有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

山裾から少し山側へ

2019年05月20日 | 山野草

畑周りを離れ、少し山の方へ入ってみます。
マルバウツギ(丸葉空木)が沢山咲いていました。


ユキノシタ科ウツギ属にはウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギが有ります。
 ※先日図鑑を見てアジサイ科としましたが、ユキノシタ科となっている図鑑が。
  さてどちらでしょう?ウツギと名の付く種類が他にも沢山。


ヒメハギ(姫萩)も咲いていました。


ヒメハギ科ヒメハギ属の多年草で、花期が4~7月と長いです。


萩の花に似て小さい事が名前の由来ですが、萩の花に似てますかね?


地面に何か蠢くものが、見た事のない虫だったので帰ってから調べました。
ヒメツチハンミョウ(姫土斑猫)のようです。


甲虫目、カブトムシ亜目、ツチハンミョウ科で、本州~九州に分布、体長9~23mm。
体液に有毒物質が含まれ、皮膚に着くと炎症を起こすそうです、触らなくて良かった。(^_^;)


杉の木にミスジチョウ(三筋蝶)がいたので撮ってみました。
上の方にとまっていたので、偶然逆光透かし撮りに。


山道の脇にタツナミソウ(立浪草)が咲いていました。


シソ科タツナミソウ属の多年草で、本州~九州に分布。
名前の由来は、横から見ると荒波が立つように見える事から。
言われれば確かにそんな風に見えますね。


雨が殆ど降らないので、遂にダムの貯水率が0.1%になってしまいました。
なんとか調整池に残っている水と、別の水系からの貰い水で、水道が止まると言う事は有りませんが。
今年は各地で雨量が少なく、一級河川が干上がっている所も有るようです。
 ※確か静岡県の富士川だったような。
水を分けてくれている水系もかなり減水しているので、このまま雨が降らないと・・・。(>_<)

次回は、山裾の用水路沿いに咲いてた花を。

 

 

 

 

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山裾の畑周りで

2019年05月19日 | 山野草

山裾の畑周りを、花を探してウロウロ。
クサイチゴ(草苺)がまだ咲いていました。
実がなっていたので、一つ食べてみましたが・・・。(^_^;)


キツネノボタン(狐の牡丹)。
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で、全国に分布。
同科同属のウマノアシガタとそっくりで、分かり難いです。


モミジの(紅葉)の種子。


正確にはモミジはムクロジ科カエデ属の総称で、これはイロハカエデの種子。


畔に咲いていたムラサキサギゴケ(紫鷺苔)。
ハエドクソウ科サギゴケ属の多年草で、東北以西~九州に分布。


畦道で雉を発見、車に乗ったままゆっくりと近付きます。
こちらに気付き草の中に隠れましたが、窓を開け暫く待っていると出て来ました。


5~6mの至近距離、逃げられないようゆっくりカメラを構えます。
何故か車の中なら、少しくらい動いても気にならないようです。


日本の国鳥ですが、何故か狩猟対象になっていて、放鳥される事も。
仮にも国鳥だと言うのに、扱いが乱暴なような。


さてこれは何でしょうね、甲虫だとは見れば分かりますけど・・・。
調べるのが面倒だったので、不明のままです。(^^ゞ


ウマノアシガタ(馬の脚形)の花が陽に照らされ輝いていました。
光沢の有る花弁は、陽が当たっていると撮り難いですね。


次回も山裾の畑周りの花を。

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ハナイカダとエビネ

2019年05月18日 | 山野草

里山に咲くハナイカダ(花筏)を見に行って来ました。


ハナイカダ科ハナイカダ属の落葉低木で、北海道南部~九州に分布。
名前の由来は、葉の中央に花が付き、葉の筏に乗ってるように見える事から。


雌雄異株で、葉の上に雌花は1個雄花は複数個付く。
花の直径は約5mmと小さく、緑色なので目立たない。


こちらは良く知られてる場所のエビネ(海老根)。


ラン科エビネ属の多年草で、本州~九州に分布。
名前の由来は、球茎が海老に似た形をしている事から。


RDBでは46都府県で準~絶滅危惧Ⅰ類に指定される中、愛知は準絶滅危惧に指定に留まっています。


マルバウツギ(丸葉空木)が咲き出していました。
アジサイ科ウツギ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。
花の中心部のオレンジ色の丸い花盤が特徴で、見分けや名前を覚えるのには好都合。
その肝心な花盤を上手く撮れませんでしたけど。(^^ゞ


逆光で撮ってみましたが、ちょっと白く飛び過ぎてしまいました。(>_<)


