有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

腐葉土の厚く積もる森で

2024年04月18日 | 混在
古のままを守り続けてる幽玄の森へ、大木巨木が立ち並び昼なお薄暗いです。
ただ季節を問わず薄暗いので花は殆ど見られません。
そんな森には多くの鳥が生息してるので、冬は探鳥の場となります。
しかし葉の落ちた冬でも薄暗いのが難点。
エナガ(柄長)が現れました、何か咥えてますが逆光で色が変になってしまいました。(T_T)

振り回してはとまってる枝に叩き付けてました。 

シャクナゲ(石楠花)が咲いてました。
東北~中部地方南部が分布域のアズマシャクナゲ(東石楠花)でしょうか?

シャクナゲは園芸品が多く自生かどうかは分かりません。 

こちらにはホソバシャクナゲ(細葉石楠花)と言うのが有りますが、山地でしか見られない花。
因みにホソバは環境省、愛知県共に絶滅危惧Ⅱ類(VU)指定です。

夏鳥が来てないかと様子を見に行ったのですが、最初のエナガ以外は見られずでした。
ウグイスは鳴いてましたが姿は全く見えず、仕方ないのでこんな物を撮ってました。

ギンリョウソウ(銀竜草)です。 

腐葉土の積もった幽玄の森は湿度が保たれてるようで、ギンリョウソウが沢山咲いてました。 

ツツジ科ギンリョウソウ属の光合成をしない腐生植物で全国に分布。 

別名ユウレイタケ(幽霊茸)、薄暗い森の中に白い不気味な形で咲くからだとか。 

これでもまだ咲き始めたばかり、他に落ち葉の間から頭を僅かに覗かせてるのが多数。 

鱗のような鱗片葉を纏い、雌蕊の柱頭は青~紫で目玉に見えるのも不気味さを増してます。 

薄暗いのと、急斜面に咲いてるので撮るのに一苦労。 

背が低いので背景が抜けないのも難点ですが、探し回ってようやく見付けました。 

少し高くなった平らな所に咲いてたので背景が抜けました。 

↑と同じ株ですが玉ボケの位置を変えて。 

イズセンリョウ(伊豆千両)も咲いてました。

サクラソウ科イズセンリョウ属の常緑低木で関東~沖縄に分布。
雌雄異株ですが薄暗くて画像が不鮮明、雌雄の判断ができませんでした。(^^;)

ギンリョウソウは撮れたものの、目的の鳥は撮れず。
林道を歩いてると倒れた朽ち木に蠢く黒い物を見付けました、オオゴキブリです。
ゴキブリ目オオゴキブリ科、体長40~43mm、本州~屋久島に分布。
成虫は翅が失われてる事が多いそうで、画像の個体も翅が殆ど有りません。
オオゴキブリが生息してる所は自然の保全状態が良好な証しとされています。
愛知では準絶滅危惧(NT)に指定。

動画も撮ってみました。 

幽玄の森は自然環境が良好に保たれてると言う事のようです。 
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