有為転変(物事は移り変わって儚いの意)

更新が遅く現状では有りません。名前が間違ってる事も有るのでご承知おきを。

山裾で蝶2種

2020年07月21日 | 山野草
前回と同じくギボウシ(擬宝珠)から。
と言っても前回はオオバギボウシでしたが、今回はコバギウウシ。

キジカクシ科ギボウシ属の多年草で、本州~九州に分布する日本固有種。

ヒオウギズイセン(檜水仙)にモンキアゲハ(紋黄揚羽)。
 ※ヒオウギズイセンは正確にはヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)です。

前翅長60~75mm、開張110~140mm、秋田、岩手以南~南西諸島に分布。
南西諸島を除き日本最大級の蝶のようです。

この時ヒオウギズイセンにモンキアゲハが数頭いました、この花が好きなのですかね?

アザミにはダイミョウセセリ(大名挵)が訪花。

翅を閉じてとまるセセリチョウが多い中、ダイミョウセセリは翅を開いてとまります。
翅裏を撮るにはこの構図しか有りません。

翅表を撮ろうと、飛ばれるのを何度も追掛けるも、表を撮らせてくれませんでした。
開張32~36mm、前翅長15~18mm。

最後にアキノタムラソウにとまりましたが、これまた翅表を見せてくれませんでした。

蝶が去った後でアキノタムラソウを撮ってみました。

沢山咲いてましたが、今回はシマジタムラソウは混じってませんでした。

ヤマユリ(山百合)が咲き始めています。
まだ咲き始めたばかりなので、近い内にたっぷりと。

次回は山裾のお寺付近の花を。
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山裾を巡り色々と

2020年07月20日 | 山野草
近隣の山裾を巡って色々撮ってみました。
農業用水の水路脇に咲いていたオオバギボウシ(大葉擬宝珠)。

用水の周りにはコシアカツバメ(腰赤燕)が飛んでいました。
水路の橋の下入っては出て来ます、橋の裏に巣が有るようです。
↓は幼鳥だと思われます。

飛んでるところもなんとか捉えましたが、下からなので腰の赤色が見えません。

背景にピントを取られましたが、腰赤の証拠写真です。(^^;)

こちらは獲物を咥えたホオジロ(頬白)でしょうか?

葉の上に居たニホンアマガエル(日本雨蛙)。

良く似たシュレーゲルアオガエルをまだ見た事が有りません。
外人さんのような名前ですが日本固有種です、一度見てみたいです。

トンボが沢山飛んでいました、アキアカネのような違うような?
飛びそうな距離の別の物にピントを合わせ、その辺りを通ったらシャッターを押します。


ピントがきっちり合わないのと、被写体が遠くて小さいので種類が分かりません。

ネジバナ(捩花)の残り花。

残り花と言っても、まだかなり残ってました。
背景に写ってるのはアキノタムラソウ(秋の田村草)。

そのアキノタムラソウが沢山咲いていたので撮ってみました。
シソ科アキギリ属の多年草で、本州~沖縄に分布。

ところがここからがややこしいです。(^^;)
アキノタムラソウは雄蕊が上唇に沿い、先端が下に曲がります。
但し咲き始めは真っ直ぐ、↓の上の2個の花の雄蕊は殆ど曲がっていません。
2段目の雄蕊は下に曲がっています。

なんとかカッコ良く撮ろうと沢山撮ったのですが・・・。
帰って大画面で見たら、アキノタムラソウではないのが写ってました。
それがこちら、って分かりませんよね。(^^;)

花を拡大して撮ったのがこちら。
雄蕊は上唇に沿わず、先端が下を向くどころか上を向いてます。

↓を見ると、先端が真っ直ぐで花冠から飛び出してるのが良く分かります。

↑を下から撮った画像でも、雄蕊が真っ直ぐなのが分かります。
実はこれアキノタムラソウではなく、シマジタムラソウ(島路田村草)だったのでした。
アキノタムラソウとは同科同属ですが、愛知、三重、岐阜、静岡だけに分布する日本固有種。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類指定で、愛知では準絶滅危惧指定種。

