葦毛湿原の周り咲いていたアリアケスミレ(有明菫)です。
名前の由来は、花の色が有明の空のように変化に富む事だそうです。
※有明=月がまだ空に残っている頃に夜が明ける事。
先日載せた白いスミレはアリアケスミレかはっきりしませんでした。
ここのは皆さんが「アリアケスミレ」と呼ぶので間違いないかと。(^_^;)
花の上にいるのは、モモブトカミキリモドキ(腿太髪切り擬き)です。
前回の白いスミレは葉を撮りませんでしたが、今回は葉も写っています。
「花柄は葉身より短く幅の狭い翼が有り、側弁の基部に毛が多く、距は太くて短い。」のだそうで。
今回のスミレは一応あて嵌まってはいます。
こちらは傍に咲いていた紫色のスミレ。
タチツボスミレのような葉で、尚且つ赤い筋が目立ったので撮ってみました。
ニオイタチツボスミレでしょうか、それとも・・・?
湿原周辺から、少し湿原に入ってみましょう。
木道にシオヤトンボ(塩屋蜻蛉)がとまっていました。
春から初夏に見られ、♂は成熟するとシオカラトンボと同じく白く粉を吹き青白くなります。
湿原の中に咲いていたタチシオデ(立牛尾菜)。
サルトリイバラ科シオデ属の蔓性多年草で、本州~九州に分布。
雌雄異株でこれは雄株、花被片の長さ約4mm。
こちらが雌株。
背景をぼかしてみました。
次回はオオバウマノスズクサを。