呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

そして「なか卯」のラスト牛丼を喰らう

2014-02-14 09:52:23 | 丼・カレー・ラーメン・パスタ・そば
前回の「牛丼を売らない牛丼チェーン」批判をしてから、
その日1日中気になってしょうがなかったので、
翌日朝早く起きて最寄の24時間営業している中野店に行ってきた。




んん??




明らかに煮込み過ぎと思われる肉は、真っ黒。

うわ~、塩っぱい!!

なにが「和風牛丼」だ!

昔の(ゼンショー買収前の)「なか卯」の牛丼を知っているものとして、
あまりにも悲しすぎる「ラストなか卯牛丼」

ごく一部の報道とグルメ系ブロガーの間でしか話題にならなかったためか、
「吉野家」の牛丼販売休止や「松屋」の豚めし販売終了の時のような、
狂騒場面はまったく無かったようですね。

真っ黒だった牛丼は、
平日よりも売れない週末に鍋の中でじっくりと煮込まれた、
「ご法度週末明け牛丼」そのものでした。

つまり、
別れを惜しんで来店して牛丼を喰らった人は、
ほとんどいなかったと言うことなんでしょうね。。。

まあ「なか卯」は、そもそもマイナーチェーンなので、
牛丼が終了すると言っても話題にもならず、
興味を抱く人も少なかったということなのでしょう。

「なか卯」のHPを見ても思いましたが、
本部も意図的に情報を積極的に流さず、
ひっそりと無くして、こっそりと代替メニューの「牛すき丼」に
移行させたかったとお察しいたします。

「ゼンショー」になってから、
「なか卯」の看板への矜持も失せ、店も活気が無く、
メニューにも魅力無く、味も均一な感じで「すき家」色を拭えない。

前にも言いましたが、
看板を降ろした店は終わりです。


「なか卯」よ、どこへ行く?

牛丼を売らなくなる牛丼チェーンに想う

2014-02-11 22:47:47 | 丼・カレー・ラーメン・パスタ・そば


牛丼チェーン(弱小ですが・・・)「なか卯」が、
2月12日AM11時をもって「牛丼」の販売を止めるんだってさ~!

代わりに「牛すき丼」って今まで以上に「すき焼き」色を出した丼を
メイン商品のひとつとして販売開始するらしいが、
「吉野家」の時も言いましたが、「すき焼き丼」は「牛丼」ではありません。

食文化の歴史をひも解いていただければお判りになると存じます。

ちなみに「すき焼き」と「牛鍋」もまったくの別物ね。



とにかく、
「なか卯」は、40年の牛丼店の歴史に幕を下ろすわけです。

「牛丼」が無い限りは、牛丼チェーンとは名乗らせませんから!


関西のうどん屋から「モスバーガー」傘下のチェーン店に発展し、
「すき家」を運営する「ゼンショー」の傘下に納まってからは、
「吉野家」「松屋」とは差別化した独自路線色が薄くなり、
「すき家」とバッティングしないように配慮されることで、
味も良さが無くなって、商品構成もつまらないものになってしまった。

まあ、
基本的に「牛丼」は「吉野家」以外は喰わない主義なのだが、
「どんどん」「牛丼太郎」(以上消滅)「たつや」(新宿店のみ)と、
マイナーながらも牛丼チェーンが減っていくのは寂しい限り。

確かに「牛丼」は他チェーンとの価格競争で「並:280円」前後で価格が落ち着き、
単価も収益も上がらない商品となりましたが、
単価の高い利益率の高い他の商品を売ったほうがいいから、
看板商品を看板から降ろしてしまおうなんて考え方は、
飲食店の外食企業の矜持が無さ過ぎではないだろうか。

必ず、
チェーン店の存在の必然と価値を問われて破綻を招くこと必定であります。

老舗の生き残りは大変です。

でも、
看板を偽ってまで長くやり続けることも無いのです。


「なか卯」の矜持が保てないのなら、
「すき家」ブランドに吸収されてしまえばいいんですよ。

味はすでにそうなっているのですから。

残念無念。



明日の朝、
最後のお別れに喰ってこようかな。。。

広田弘毅に想う。

2014-02-11 20:12:06 | 呑んだり喰ったり語ったり


広田弘毅を題材とした城山三郎の小説「落日燃ゆ」を読み終えた。


広田弘毅は、
外務官僚から外務大臣そして外務官僚から初の総理大臣に、
そして第二次世界大戦敗戦後、文官では唯一A級戦犯として有罪、絞首刑となった。

根っからの外交官である広田弘毅は、
昭和に入ってから中国大陸で暴走して行く陸軍(関東軍)と対して、
外交一本で戦争への道を回避しようと当事国との協和外交模索に
孤軍奮闘する平和主義者の役人・政治家である。