蝶や蜻蛉が多く見られるようになって来ましたね。
ジャノメチョウ科のヒメウラナミジャノメ(姫裏浪蛇の目)。
ジャノメチョウの中では良く見られる蝶です。



同じくジャノメチョウ科のコジャノメ(小蛇の目)。
こちらの方が見られる確率が低いです。


そしてこれはイチモンジチョウ(一文字蝶)・・・だと思いますが、確信が有りません。
 ※ご指摘が有り調べたところ、イチモンジチョウではなくダイミョウセセリと判明しました。


図鑑で見るイチモンジチョウは、翅裏色が綺麗で白点がもっと多いのです。
画像の個体は翅裏が黒く、白点が少ないのですよね。
北海道~九州に分布し、前翔長15~21mm。


この日の昼食です、味噌ラーメンを味噌ラーメンとして作りました。


暑くなって来たので、ラーメンはこれで最後にしようと思います。(焼きそばに変更)

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ホタルカズラと木の花

2019年05月17日 | 山野草

山裾に咲いていたホタルカズラ(蛍蔓)。
ムラサキ科イヌムラサキ属の多年草で、北海道~九州に分布。
日当たりの良い草地に生育します。


青い花の中央に隆起した白い星形を、蛍の光になぞらえたのが名前の由来。
花の直径は約15mmほど。


ほぼ全国に分布していますが、19都府県で準~絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
 ※環境省(国)としては指定していません。
その中で唯一絶滅危惧Ⅰ類に指定されているのが愛知県。(>_<)


咲き残りのコバノガマズミ。


ニシキギ(錦木)、枝にコルク状の翼が有るのが特徴。
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。
名前の由来は、秋に綺麗に紅葉する事から。
花の直径は7~9mm。


そしてこちらはほぼ同じ花のコマユミ(小真弓)。
ニシキギの枝にコルク状の羽が無いだけの種類、当然ニシキギと同科同属です。


お次はウツギ、とは言っても種類が多いですね。
花の形はツクバネウツギに似てます、と言うよりそっくりです。


さて何ウツギでしょう?とクイズを出しても仕方ないですね。(^^ゞ
実は、ニシキウツギ(二色空木)かハコネウツギ(箱根空木)かはっきりしません。


ハコネウツギは咲き始めは白く、次第に紅色に変化して行きます。
そしてニシキウツギも淡黄白色から紅色に変わり、両者ともに変身が得意。


当然同科同属・・・はてさて、君はどちらなのかな?
細かい所を見れば分かるようですが、そこまで気にせず撮ってしまいました。(^_^;)


花を探していたらこんな物を見付けました。


何かの繭だと思いますが、何でしょうね?山繭ではないと思いますけど。


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木の花の咲く山裾

2019年05月16日 | 山野草

昨日に続き山裾の木の花を。
クロバイ(黒灰)が満開でした。

ハイノキ科ハイノキ属の常緑高木で、関東南部~沖縄に分布。


上手く撮れませんでしたが、花の量が凄いですね。


ナツグミ(夏茱萸)も咲いています。
グミ科グミ属の落葉低木~落葉小高木で、東北地方南部~東海地方に分布。


夏と名前が付いてますがまだ早過ぎるような、名の由来は花ではなく実の方です。
アキグミの果期が9~11月に対してナツグミは5~7月、これが名前の由来です。


実は食べられますが、野生のグミの実を食べた事は有りません。


咲き残りのヤマブキ(山吹)。


バラ科ヤマブキ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。


小判や金塊の色を「山吹色」と言いますが、こんな色なのですかね?
そんな大きな金の塊を見た事が無いのでわかりません。(^_^;)


花の後ろからも撮ってみました。


透けて輝く事のない金と、透けて輝くヤマブキ、さてどちらがお好みでしょうか?
そんなの言わずもがなですよね。(^^ゞ


山裾の花は続きます。

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山裾の木の花

2019年05月15日 | 山野草

立夏も過ぎると草花は一旦落ち着き、木の花が咲き出します。
真っ先に咲くのはヤマツツジ(山躑躅)でしょうか。


ツツジ科ツツジ属の半常緑低木で、北海道~九州に分布する日本固有種。


こちらは直ぐ傍に咲いていた花ですが、同じヤマツツジとは思えないほど色が違います。


さて、これもヤマツツジでしょうか?モチツツジ(餅躑躅)のような気もします。
良く確かめませんでした。(^_^;)


ツクバネウツギ(衝羽空木)も咲いていました。


リネンソウ科ツクバネウツギ属の落葉低木で、本州~九州に分布。


名前の由来は、萼の形が羽根衝きの羽根に似ている事から。


カマツカ(鎌柄)も咲き出していました。


バラ科カマツカ属の落葉高木で、全国に分布。


材が硬くて折れ難いので、鎌の柄に使われたのが名前の由来。


別名「牛殺し」とも呼ばれますが、こちらの名前の由来は良く分りません。


おまけの何かの幼虫、成虫はどんな姿なのでしょう?


