有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

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湿原の本命と撮り溜めた生き物達

2023年07月14日 | 混在
湿原周辺に咲くこの日の本命と撮り溜めた生き物を。
本目の花はこれ、ヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)。

薄暗く湿った林内に自生するので、撮っていると直ぐに藪蚊が来るしSSが上がらないのが難点。 

ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属の多年性腐生植物で関東以西~九州に分布。
環境省は指定してませんが、愛知では準絶滅危惧に指定されてます。

花は一日花なので巡り合わせが悪いと全く撮れない事も。(^^;)
この日は丁度開花してました。

花が閉じると先端が茶色になりますが、まだ先端が白いのでこれからのばかりのようです。 

そしてこちらがもう一つの本命ホンゴウソウ(本郷草)。
ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属の多年草腐生植物で本州~沖縄に分布。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定、ただ愛知ではその他となっています。(その他って何?)

これまた薄暗い湿った林内に咲くので撮るのが大変。(-_-;)
更に小さくて色的に腐葉土に溶け込んでしまうので見付けるのが難しい。


トゲトゲの丸いのが雌花の集合体で、棘に見えるのが柱頭。
先端に有るのが雄花、花弁も有り中心から黄色の花粉が出ますが、この日は咲いてませんでした。
と言うか、あまりに小さくて咲いてても見えません。(>_<)

湿原の本命の花は以上で、以下は花の少ないこの時期、撮り溜めの生き物達を。
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)にモンキアゲハ(紋黄揚羽)。

オオバギボウシを撮っていたら目の前の花に蜜を吸いに来ました。 

しかしどう見ても紋黄には見えませんけど・・・。 

シロツメクサ(白詰草)にベニシジミ(紅小灰蝶)。 

残念、翅は開いてくれませんでした。 

ハイイロチョッキリ(灰色丁切)と言うそうです。 

コウチュウ目オトシブミ科チョッキリゾウムシ亜科で、北海道~九州に分布。
体長はかなり小さく約9mm。

大型のキシタバ(黄下翅蛾)の一種。
チョウ目ヤガ科シタバガ亜科で開張52~70mm、北海道~九州に分布。

メジロ(目白)。 

ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)ではないかと思います。
南から大挙して北上し越冬できずに死滅します。
しかし、一部寒さに耐えた個体が生息範囲を広げると言う正に捨て身の戦法をとるトンボ。

撮り溜めの生き物達が少し続きます。
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