登録記号:9H-OKO
製造番号:6356
突然ですが
「弋」って読めますか?
一見何かの記号のように見えるこの漢字
実はちゃんと意味があります!
果たして正解は?
正解は「いぐるみ」でした。
『弋』の字には少なくとも、弋・ 弋・ 弋る・ 弋い・ 弋かぶ・ 弋の6種の読み方が存在する。
黒い/とる/狩をする/いぐるみ/鳥をからめとる道具/くい/木の杭
[中国語]youyi、[英語]prowl
弋(イグルミ)で鳥などの獲物を捕る狩猟。
[軍]艦船が敵の襲撃に備え、海上を巡回して警戒すること。しょうかい(哨戒)。
「弋」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5F0B |
---|---|
1-55-21 | |
2 | 109230 |
J+5F0B |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
突然ですが、
「魂消る」という漢字、読めますか?
たましいが、きえる……?
読めそうで読めないかもしれません。
でも、ちゃんと思い出せば、わかるはず。
大ヒントですが、
「非常に驚く」とか「びっくりする」といった意味です。
正解はもちろん……?
答えは、「たまげる」でした。
わかりましたでしょうか?
たまげるとは、非常に驚く。
たまげるを漢字では「魂消る」と書き、魂が消えるほどの思いから、驚きを意味する言葉として江戸時代から使われている。
「消る(げる)」は、「消える(きえる)」が縮まった語である。
「たまげる」と同じ意味、同じ漢字「魂消る」が使われる言葉に「たまぎる」があるが、「たまげる」と「たまぎる」は元々別の意味の言葉で、語源も異なる。
本来、たまぎるは「魂切る」と書き、怯えるという意味で鎌倉時代から使われていた。
室町時代から「驚く」という意味に転じたため、たまぎると同じ漢字が使われるようになった。
現代で使っている「魂消る(たまげる=びっくりすること)」は、時代とともに表記、発音、意味が変化してきました。
時代 | 表記 | 読み方 | 意味 |
鎌倉 | 魂切る | たまきる | おびえる |
室町 | 魂消る | たまぎる | おどろく |
江戸 | 魂消る | たまげる | おどろく |
上の表のように、室町時代には意味が「おどろく」に変わっていて、江戸時代には現代と同じ使われ方をするようになりました。
西行(さいぎょう)の『山家集(さんかしゅう)』に有名な句があります。
いとほしや さらに心の幼(をさな)びて 魂切れ(たまきれ)らるる 恋もするかな
この句も、「魂切る(たまきる)」を「おびえる」の意味で解釈できます。私は次のように読み解いています。
『なんといじらしいことよ ますます心が子供のようになって おびえてしまうような 恋をしてしまうとは』
突然ですが
「姦しい」という漢字
読めますか?
「やかましい」「うるさい」といった意味です
「女三人寄れば姦しい」ということわざもあります
気になる正解は?
答えは、「かしましい」でした。
わかりましたでしょうか?
「姦しい」は「口やかましい」「うるさい」という意味を持ちます。ワイワイと大声を出してしゃべること、大勢の人たちが一度のぺちゃくちゃと話す様子を表します。つまり、具体的には耳を塞ぎたくなるような、騒然たる状況を「姦しい」と呼んでいます。
「姦しい」の読み方は「かしましい」です。音読みは「カン」で「姦臣(かんしん)」「姦那(かんな)」「姦智(かんち)」などのような熟語でも使われています。
「姦しい」は「女たちが井戸端会議でひっきりなしにしゃべくりまくる」という光景を、男性が皮肉な目線で表した言葉だと言われています。つまり、ことわざとしても知られる「女三人寄れば姦しい」のことです。
「かしましい」は「女」という漢字が三つも重なった漢字です。これは、いくら物静かで大人しい女性でも、3人集まれば、ガヤガヤとおしゃべりが止まらなくなってしまうことを表しています。
「姦しい」の意味するところは、皮肉にも大勢集まると、話すストーンが高まりボリュームも大音量になってしまうことです。一人ではなく、二人、三人、それ以上となれば、それ相当のやかましさと化してしまうことを表し、また自分を忘れおしゃべりに没頭してしまう女性の性を滑稽に示した言葉とも言えるでしょう。