有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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ミスミソウを探して

2023年03月10日 | 山野草
新たなミスミソウ(三角草)を探しに行ってみました。
大まかな情報を頼りに山に分け入り、急斜面を登ってみます。
涸れた沢の源流域の急斜面、少し周りが開けた所にスミレ(菫)が咲いてました。

多分タチツボスミレ(立坪菫)でしょう。 

直ぐ傍にジロボウエンゴサク(次郎坊延胡策)が一株だけ咲いてました。

 ヤブレガサ(破れ傘)も点々と。 

結局ミスミソウは見付からず、諦めて知ってる場所に移動します。
こちらは丁度見頃でした。

キンポウゲ科ミスミソウ属の多年草で、中部地方以西~九州に分布。
環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知でも準絶滅危惧指定。

名前の由来の三角形の葉。 

別名ユキワリソウ(雪割草)。
こちらでは滅多に雪が降らないので、ユキワリソウと呼ぶ人は殆ど居ないかと。

花弁に見えるのは萼片、萼片に見えるのは総苞片で花弁は有りません。
 

花色はこちらでは殆ど白です、色彩の有るミスミソウを見てみたいものです。 

萼片の数は6~10と様々。


少し背景を入れて。

こんな感じの所に点々と咲いてます。
とは言えここに来るのは数年振り、以前と比べると激減していました。

こちらは葯が赤い花、葯の色は白~淡紅色と変化が有るようです。

萼片の表は白ですが裏は赤味が有ります、総苞片も赤味が有りますね。 
これで何故表が赤くならないのか?

これは花後のミスミソウと思われます。 

昨年は別の場所で僅かしか撮れず、減ったとは言え今年は沢山撮れました。
この花が咲くと春の花が次々に咲き出します。
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