両者をもう一度比べてみましょう、↓はアキノタムラソウ。
雄蕊がまだ完全に曲がってませんが、葯は下を向いています。
それと茎にも注目、毛が殆ど目立ちません。

対して同じような構図で撮ったシマジタムラソウ。
雄蕊は真っ直ぐで茎に毛が目立ちます。

実はタムラソウは夏と秋、更に春を含め10種以上存在します。(^^;)
この辺りで見られるのは限られてますけど。
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長雨で茸が沢山

2020年07月19日 | その他
長雨でジメジメが続いたせいか、樹林の中には茸がニョキニョキ。
残念ながら茸は難しく、名前(種類)はさっぱり分かりません。(^^;)
倒木に生えていた茸、サルノコシカケ科ですかね?

横から見ると色気が有りません。

傘の上部が平たいのでヒラタケ・・・なんて事は無いですよね。

茶色で滑りの有るのはナメコしか知りません。(^^ゞ

これも倒木に生えていました、多分コリコリした歯触りではないでしょうか。

これは見た事の有るお菓子のような。
白いのが砂糖で、茶色は餡子だと思います。(^^)

一応調べると、典型的な唐傘の形はキイボカサタケ(黄疣傘茸)ではないかと。
笠の先端にいぼ状の突起が有るのが名前の由来。

多分これも同じ茸だと思います。

で、これが同じかどうか?

これまた同じなのか、それとも違う茸なのか・・・。

赤みの強い茸、きっと猛毒だと思います、いや絶対猛毒。

地面に生えてるとは限りません、頭の上にも生えてました。

おっとこれは茸なのに葉が有ります、な訳ないですよね。

これは何だか食べられそう、笠の大きさは約10cm。

下からも撮ってみました、どうです美味しそうでしょう。(^^)

最後は地面に立っていた枯れ枝に生えてた茸。
笠の大きさは約1cmほどでした。

以上キノコの山でした。
キノコのこのこ狸の子、チョコとクラッカーで出来てました。(^₀^)
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湿原周辺で花等を撮ってみました

2020年07月18日 | 山野草
湿原周辺で色々撮ってみました。
湿原からの流れ出しの一つです、長雨の増水は治まっていました。

湿原の直ぐ横、草付きの広場に咲いていたヒメヤブラン(姫藪蘭)。

キジカクシ科ヤブラン属の多年草で、全国の陽当たりの良い草地に分布。
ヤブランの草丈は30~100cm、対してヒメヤブランは6~15cm。
花の直径はヤブランが約7mm、ヒメヤブランは約1cm、あれれ!?ヒメの方が大きい。(^^;)

湿原周辺の樹林の中へ、前回蕾だったヒナノシャクジョウの様子を見に。
まだ少し早いようで、開いてる花がなかなか見付かりませんでした。

普段からジメジメした場所は、長雨のせいでグチョグチョ、長靴でないと無理です。

僅かに開いてる花が有りすが、花の中を撮れる良いのが有りません。
大きく撮ってますが、↓ の背丈は約2㎝です。

なんとか撮れそうなのを見繕って撮ってみましたが・・・。
樹林の中は暗いので、あまり奇麗には撮れませんでした。(T_T)

春に林縁に咲いていたオカタツナミソウの名残りです。

匙(さじ)のように見えるのは下萼片で、この上に種が乗ります。
既に種は落ちてしまってますけど。

ウラギンシジミ(裏銀小灰蝶)が吸水してました。

開張37~40mm、前翅長21~25mmで、シジミチョウの中では大型の部類。
因みにベニシジミは開張27~35mm、前翅長15~18mmです。

本州~沖縄に分布、♂の翅表は濃茶色地に朱色の紋が奇麗です。
残念ながら、なかなか翅を開いてくれない蝶です。

↑の画像、ウラギンシジミが何にとまってるか気付きましたか?
近寄ると逃げるのですが、直ぐに戻って来るので何故だろうと思ってました。
蝶だけを見ていたので気付きませんでしが、これだったのです。(^^;)

湿原の傍らに有るベンチで昼食を。
何時ものように焼きそばですが、今回は二日前の晩御飯の残りのカレーをかけて。
カレーうどんは普通に有りますよね、ではカレー焼きそばが有っても不思議ではないかと。(^^)

次回は長雨のせいで沢山生えてた茸を。
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何時もの湿原にトモエソウを見に

2020年07月17日 | 山野草
トモエソウ(巴草)が咲き出したとの情報で、何時もの湿原に行ってみました。
湿原入り口に咲いていたムラサキニガナ(紫苦菜)、花後の綿毛が多くなっています。

直ぐにトモエソウを見に行くも、僅かしか咲いていませんでした。
しかも既に一つの花は萎れ始めています、長雨の影響が有るのかも?

オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草で、北海道~九州に分布。
湿原に見に行きましたが、生育地は湿地ではなく周辺の山裾になります。
まだ蕾が多いので、再訪しようか思案中。

折角来たので他の花が咲いてないか見てみます。
サワヒヨドリ(沢鵯)が咲き始めていました。

キク科ヒヨドリバナ属の多年草で、全国の湿った山野や湿地に分布。
花の色は白~淡紅紫色ですが、こちらでは何故か白が多いです。

湿原の木道脇に咲いていたノカンゾウ(野萱草)、一日花なのでその日限りの花。

ググイと寄って雄蕊の花粉を撮ってみました。

晴れた日の午前中しか咲かないトウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)も咲いてます。
この日はそれほど晴れてなく、時折雲が切れる程度だったのに。

長雨で、束の間の晴れ間に慌てて咲いたのかも。(^^)

湿原の木道に居たジガバチ(似我蜂)、別名サトジガバチ(里似我蜂)。
全国で普通に見られる、ジガバチの代表種だとか。
因みに名前の由来は、飛翔筋の振動音が「ジガジガ」と聞こえるためだそうで。
残念ながらこの時、その音は聞こえませんでした。

腹部第一節が極端に細く、究極のくびれとなっています。(^^;)
お腹のくびれも凄いですが、体と不釣り合いな顎も強烈そうです。
何もしなければ人を刺す事は無いようですが、仮にも蜂なので針は持ってます。
とまっているのは、木道横のロープを張るための木材に似せた合成樹脂の杭です。

ノリウツギ(糊空木)も咲き出していました。
アジサイ科アジサイ属の落葉低木で、北海道~九州に分布。
名前の由来は、樹皮に含まれる粘液を和紙製造の糊に用いた事から。

サワシロギク(沢白菊)が咲いてました。

これもサワシロギク?それにしては花弁が揃い過ぎてるような。
サワシロギクは、花弁が歯抜けのようになるのが普通なのですが・・・。
もしかしたらサワシロギクではないかも。(^^;)

タンザワウマノスズクサ(丹沢馬の鈴草)の実。
春に花が沢山見られ、弾ける前の実も見てますが、弾けた実を初めて見ました。
弾けて少し時間が経った実なのが残念、弾けたばかりの実は奇麗だそうです。
この実が弾けたばかりのところを見るために、毎日通う人もいる程。

次回は湿原周辺のその他を。
※おまけ
16日の夕方18時過ぎに虹が出てたので、家の窓から撮ってみました。

少し暗く撮れてしまったのが残念。
夕方の虹は弧が大きくなるので、住宅街からでは全体は撮れませんね。

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梅雨時の近所の水田で

2020年07月16日 | 山野草
近所の水田地帯をウロウロしてみました。
田圃の畔にヤブカンゾウ(藪萱草)が咲いています。

ツルボラン科ワスレグサ属の多年草で、北海道~九州に分布。

若葉は食用になりますが、食べた事は有りません。
3倍体のため種子はできないようです。

ノカンゾウの花は一重ですが、こちらは八重咲。

チゴザサ(稚児笹)で覆われた休耕田に足を踏み入れます。
ズブズブと沈みそうになるのを、稚児笹を踏んで足場に。(^^;)
目的は背景に写っている白い花を撮るため。

それは何時もの湿原にも咲いていたヌマトラノオ(沼虎の尾)。


畔の上の方の道路脇は草が刈られてますが、その下は手入れがされてません。
田圃だった頃はこの花も刈られてしまってたのでしょうね。
休耕田になって復活したようです。

オカトラノオに居るのは蜘蛛のように見えますが、蜘蛛ではなく蜜蜂です。(^^;)

こちらは蜘蛛には見えないですよね。(^^)

ご存じベニシジミ、この花に居るのを初めて見ました。

畔と稲の間にはオモダカ(面高)が咲き始めています。


オモダカ科オモダカ属の多年草で、全国の水田、沼、湿地などに分布。
昔は田圃の嫌われ物でしたが、今は殆ど見られなくなりました。

またキアゲハ(黄揚羽)が居ました。

今まであまり見られなかったのに、一斉に羽化したのでしょうか?

