福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

チャイナ エアライン cargo ジャンボ機 着陸〜離陸シーン! タイヤ&離陸について

2023-10-10 06:00:00 | 2019年関空の情景

2019年2月2日プレイバックシーン

久し振りにチャイナエアラインcargoをアップしてみる

Los Angeles (LAX)➡︎Osaka (KIX) ➡︎Taipei
CHINA AIRLINES CARGO 
B-18710. ボーイング 747-400 

ロスアンゼルスから到着
pm 13:16

Taipei へ
pm15:46
★747-400は最大離陸重量 412.8t
ジャンボのタイヤは? 全部で18本のタイヤが支える
前脚 1脚 (ノーズギア) タイヤは2個
主脚 4脚 (メインギア) タイヤは1脚4個 計 16個
★Taipei行は燃料も少ないので機体も軽くメチャ上昇が早い

2019.2.2. 関空 にて


余談 1 JAL豆知識より
[Q] [タイヤはどうなっているのか?]

[A]  空の旅を終えた飛行機は着陸するとき、かすかな煙とともに滑走路に滑り込んできます。これは飛行機のタイヤが滑走路面に接したときの摩擦によってできる煙です。

 飛行機には自力滑走、地上での移動を容易にするために、一般には「脚」と呼ばれる着陸装置(ランディングギア)が装着されています。飛行機によってさまざまな脚があるのですが、ここではボーイング747-400型機を取り上げてご紹介します。
 脚は胴体の前方に前脚1本(ノーズギア)と飛行機のほぼ中央に主脚4本(メインギア・主翼用および胴体用2本ずつ)が装着されています。そして、これらにそれぞれタイヤがついているわけですが、前脚には2個、主脚には1本あたり4個のタイヤがついているので、このボーイング747-400型機には合計5本の脚と18個のタイヤがついていることになります。1個のタイヤの大きさはおおよそ直径1.2メートル、幅0.5メートル、重さは120キログラムにもなります。これが18個もあるのですから、タイヤだけでその総重量は約2.2トン、普通乗用車2台分にもなります。着陸時の飛行機の重量を約250トンとすれば、主脚のタイヤ16個が滑走路につくときには、1個あたり重さにして約15トン以上(車15台分)もの衝撃を受けることになります。タイヤをどれだけ頑丈に作っておかなくてはならないかが、おわかりいただけると思います。
 そのタイヤも飛行機が地上を移動したり、離着陸を繰り返すうちに摩耗していきます。離着陸回数の多い国内線で1ヵ月半、およそ200回弱程度の離着陸を繰り返すと、タイヤの円周上に入っている溝(グルーヴ)がなくなり、タイヤを交換することになります。交換は3、4人で特殊作業車を使いながら、1時間弱をかけて行います。重量物であり、しかも、タイヤを地面から離すのは飛行機の姿勢全体に影響する作業となるため、細心の注意が必要です。
 さて、取りはずされたタイヤは数回「リキャップ」といって、擦り減った部分を取り除き、もう一度ゴムを貼り付けて再利用しています。
 もちろん、タイヤの交換作業は摩耗だけでなく、地上にある異物によってできた切り傷や、ブレーキの熱による変形などによって行われることもあり、私たち整備士は飛行機が地上にいるわずかの間に念入りに点検を行っています



余談 2

上昇 (Climbing)について
上昇は、離陸の終了高度1500ft(460m)から巡航高度に達するまでをいいます。 また、巡航中に高度を変えたり、着陸復航(Go-Around)時にも、上昇のフェーズに移行します。

●上昇方式
上昇には、おもに3つの方式があり、障害物、騒音問題、気象、燃費、飛行時間等の状況により使い分けられています。


⚫︎最良上昇角方式
上昇角が最大となる速度で上昇する方式で、短い距離で高い高度に達する必要がある場合に採用されます。
例としては、騒音軽減のためより早く上昇する場合や、近くに山などの障害物がある場合、積乱雲や雷雲が 近くにある場合などがあります。

⚫︎最良上昇率方式
最大の上昇率が得られる速度で上昇する方式で、経済的に巡航高度に早く達することが可能なため、実際のフライトでは この方式が多く用いられている。

⚫︎高速上昇方式
目的地までの飛行時間を短縮するために高速で上昇する方式で、他社との競合路線で採用されます。

●上昇時の推力
航空機は、離陸のフェーズが終了すると離陸推力(Take Off Thrust)から上昇推力(Climb Thrust)へエンジンが絞られます。 そして、上昇時の限界が、最大上昇推力(MCLT:Maximum Climb Thrust)として決められており、この範囲内でエンジンが使用されます。

●上昇限度
航空機のエンジンは高度の増加とともに推力が低下するため、これに伴い上昇率も低下してしまう。 そして、ついには上昇率がゼロとなってしまう。この高度を絶対上昇限度(absolute ceiling)といいます。 しかし、絶対上昇限度は理論値で上昇するには膨大な時間がかかり、そのため上昇率が 100ft/min(30m/分) の 実用上昇限度(service ceiling)があるが、これも上昇するのに時間がかかるため、民間機では上昇率が 300ft/min(91m/分) になる高度を運用上昇限度として、上昇できる限界高度としている。