマンやウルトラセブンは再放送世代と言っていいでしょう
むしろウルトラマンタロウがリアルタイムになるのかな?
しかし子供の頃に見たウルトラマンは熱狂的に見てたし、怪獣のソフビは山ほどあった…全部おいとけば一財産になったのに…と大人になって思ってました(笑)
冒頭の絵の具がぐちゃぐちゃになったような模様がウルトラマンの文字になるのは懐かしいてますね
一瞬シンゴジラってタイトルが出てウルトラマンに変わるのは"シン"シリーズでの繋がりを予感させる
早いテンポで怪獣ではなく過威獣が大暴れし、これを次々と駆除していく様子が字幕と共に紹介されるオープニングは字幕を読むのが追いつけないスピード感で見せてくれます
昔懐かしい怪獣が過威獣として、昔の着ぐるみ系の造形出てくるのはウルトラマンやウルトラQへのリスペクトを感じるんですが…怪獣やったらあんのかいな?(笑)
過威獣やっつける組織が昔なら科学特捜隊で略して科特隊なのが今回は過威獣特設対策室専従班で過特対…科学特捜隊やったらあかんのかいな(笑)
政府機関で西島秀俊を中心に昔のようにオレンジのユニフォームで武器持って戦う訳でなく、皆スーツでパソコンを前に策を練るスタイル
そしてウルトラマンが次々と出てくる過威獣と戦う場面に流れる音楽などは旧作に使われた曲がバンバン流れて昭和感がグッと増していいんですね
巨大化した長澤まさみは巨大化したフジ隊員のリメイクですね
「プルトニウム人間」見たいで面白かった
ウルトラマンもカラータイマーの無い違和感を除けばスーツ系のほぼオリジナルの造形で至るとこに旧作のリスペクトとウルトラマン愛を感じます
政治家が出てきて宇宙人と友好関係を政治利用しようとしたり、現実に置き換えたドラマ設定など上手く出来てると思うのですが、ただ作品全体として「シンゴジラ」の時ほど心打たれる感じが無かった
前半のウルトラマンvs過威獣の戦いが次々出てきてテンポ良かったんですが、山本耕史のメフィスト星人の下りからちょっとこ難しいストーリーになってきて、後半は堅苦しく感じで来ました
旧ウルトラマンや昨今の新作ウルトラマンシリーズのような子供狙いでは無いので仕方ないかも知れないが、前半と後半のギャップが終わって見れば面白かったが、なんだかなーて言う印象になるんですね
前半出て来た過威獣達があんなに昭和感のある造形なのに私的にトーンダウンの後半のメビウス星人と最後のゼットンがちょっと違うなーと言う部分がそれを表してるのかな?
ウルトラマンを2時間にまとめたらこうなりましたと言う作品ですが、ちょっと予想外に終了後に疲れた感がありました
予告でやってた次の「シン仮面ライダー」の方が興味引く
★★★ 2022.5.13(金) アポロシネマ スクリーン1 21:05 E-6