MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.073 「サイレントヒル」 (2006年 加=仏 126分 シネスコ)

2006-07-25 00:27:28 | 2006年劇場鑑賞
監督 クリストフ・ガンズ
出演 ラダ・ミッチェル
    ショーン・ビーン
    ローリー・ホールデン



ゲームの映画化といえば「バイオハザード」シリーズが思い浮かびますが、他にも「トゥームレイダー」とか格闘アクション系では「ストリートファイター」「モータルコンバット」やホラー系で「ドゥーム」「ブラッドレイン」「ハウス・オブ・ザ・デッド」などなどありますけど、大方失敗作が多い見たいですね。
そのゲームをプレイしたことあるかないかで大分、印象が違うと思いますが、特に「バイオハザード」などは映画版には原作ゲームの独特の雰囲気は皆無で、ゲーム全シリーズをプレイしたものとしては物足りなさを感じますね。
まぁ、映画として切り離せばそれなりに面白いと思いましたが・・・

そしてこの「サイレントヒル」はまったくゲームはプレイしたことないのでスンナリと映画の中に入れました。
このゲームは相当怖いらしい・・・て当時評判だったと思いますが、この映画も前評判はかなり怖いとの事でしたが正直そんなに怖い!てトコまでは行きませんでした。

(あらすじ)

「サイレントヒル……」と謎の言葉を発して悪夢にうなされながら失踪してしまった最愛の娘シャロン(ジョデル・フェルランド)を探すため、ウェストバージニア州の街“サイレントヒル”を訪れた母親のローズ(ラダ・ミッチェル)。彼女は、忌まわしい過去がある呪われたこの街で、想像を絶する恐怖に襲われる……。


霧を使った幻想的なムード漂うサイレントヒルの雰囲気はビジュアル的にも良いですね。
それと別次元の地獄を思わすような破滅的なサイレントヒルの世界も対照的で面白いです。
街を徘徊する異形のクリーチャーたちの不気味な出で立ちや気持ち悪い動きはノロノロあるくゾンビと比べると独特の間があり新鮮な感じでした。
資料によるとダンサーたちをエキストラに使ったようですが、たしかに前衛芸術のような舞踏的な動きにも見えますね。

主人公のローズが何次元もあるサイレントヒルの中で命がけで子供捜す姿は母親としての深い愛情と共に執念が感じられます・・・でもゲームでは男性が主人公らしいけど、この辺はゲーム知ってる人が見たらどうなんだろ?

まぁ、噂に聞く「怖い・・・」というより不気味な感じの方が先に来ましたね。
でも途中までの得体の知れない不気味なムードもクライマックスの大虐殺シーンでガラリと一変し、いかにもアメリカ映画らしいド派手なスプラッター描写でその筋のファンを喜ばしてくれます・・・個人的にはスプラッターは嫌いではないけど、この映画に関しては途中までの雰囲気で行ってほしかったね。

所々にゲームらしい雰囲気を感じられたけど、原作ゲームをプレイした方々はどんな印象を持ってるんでしょうかね~全然雰囲気違うのかな?



★★★★ 2006.7.20(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 18:55 L-4