「自ら計らわず」を身上に、人と争うことを避け、
交渉相手の立場に立って事態を打開して行く。


そんな清廉な人が、なぜA級戦犯として扱われ、
長い極東軍事裁判(東京裁判)で戦勝の連合国から裁かれ、
しかも有罪となり極刑の死刑にまでなったのか。

その経緯と広田弘毅の人となりが細かく描かれている小説だ。

広田弘毅は外交官として、特に中ソと言う隣国との外交交渉に神経を使ったようだ。

隣人と仲良くしよう、と言うことだ。

当時、中国は清国崩壊後、国の体を成してなく、
ソ連は南下政策で北上する日本陸軍と一触即発の状態。

その中で協調外交を説き、
軍の妨害の中で戦争回避のためお互いの利害と面子を考えながら
誠意を持って平和を維持しようと努めた。

そして勝った方も、負けた日本ですら、
そんな広田弘毅にすべての責任を背負わせて、
この戦争がなんだったのかの総括を終わらせたのだろう。

おかげで、国体もなんとか維持できました。。。



A総理にも見習って欲しいものだ。。。

隣同士ってのは、お互いに良く知っている仲であるだけに、
いったん揉めると納めるのが大変だし、エスカレートして行ってしまう。

その代わり、相手のことを理解することも実は容易なはずだし、
そうすることで仲良く協力して事を進めて行けるはずなのだ。

これって、楽観平和主義なんだろうか?



戦争ってなんだろうか。

戦勝国だからって、他国の指導者を「戦犯」決め付けて裁いていいのだろうか。

しかも、犯罪として裁くと言うよりは、
国同士の利害や政治的な思惑をもって裁きは行われていく。

本当に
戦争犯罪(一方的な侵略、虐殺などの非人道的行為など)を裁く必要があるのなら、
当事国(戦勝国)がそれを行うのではなく、
第三国が中立的な立場で判断して行われるべきだろうと思う。

そこには、まったく司法としての独立性が感じられないのだ。

ましてや、日本は連合国からのポツダム宣言を受けての降伏であり、
これはドイツのような無条件降伏ではなく、
講和に応じた、と言うスタンスであったはずなのだ。

進駐軍による占領政策は致し方なかったとしても、
敗戦国だからといって著しい内政干渉を許さざる得なかったことには無念を感じる。

本土空襲、原爆投下、沖縄掃討戦、
そのような辛く悲しい歴史を体験してきたのに、
また同じ事を繰り返そうと考えているのだろうか。

平和主義、ダメですかね?

理想主義、ダメですかね?

東アジア経済圏、ダメですかね?


守りたいものはなんですか?

利権ですか?面子ですか?国ですか?

国民じゃないんですか?
隣国との関係じゃないんですか?

教えて欲しいのです、広田弘毅さん。

大雪の日の沼袋、オタクなお店で誕生会

2014-02-09 22:53:05 | 呑んだり喰ったり語ったり


その日の東京は朝からバージンスノーホワイト。


そんな日に誕生会をやるというので、
高円寺の自宅から沼袋に向かって出発。

もちろん徒歩で。

傘を差すと折れそうになるぐらい風が強い。

でも、傘を閉じると吹雪で目が開けていられない。




途中でへこたれて「豪」に避難。




マスターに先日の泥酔軍団でのお店占拠、
および記憶喪失状態でのカラオケスナック呑み、
以上の件に関してのお詫びを伝えて、
大好きな「煮込み」を喰らって暖を取りました。


ハタと思い当たって、
数軒先の札幌ラーメン店「青雲」にも行って、



話題の「味噌ラーメン」もいただいて、
もう吹雪も積雪も怖くないぜ!




なんとか沼袋に到着。

目的の店の看板が雪が吹き付けられて見えなくて
なかなかどこか判らない。




なんとか店に入ると、そこはすでにお誕生会仕様に。



ん~、今日の主役はオヤジなんだけどねぇ。




こんなところで闘っていたり、、、グゥバババァババァ~!



