有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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苔か姫か確認に

2023年07月05日 | 山野草
先日載せたコケオトギリがヒメオトギリでは?と疑問が生じて再訪しました。
前回よりも沢山咲いていました。

コケオトギリとヒメオトギリは花の直下の苞(苞葉)の形で判断するようです。
白矢印が苞、赤矢印が葉で、コケは葉と苞が同じ形で、ヒメは苞が披針形だとか。

苞と葉が同じ形と言っても葉の形が分かってなければですよね。(^^;)
図鑑に依ればコケは円形に近い広卵形、ヒメは先が細くなった広卵形~披針形だそうで。
↓の白矢印が葉ですが、どう見ても円に近くはないのでヒメのようなですが・・・。
黄矢印の葉の先端に赤い丸い部分が有るのを覚えておいて下さい。(葉の赤い部分では有りません)


これは苞ですが↑の葉の形とそっくり、と言う事は葉が円に近くないですがコケでしょうか?
更に黄矢印の部分に赤い点のような物が、コケは葉や苞の先端に赤い突起が有る事が多いとの記述も。


花の直径はコケが5~7(8)mm、ヒメが6~8mmとほとんど区別が付かず。
※( )内の数字の図鑑も有り。


雄蕊の数がコケは5~10(8、30)、ヒメは10(5)~20(30)で、蕊の数では判断できなさそう。 

この株の苞葉は前述のと比べかなり細いです、これがヒメなのか。 


この株の苞葉も細い。 

少し分かり難いですが茎も葉も赤い集団が有りました、実は枯れる前に紅葉するのだそうで。 

葉が赤くなり始めた株の苞葉は上の段は細く、下の段は幅広。
最初は細くて徐々に幅広になるのでしょうか?
結局コケなのかヒメなのか結論が出せませんでした。(>_<)
コケとヒメが混在している?更に中間的なのも有る(交雑?)と言う事に。
ただはっきりコケと言う株が無い事も分かりました。

同じ所にコモウセンゴケ(小毛氈苔)も咲いています。 

モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草食虫植物で、宮城以南~沖縄に分布。 
トウカイコモウセンゴケと同じく、晴れた日の午前中にしか咲きません。

根生葉(根出葉)と腺毛、トウカイコモウセンゴケはスプーン型とか言われますが・・・。
変異が多く葉の形では区別はできないようです。

モウセンゴケの花は白ですがコモウセンは赤。 

花の大きさはこれくらい。(^^;) 

花の横顔。 

花を拡大すると、なかなかの造形美です。(^^) 

田圃の畔に咲いてたネジバナ(捩花)。 

ちょっと白っぽいのが多かったです、背景の花は色が濃いです。 

これも白っぽい花。
右の2本は同じ向きに捻じれ、左の2本はその反対に捻じれてます。
隣に咲いてても捻じれ方が反対、どちらに捻じれるかはほぼ1:1らしいです。

コケかヒメか確かめに行ったものの、結局良く分からないままに。(^^ゞ
私的にはヒメではないかと思ってるのですが果たして???
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