★ ボンバルディアCRJは、リージョナルジェットの草分けだ。初の50人乗りジェット機。
日本航空(JAL/JL、9201)グループで地方路線を担うジェイエア(JAR/XM)の
ボンバルディアCRJ200型機が1月31日、全機退役した。
最盛期は9機が在籍したものの、1月は鶴丸塗装の8号機(登録番号JA208J)と、
アーク塗装の9号機(JA209J)のみとなり、
最終便となった8号機による松山発伊丹行きJL2310便の到着により、
2001年の就航以来約18年の歴史に幕を下ろした。
小さな機体に先進的な技術を詰め込んでいるエンブラエル製E170.E190 である
エンブラエル後継→MRJの導入決定していたが、MRJは頓挫した
ボンバルディアのプレイバックシーン
伊丹空港 スカイパーク&千里川土手にて過去に撮影したもの
① JA201J
② JA202J
③ JA203J
④ JA204J
⑤ JA205J
⑥ JA206J
⑦ JA207J
⑧ JA208J
⑨ JA209J
★残念ながら、退役特別塗装機は見れませんでした。
●ジェイ・エア 使用機材➡︎エンブラエルに統一された。2021年 MRJ 導入予定
エンブラエル 170型 76人乗り 17機
エンブラエル 190型 95人乗り 11機
★エンブラエルは現在では、世界第3位の航空機製造会社。
日本では、フジドリームエアラインズが導入している。
●●●ネットコピー こんなニュースが昨年12月。現状不詳ですが MRJ 頑張って欲しいもんだと思う。
🔶ボーイング・エンブラエル提携で、MRJは事実上巨大メーカー2社に挑む形になるか❓❓
日の丸ジェットとして開発が進んでいる三菱重工のMRJに極めて大きな逆風が吹いています。最大のライバルであるブラジルのエンブラエルが米ボーイングとの経営統合に向けて検討を開始したからです。
米ボーイングは12月21日、ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエルと提携交渉を進めていることを明らかにしました。ブラジル政府が難色を示しているとも言われており、最終的に経営統合が実現するのかは分かりませんが、世界の航空機市場は航空機の種類(機体のサイズ)を超えた寡占に向けて大きく動き出したことは間違いありません。
現在、大型旅客機の市場は、ボーイングと欧州エアバスの2社が圧倒的な地位を占めています。中国だけは独自の型式証明の制度があるため、中国製の航空機が空を飛んでいますが、それ以外の地域では、ボーイング製かエアバス製ということがほとんどです。
一方、小型機(リージョナルジェット)の分野はブラジルのエンブラエルとカナダのボンバルディアというメーカーがシェアを争っています
航空機は、かつては付加価値の高い産業でしたが、この分野もコモディティ化が急速に進んでおり、完成機メーカーがゼロから航空機を作るというケースはほとんどなくなっています。大手の部品メーカー各社が半完成品の状態で主要部品を納入し、完成機メーカーはこれを組み立てるだけというのが主流です。
つまりどのメーカーが作っても航空機はほぼ同じような中身となってしまうため、他社との差別化が難しくなっているのです。利益率も低くなり、航空機はあまり儲からないビジネスとなってしまいました。
このような市場においては、高いシェアを持ち、分厚い顧客基盤を持つ既存のメーカーが圧倒的に有利になります。特に大型機については、今から新規参入してボーイングとエアバスの2社に勝てる可能性はほとんどありません。
一方、リージョナルジェットは、大型機より利益が少ない製品ですが、新興国を中心に今後の伸びが期待できます。三菱はこの市場の伸びしろに賭け、何とかエンブラエルとボンバルディアによる2社寡占市場に割り込もうとしたわけです。
◆ところが、ボンバルディアは2017年10月、一部機種の事業をエアバス傘下に移すことを決定。エンブラエルもボーイングとの統合に向けて舵を切り始めました。エアバスの傘下に入る事業はMRJとは直接競合しない機種ではありますが、ボーイングとエンブラエルの統合が実現した場合、三菱は事実上、巨大メーカー2社に単独で勝負を挑む形になります。
MRJは開発が大幅に遅延しており、すでに5回、納入を延期しています。12月にはMRJの製造を担当する三菱航空機が、初の受注キャンセルが出る可能性について明らかにしました。ボーイングとエンブラエルの交渉次第では、MRJの計画にも何らかの見直しが必要となるかもしれません。
★余談
CRJ200は、カナダのボンバルディア・コマーシャル・エアクラフトの前身となるカナディアが開発し、1978年に初飛行したビジネスジェット機「チャレンジャー600」をベースとするリージョナルジェット機。CRJは、Canadair Regional Jet(カナディア リージョナル ジェット)の略で、1クラス50席のCRJ200は生産を終えている。
ジェイエアでは、初のグラスコックピット機としてCRJ200を導入。2001年4月1日に、初号機(JA201J)と2号機(JA202J)が就航した。
最後に残った2機は、8号機が2005年12月15日に引き渡された機体で、9号機は2006年3月30日に受領。両機には昨年12月に特別塗装が施され、機体前方左側の搭乗ドア横に記念ロゴ、エンジンカウルには就航当時のジェイエア初代塗装のT字尾翼ロゴを描いた。
CRJ200退役セレモニーであいさつするジェイエアの大貫社長=18年1月31日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire
運航最終日の1月31日は、2機のCRJで8便を運航した。このうち6便を担当した9号機が一足早く退役。福岡発伊丹行きJL2058便が最終となり、午後5時26分に伊丹へ到着した。
ジェイエアのCRJとして最終便となったのは、8号機による松山発伊丹行きJL2310便。松山を午後7時24分に満席で出発した。伊丹には午後8時19分に24番スポット(駐機場)へ到着し、全機が退役となった。大貫哲也社長をはじめ、ペンライトを持った社員が最終便を出迎えた。
2023年 MRJは撤退発表した
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