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一切情報無しのジブリ映画を尻目に
このホラー映画を見てきました
我々の世代の映画ファンは"エクソシスト"と言う言葉にある種のトラウマと好奇心が詰まってると思います
まさにこの作品はバチカンで長年悪魔祓いをしてきた実際の神父の話だけに見ない訳には行きません
フランコ・ネロ扮するローマ教皇からある少年に取り憑いた悪魔を祓ってほしいと依頼を受けバチカン公認のアモルト神父がスペインに出向き、若き神父とともに悪魔と対峙する
やがてカトリックが封印してきた修道院の秘密を知る事になる…
冒頭の悪魔祓いのシーンから鷲掴み!
こう言うのは好きです
やがてある母と娘と息子の様子が描かれ、最初視点のもっていき方が反抗期の娘の方に行くんだが、悪魔が憑くのは娘でなく大人しい息子の方
悪魔憑き描写に良くある自傷行為から異様な眼に変わり汚い言葉を大人の男の声で浴びせる
そこにやってくるアモルト神父
しかも日本のお坊さんのようにスクーターに乗って!(笑)
(ただしフェラーリ製?)
演ずるは今までホラー映画の出演を避けて来たと言う貫禄十分のラッセル・クロウ!
神父に見えない!(笑)
でも逆に強面な迫力があって悪魔とまさにタイマンを張る姿はカッコ良すぎ!
それでいて見た目に似合わずちょっとお茶目な雰囲気を時折見せたりする
地元の若いトーマス神父は悪魔祓いに疎く、アモルト神父に手解き受けながら悪魔祓いに挑むが、最初は「お前じゃない!」と悪魔に秒殺で吹っ飛ばされるがこれまた段々と逞しくなっていきクライマックスでは活躍する
シンプルに悪魔と戦う悪魔祓いで話は行くかと思ったが、とある秘密が明るみになり、それらを含めて後半はド派手なエンタメホラー映画路線に行きます
しかし最初に書いたように神父と悪魔の対決って「エクソシスト」の"洗礼"を受けた世代としてはワクワクするんですよ
ラッセル・クロウが神父らしい雰囲気無くっても良いんです(笑)
しかしこの悪魔はラッセル・クロウ見たいな強面と体格で無いと倒せないかも?(笑)
とても楽しく見れた久々のエクソシスト映画でした
やはり本家「エクソシスト」はいわば"静"の中に怖さ感じる(そこに格調さえも)が、こちらはまさに"動"の見せる怖さと言ったとこですか、今風なエクソシスト映画であります
エンドロール最後に実際のアモルト神父の姿が出て来ましたが、これまたチョけた写真が良いんです
悪魔祓いとはギャップありそうな温和な雰囲気の方で…やはりラッセル・クロウと全然ちゃうやん!(笑)
★★★★ 2023.7.14(金) TOHOシネマズなんば 別館シアター11 20:50 F-15