近くの山に、ある花を見に行きました。
登り口に咲いてた、マルバウツギにヒラタアブ(扁虻)が訪花してました。
山道を少し歩くと目的の花が、その花はフタリシズカ(二人静)です。
センリョウ科チャラン属の多年草で、北海道~九州に分布。
名前の由来は花穂が2個のため、一人静かに対比してつけられたとか。
花と言っても花弁らしくなく、これ以上開いたのを見た事が有りません。
図鑑には、雄蕊や雌蕊も有ると書いて有りますがいったい何処に有るのやら?
急な山道を少し登ると二つ目の目的の花、アリドオシ(蟻通し)が咲いていました。
少し早かったようで、花の数が少なかったのが残念。
名前の由来は、蟻を刺し通すほど刺が鋭い事から。
アカネ科アリドオシ属の常緑小低木で、関東以西~九州に分布。
花の筒部の長さ7~9mmに対し、棘の長さは1~2cmと花よりも長いです。
ここには10本ほど自生していますが、常緑小低木と言う事で背丈は50cm程しか有りません。
そんな背の低い木に咲く花を、棘にチクチク刺されながら下から撮ってみました。(^_^;)
秋に熟した実が翌春の5月まで残り、花と実が同時に見られる事が有ります。
下から実だけを撮ってみました。(ちょっとピンボケ)
次回は更に上に登ります。