有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

山裾のコスミレを見に

2024年04月03日 | 山野草
山裾にコスミレ(小菫)を見に行きました、本命の前に見付けた花から。
クサボケ(草木瓜)。
バラ科ボケ属の落葉低木、分布域は記載がバラバラでどれが本当か分からず。
取り敢えず国立研究開発法人森林総合研究所の記載から引用しておきます。
本州中南部~九州に分布する日本固有種だそうです。
中国原産のボケ(木瓜)と殆ど見分けが付きません。
違いは花色でクサボケは朱色、ボケは紅色、但しボケは栽培品種が多く花色は様々。
他にクサボケは幹が地を這うか斜上し樹高は30~70cm。
対してボケは幹が地を這わず樹高は1~2m、但しどちらも幼木を除くです。
クサボケと名が付いてますが草本ではなく木本、花の直径は2.5~3cm。

キケマン(黄華鬘)。 

ケシ科キケマン属の2年草で関東以西~九州に分布。 

ジロボウエンゴサクと同科同属です。 

さて本命のコスミレです。
スミレ科スミレ属の多年草で北海道~九州に分布。

20m程の範囲に点在または少しかたまって、その場所には他のスミレは全く見られません。
上から葉表を。

葉の裏は紫色を帯びてます。 

柱頭はカマキリの頭型(▽)。 


距は長く花色とほぼ同色。

側弁の内側は東日本では無毛が多く、西日本では有毛が多いようです。
↓の側弁には毛が有るので西日本型。

かたまって咲いてるのを探して。(沢山咲いてるように見える)(^^;) 

少し横から別の塊を。 

周りに沢山咲いてるのですが、一緒に入れるのが難しい。 

低い位置から苦労して撮った玉ボケ入り。 

同じく低い位置から(写真機を地面に置いて)なんとか撮ってます。 

帰り掛けにシデコブシ(四手辛夷)が咲いてたので撮ってみました、残念ながら植栽物。 

モクレン科モクレン属の落葉低木で、自生種は東海地方の湿地周辺に分布。 

自生のものは環境省の準絶滅危惧(NT)、愛知県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。
花色は白~淡紅色ですが、栽培種は赤味の有るものが多いようです。

テングチョウ(天狗蝶)。
タテハチョウ科テングチョウ亜科テングチョウ属、前翅長20~28mm、成虫で越冬。
頭部が天狗の鼻のように突き出ているのが名前の由来。

一昨日は物凄い暴風で、こちらの最大瞬間風速は28m/sとなってました。(>_<)
今の時期台風とは呼びませんが、小型の台風が直撃したくらいの風。 
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