次回も木の花を。

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里山のキンさんギンさん

2019年05月14日 | 山野草

今回は里山でキンさんギンさんに会いました。
最初はキンさん。

キンラン(金襴)、ラン科キンラン属の多年草で、北海道~九州に分布。


この時期の大人気の花ですが、案外あちこちで見られます。
「あれ!こんな所にも」と言う事が多々有ります。


何故か一株だけで咲いてるのが多いですね。


こちらも一株だけで、花数も控えめに寂しく咲いていました。


中には隣の株と競い合うように、多くの花で着飾ったのも。


私の知ってる場所で群生してる所は僅かしか有りません。


キンさんの次は当然ギンさんを。


キンランと同じ、ラン科キンラン属の多年草で、こちらも北海道~九州に分布。


同科同属ですが、花の色と草丈が違います。


キンランが30~70cmに対し、ギンランは10~30cm。
今回撮ったギンさんの草丈は、10cm以下でした。


ギンさんはキンさんより圧倒的に数が少ないです。
更に年々その数が減っているようで、2年前に見付けたギンさんは見られなくなってしまいました。

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標高200mの里山の花達

2019年05月13日 | 山野草

里山の中腹、標高200m辺りの花を撮りに行きました。
最初は道端でも見られるオオジシバリ(大地縛り)。


キク科タカサゴソウ属の多年草で、全国に分布。
普通過ぎて殆ど見向きもされない花。


尾根(標高350m)まで登る山道を歩き始めると、フタリシズカが一株だけ咲き掛けていました。
何度も歩いてる道ですが、今までここに有るのを全く気付かず。
花の咲いてる時に来てなかったのか、見逃していたのか?


アマドコロ(甘野老)が沢山咲いていました。


キジカクシ科アマドコロ属の多年草で、北海道~九州に分布。


花がまだ開き掛けでしたが、下から撮ってみます。
逆光になるので、なかなか上手く撮れませんね。


露出補正で明るく撮ってみました。


コバノガマズミ(小葉の莢蒾)も咲いていました。


そしてオオバウマノスズクサ(大葉馬の鈴草)も。
このオオバウマノスズクサ開き掛けなのでしょうか?花の形が歪です。


上からばかり撮っているので、下からも撮ってみました。(^^ゞ


次回も里山の花達を。

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載せるのが遅くて、時期がずれて・・・

2019年05月12日 | 山野草

GWにPC設定に手間取り、時期と更新がかなりずれてしまいました。
今日の画像の花は既に終わっているか、終盤になってるかと。(^^;)
この時はまだ蕾だったミカワバイケイソウ(三河梅蕙草)。


シュロソウ科シュロソウ属の多年草で、愛知、長野、静岡、岐阜に分布する日本固有種。


コバイケイソウ(小梅蕙草)の変種で、湿った場所に生育します。
 ※コバイケイソウ:北海道~中部地方の亜高山に分布。


バイケイソウ、コバイケイソウと共に有毒植物です。
芽出しの頃のオオバギボウシ(山菜のウルイ)に似ているので注意が必要。


こちらはもう終わってしまっている花です。
ムベ(郁子)の花。


アケビ科アケビ属の蔓性常緑木で、関東以南~九州に分布。


国内のアケビ科はアケビ、ミツバアケビ、ムベの3種で、ムベだけが常緑。


アケビやミツバアケビと同じく実は食べられます。
ただムベの実は、アケビのように熟しても割れません。


蔓の先端の方はまだ蕾が多かったです。


大量の花を付けたムベ。


アケビとミツバアケビの実は食べた記憶が有るのですが、ムベの実は食べた事が無いような?

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枝に並んで咲くヤブデマリ

2019年05月11日 | 山野草

ヤブデマリ(藪手毬)の花があちこちで見られました。


レンブクソウ科ガマズミ属の落葉低木~小高木で、関東以西~九州に分布。
花が広がった枝に上向きに並んで咲きます。


背の高い木だと、花を下からしか撮れません。
背が低くても私の腕では、並んでいる花を上手く撮るのが難しいです。
仕方ないので遠目から。(^_^;)


いくら何でも遠すぎますね、もう少し近いのを下から。


おまけの透かし撮りで。


湿原の中に咲いていたサワオグルマ(沢小車)・・・だと思います。
遠くに咲いていて近寄れず。


キク科コウリンカ属の多年草で、本州~沖縄の日当たりの良い湿地に生育。
この湿原では長年見られなかった花、植生回復作業で蘇りました。


次回は載せるのが遅れ、時期がずれてしまった花の画像を。

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