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【難読漢字】「百舌鳥」って読めますか? 読み方は「2文字」です 現代ビジネス編集部

2021-12-04 06:00:00 | 難解漢字 現代ビジネス 連載
【難読漢字】「百舌鳥」って読めますか?




 読み方は「2文字」です


突然ですが


百舌鳥」という漢字


読めますか?


「百舌」とも書きます


「百舌鳥」という漢字3文字ですが、読み方は2文字です


意外と肉食で、他の鳥の鳴き声を出すことができる鳥の名前です。


答えは…

答えは、「もず」でした。

わかりましたでしょうか?




現代ビジネス編集部





百舌鳥という地名

先週書いた「百舌鳥古市古墳群」の「百舌鳥」というのはユニークな地名である。というのも、漢字で3文字なのに、読むと「もず」と2文字なのだ。漢字よりひらがらの方が文字数少ないというのは珍しい。

「百舌鳥」という地名は古く、「日本書紀」の仁徳天皇のところで、同天皇が「百舌鳥野に幸して遊猟したまふ」とある。そもそもこの地名は、仁徳天皇陵の工事が始まった際に、野原から鹿が走り出て来て造営中の人の中で倒れて死に、その耳からモズが飛び去ったことから、「百舌鳥耳原」と呼ばれるようになったという。

「古事記」では「毛受」とあり、中世以降は「万代」とも書かれたが、近代になって再び3文字の「百舌鳥」となり、現在でも堺市北区や堺区の地名として「百舌鳥」が使われている。

この百舌鳥という漢字は地名独特のものではない。鳥のモズに対しては「鵙」などいくつかの書き方があるが、おそらく、「百舌鳥」と書くのが一番一般的だろう。

モズはスズメ目モズ科モズ属に属する鳥で、日本だけでなく東アジア各地に広く分布している。昆虫、トカゲ、カエルなどを捕り、木の枝に刺す“モズのはやにえ”などでも知られるように、古くから身近な鳥であった。

そして、色々な鳥の鳴きまねができることから、「百の舌を持つ鳥」という意味で「百舌鳥」という漢字があてられたという。


・・・・・・・

漢字の由来は百舌鳥が物まねをするから

百舌鳥という漢字の由来は、他の鳥の鳴き声を真似することができることに由来しています。

 

モズは実に100種類にも及ぶ鳥の鳴き声を真似できるといわれており、他の鳥の複雑なさえずりも真似することができるそうです。

 

このことから「百の舌を持つ鳥」という意味で、『百舌鳥』と漢字表記されるようになったと考えられています。

 

ちなみに多種多様な鳴き声を出せるのはオスだけで、これはメスにアピールするためなんだとか。鳴き真似が上手なオスほど、メスからモテるそうですよ!

 

もともとは「百舌」だった?

もともとモズは「百舌」と表記されており、それが主流でした。

 

しかし、「百舌」だけでは何を指しているのか分かりにくいということもあり、鳥を加えて『百舌鳥』と表記するようになった、と考えられています。

 

「モズ」を一文字で書くと・・・

モズには、実は単漢字による表記も存在します。その場合の表記は『』となります。

 

これは目をキョロキョロさせて獲物を捕獲する様子にちなんでいるそうです。