部活の記念写真もあったり、、、



愛しのメガ女が等身大してたり、、、


ここの店は「OTAKU]の店だったのね。。。




メニューもやばいですね。


「王蟲そば」←ナウシカのオームを模した「オムソバ」


「トモダチピザ」←20世紀少年のご存知マーク




いやいや、、、
その後高円寺に移動して、
日付けが変わっても誕生会は簡単には終わらない。

なかなか45年ぶりの大雪も楽しく過ごすことが出来ました。

「アホ」ですけどね。。。

シリーズ一品 その72「肉ニラ炒めライス定食」

2014-02-09 15:20:33 | ランチ

高円寺「七面鳥」

またまた「七面鳥」で申しわけない。

評判の高い炒め物を喰らってみようと、
こちらのメニューを「木耳と卵炒め」と迷いながら注文。

ニラたっぷりの豚肉はわざわざロース肉を細切りにしたもの。

ほのかにラードの香りがする醤油ベースの味付け。

ご飯が進みますね。

炒め物定食メニューは、
「本日のサービス品」から喰った方がお得のようです。




渋い昭和な佇まいの店先に
「本日のサービス品」の看板が出ると
営業開始となるのです。


通います!

東中野「丸小」

2014-02-07 22:54:40 | やきとん・やきとり・やきにく・ステーキ


ハハァ~!
神の啓示の様なお言葉~!




超久しぶりに相棒とこちらのお店にやってきました。

東中野駅0分。。。

ほとんど駅の施設をくり貫いて作られているようなこの店。

知っている人も多いと思いますが、
入ったことのある人はどの位いるのだろうか。

と言っても、
いつも道まであふれ出すぐらいのお客でごった返していて、
店前に止められている自転車の荷台をテーブルにして呑むような店なのだ。

メチャクチャ愛想のいいマスターが、
やきとんを焼く煙に目をつぶされながら
「あぁ~いぃよぉ~」
「あ~りがっとぅごじゃ~ましぃ~たぁ~」
と奇声を発しながら接客してくれるナイスな店なのだ。

もちろん、昭和です。




ここはとにかく「タレ」が旨い!

甘さを抑えていながら、ニンニクなどで深みを出したタレは、
「かしら」「れば」「はつ」などの赤身系のやきとんによく合うんだな、これが。。。

今どき、1本70円のやきとん!

酒を2杯引っ掛けて、
やきとん5本喰らっても、
1,000円しない安さ。

まさしく「せんべろ(1,000円でベロベロの意味)」の店なのだ!


さて、温まりましたし歩いて帰りますか。

シリーズ一品 その71「天津丼」

2014-02-07 10:58:23 | 丼・カレー・ラーメン・パスタ・そば

高円寺「七面鳥」

高円寺でこれでもかと昭和を感じさせてくれる街の中華屋さん。

素晴らしい「天津丼」をいただけました。
これが730円は驚きです。

昭和な中華屋で「天津丼」を注文すると、
ケチャップベースの酸っぱい餡がかかったやつが出てきて、
がっかりすることが多いのですが、
こちらはちゃんと中華のスープ味を活かした餡がかかってました。

具材もしっかりしていて、卵の焼き加減も文句無しでした。

「カツ丼」もそうでしたが、
卵の火入れ加減が出来る店は炒め物全般イケてるはずです。

しかし、
旨い「天津丼」を喰った後の寂寞感は何なのでしょうか?

「わたしだけ~!」だと思うのですが、
旨ければ旨いほど、この寂しさは埋まらない。

極端な時は、
「喰ってしまって損をした!」と思うぐらいなので困ったもんだ。

大好物なんですけどね。。。

上海帰りのBB そんで、節分

2014-02-05 00:11:05 | 呑んだり喰ったり語ったり
所用で銀座に行ったので、



久しぶりに「鳥ぎん」でランチ。

焼き鳥&釜飯セット。



冬の時期、グッと味が良くなる「鮭釜飯」にしたんだけど、
どーも蒸らしが十分ではなく(っていうか蓋が微妙に開いていた?)、
ご飯の具合がよろしくなかったなぁ。

蒸らしが十分で上手くいくと、
釜からご飯がきれいに離れて、
ふんわりと仕上がるんですよね。


夜は、
上海に単身赴任で行っているバンドのキーボードBBさんが
中国の旧正月休暇で一時帰国したというので、



「一徳」で呑むことに。


「いなだヅケ」「マカロニサラダ」

「いなだヅケ」はねっとりとした舌触りで旨い。

「マカロニサラダ」はマヨラーのBBさん向け。


「ホッケフライ」

ホッケのフライって旨いんだねぇ。

身がふっくらホクホクしてるので、フライ向きですわ。

ここでもマヨラーBBさん向けタルタルソース。

酒がススム君。




「カラカラ」にも行って、
(BBさん、ほとんど寝てましたが・・・)
「ネブラスカ」にも寄って、



2月3日、
節分の日ギリギリに帰宅して、
東北東に向きながら「恵方巻」にかぶりつく。

小声で
鬼は~そと、、、福は~うち。。。と、
家族は寝てるので独り豆撒きもやりました。

なんだか家のあちこちに豆が落ちてたから、
娘が代わりにやってくれたんだろうな。


今年も健康で過ごせますように。