翅裏を撮ろうと横に回り込んでみましたが、翅を閉じてくれませんでした。
撮れなかったものの、翅表も裏も青色が奇麗です。

それにしても雨が続きますね、例年ならそろそろ梅雨明けの話が出る頃です。
こちらの梅雨明けは、平年が7月21日、昨年は7月24日でした。
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近所の小さな蓮池にて

2020年07月15日 | 山野草
近所に小さな蓮池が有るので行ってみました。
おやおや沢山の人がカメラを構えています、この辺りでは有名な蓮池です。
と言うか、他に無いのですよね。(^^;)

ハス科ハス属の多年草でインド原産とされてますが、弥生時代全から既に有ったようです。

地下茎は書いて字の如し、蓮根はご存じの通り。

古くから有りますが、栽培されてる品種の多くは明治時代に輸入された中国産だとか。

他に観賞用の園芸品種も多数有り、ここの蓮の品種は不明です。

蓮根は冬が収穫期ですが、掘ってるのを見た事が無いので、園芸品種ではないかと。

長い年月を経て発芽した古代蓮は凄いですね。
中尊寺蓮が800年前、千葉の大賀蓮が2000年前、埼玉の行田蓮は1400百~3000年前の実から。

花芯を引き寄せてみました。
漏斗状の部分が花托で、突き出てるのが雌蕊、周りに沢山有るのが雄蕊。

花後に花托だけが残り、形が蜂の巣に似る事からハチスと呼ばれていたそうです。
ハチスが転訛してハスになったとWikiには。
偶然蜜蜂が飛んで来ました。

蜜蜂は蓮の花が好きなようで。

しかし直ぐ近くで開花し、蜜蜂が居て花の中が撮れるのは殆ど有りません。
なんとか撮れたのがこちら。

見た感じ日本蜜蜂のようですが、どうなんでしょう?

寄った画像ばかりになってしまったので、少し引いた画像も。
近くに民家や温室、電柱や電線が有るので、入れないように撮るのは難しいです。(^^;)

花の中が見えるように少し上から撮ると、余計な物が入ってしまって。
これも右端に電柱が入ってるのに気付きませんでした。

次回は蓮池周辺の水田地帯で撮った色々です。
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雨の日は近場で

2020年07月14日 | 山野草
長雨が続いていました、雨の日は近所で雫でも撮るしかないですね。
ところが雨が激しく雫は葉や枝に留まらず、あっと言う間に流れ落ちます。
少し小降りの時に撮ってみましたが、今一でした。

雫に景色も映ってませんし。(T_T)

ここ一週間の累積雨量は340mmでした、雫は雨が降り過ぎても駄目ですね。

空き地の草にキアゲハ(黄揚羽)を見付けます。

そう言えば、今期キアゲハを撮ってないので丁度良かった。

開張70~90mm、前翅長40~66mm。


北海道から沖縄まで普通に見られるアゲハ蝶です。

もう一頭いました、ヤブガラシ(藪枯らし)の花で吸蜜するキアゲハ。
ヤブカラシは別名ビンボウカヅラ(貧乏蔓)とも呼ばれます。
繁殖力が強く、他の植物に巻き付き、藪をも枯らしてしまうからだそうです。

丁度雨が小降りになったので撮れました。

田圃の畔に生えてた掌大の茸、名前は分かりません、当然食べられるかどうかも。(^^;)

雨で日中でも暗いので、カラスウリ(烏瓜)が咲いてないかと見に行くと開き掛けていました。
薄暗いとは言え、夕方程暗くないからでしょう。

正確にはカラスウリではなく、キカラスウリ(黄烏瓜)ですけど。
ウリ科カラスウリ属の蔓性多年草で、北海道~九州に分布。
カラスウリの果実は赤で、キカラスウリは名前の通り果実が黄色です。

汗疹(あせも)の薬のテンカフン(天花粉又は天瓜粉)はこの根の澱粉から作ったものだそうで。
知りませんでした。(^^;)

次回は近所の蓮の花を。
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湿原周辺から水田地帯へ

2020年07月13日 | 
湿原周辺の続きです、ヤブデマリの実が真っ赤になっていました。

湿原の隅に咲いていたヌマトラノオ(沼虎の尾)。

サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、本州~九州の湿った所に分布。
オカトラノオの花序は曲がってますが、ヌマトラノオは直立します。
花序の長さは10~20cm、花の直径は約5mm。

トモエソウ(巴草)を見に行きましたが、まだ蕾でした。

湿原の最後は小さな小さな花、ホンゴウソウ(本郷草)です。

ホンゴウソウ科ホンゴウソウ属の多年草の腐生植物で、関東以西~沖縄に分布。
画像のホンゴウソウの背丈は僅か1cmほどしか有りません。

環境省の絶滅危惧Ⅱ類に指定され、34都府県で絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
そんな中、愛知では比較的見られるようで準絶滅危惧指定。
画像は3枚とも同じホンゴウソウを別角度から撮っています。

帰り掛けに水田地帯のハス(蓮)の様子を見てみましたが、まだ蕾ばかり。

僅かに咲いていたのを。

蕾にシオカラトンボ(塩辛蜻蛉)。


水田の中には、あちこちにサギが見られます。
これは嘴の先端が黒いのでチュウサギ(中鷺)ですね。

アオサギ(青鷺)が首を伸ばして獲物を探していました。

背景のガードレールが気に入りませんが、アオサギが舞い降りたところ。

畔にいたモンシロチョウ(紋白蝶)。

次回は雨の日に近所で撮った色々を。
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湿原とその周辺で

2020年07月12日 | 山野草
何時もの湿原周辺に、とある花が咲いたようなので行ってみる事に。まずは湿原の様子をみてみると、ミミカキグサが咲き始めていました。
右の黄色のがミミカキグサ(耳掻草)、左の紫のがムラサキミミカキグサ(紫耳掻草)。
どちらもタヌキモ科タヌキモ属の多年草食虫植物で、北海道~九州の湿地に分布。
ミミカキグサの花は3~5mm、ムラサキミミカキグサは3~4mm。

他には殆ど花が見られません、僅かに咲いていたのはコケオトギリ(苔弟切)くらい。

オトギリソウ科オトギリソウ属で、全国の湿地や湿った所に分布し、花の直径は5~8mm。

湿原の外れに咲いていたノヤマトンボ(野山蜻蛉)。

丁度時期のようで、つい先日にも載せたばかり。

草丈は50cmくらいでしょうか、花の中を撮ろうとしますが上手く行きません。

少し奥の方にもう一株。

湿原内を諦め、周辺の林内へ。
もうヒナノシャクジョウ(雛の錫杖)が咲き始めています。
残念ながら花期には少し早く、開花していません。

ヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属の多年草で、落葉の間に生える腐生植物。
ローアングル撮ってみるも失敗、ピントが合ず。(T_T)

茎頂に2~6個の花が固まって着き、花被片の長さは6~10mm。

関東以西~九州の、湿った薄暗い林下に分布。
環境省のRDBには載ってませんが、愛知県の絶滅危惧Ⅱ類指定種。
昨年は僅かしか見られなかったのに、今年は不用意に歩くと踏み付けてしまいそうなほど。

そんな薄暗い林下にムラサキシキブ(紫式部)も咲いていました。
他では既に種になっています、陽当たりが悪いせいで、咲くのが遅いのでしょうね。

ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の髭)、これも林下の陽当たりの悪い所を好むようです。
キジカクシ科ジャノヒゲ属の多年草で、北海道~九州の林内や林縁に分布。
まだ蕾で一つだけ半開きでした。

そして林内にも咲いていたノヤマトンボ(野山蜻蛉)。

ここは藪の中ではなく、落ち葉の上にニョッキリ生えていました。

次回も湿原周辺の花を。
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