トランプ大統領の署名で「ウイグル人権法」が成立 【これだけ知っトクNews(6月18日版)】
2020.06.18(liverty web)
「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。
- (1) トランプ大統領の署名で「ウイグル人権法」が成立
- (2) 5月の訪日外国人旅行者、前年比99.9%減
2020.06.18(liverty web)
「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。
2020.05.20(liverty web)
2020年7月号記事
Book
「霊言」という古くて新しいキーワードが日本社会に広がっている。ただ霊言に対して、さまざまな疑問もあるだろう。それに答えてくれる「解説本」がこのほど、発刊された。
大川咲也加・幸福の科学副理事長の『霊界・霊言の証明について考える』だ。
大川隆法・幸福の科学総裁の「公開霊言シリーズ」は550冊を超える(5月中旬時点)。
「霊界」「霊言」になじみのある人、ない人、さまざまだろう。だが、あらゆる層の理解を深めてくれるのが、長女・咲也加氏の著書である。
史上最大の霊能者である大川総裁の側近くにいる咲也加氏が、霊や霊言に対する考えを率直に記している。
2部構成で第1部は、「『霊界』の証明について考える」。
三重苦の偉人、ヘレン・ケラーが、幽体離脱をしてギリシャに行き、アテネの神殿を見たと話したことや、インドの聖女、マザー・テレサが汽車に乗っているときに、突然、「すべてを捨て、貧しい人の間で働きなさい」と神の啓示を受けた事例を紹介。
修学旅行で訪れた長崎の原爆資料館や、新婚旅行で訪れたイタリアの教会などでの自身や家族の霊体験も赤裸々に綴る。
興味深いのは、近年、死後の世界を否定していたアメリカの脳神経外科医が、自ら臨死体験をし、「やはり、あの世はあった。神様はいた」ということに目覚めた体験談だ。
霊言の裏舞台についても、「総裁先生は、夜中や明け方でも、急に来訪者(霊)が来て霊言をされることもあります。朝の四時など、普通に考えたら寝ていたい時間、霊言など録りたくもない時間にも霊が来て、霊言を録っているということが、日常茶飯事です」と明かす。
第2部「『霊言』の証明について考える」では、世界宗教における霊言の歴史的な位置づけ、幸福の科学の霊言に対する有識者の反応など、さまざまな事例を挙げながら霊言の真実性に迫る。
前半では、ユダヤ教、キリスト教、仏教、イスラム教といった「世界宗教」の始まりには霊言があることを指摘。世界を見渡せば、宗教にとって「霊言」は常識であることが分かる。
閉鎖的な日本社会では、宗教に関する知識が少ない人や宗教そのものを毛嫌いしていると思われる人が、霊言を「イタコ芸」などと誹謗中傷する。
この点について、咲也加氏は次のように説明する。
「ユタやイタコと呼ばれる方々は、亡くなった親族や、取り憑いている不成仏霊などの言葉を伝えることはできるけれども、神様や高級霊の霊言というのはできないと聞きます。実際、『宗教的に内容のある教え』を語ることは難しいのではないかと思います」
第2部の後半では、大川総裁の書籍『漏尽通力』に記された「『正しい霊言』を見分ける三つのポイント」「『霊言の内容が本物か』を見分ける三つの基準」などを提示。霊人に縁のある関係者から「推薦文」が寄せられたことも紹介する。
例えば、ナチスから逃れるユダヤ難民約6千人に通過ビザを発給し、「日本のシンドラー」と呼ばれた杉原千畝の霊言『杉原千畝に聞く 日本外交の正義論』には四男の伸生氏から。
『ザ・レイプ・オブ・南京』の著者で、南京大虐殺の嘘を広めたアイリス・チャンの霊言『天に誓って「南京大虐殺」はあったのか』には、問題に詳しい保守言論界の重鎮、上智大学名誉教授の渡部昇一氏から、それぞれ推薦文が寄せられていた。
左から、『杉原千畝に聞く 日本外交の正義論』、『日本よ、国家たれ!』、『天に誓って「南京大虐殺」はあったのか』(いずれも、大川隆法著、幸福の科学出版)。
現代にも、一部、死者の声を伝えられる人はいるだろう。
しかし大川総裁のように、世界100カ国以上に合わせて1200万人の信者を持つ教団をつくれる人は皆無だ。この事実が、霊言の真実性を雄弁に物語っている。
左から、『漏尽通力』(大川隆法著)、『心を磨く』(大川咲也加著)、『実体験で語る 霊言の証明』(幸福の科学総合本部編)。いずれも、幸福の科学出版。
【関連書籍】
大川咲也加著 幸福の科学出版
【関連記事】
2020年6月号 嘘をつく宏洋氏との明らかな違い 宗教家としての本道を生きる大川咲也加氏の「考え方」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=17064
2020年3月8日付本欄 大川総裁が語る「幸福の科学の後継者像」 重視している「努力」の姿勢
2020.06.17(liverty web)
「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。
2020.06.16(liverty web)
《本記事のポイント》
中国内外で、習近平政権を本格的に揺るがすような狼煙(のろし)が上がっている。
本欄でもご紹介した通り、第13期全国人民代表大会(第3回会議)の記者会見で、李克強・中国首相が「昨年、中国のGDPは約630兆円で、中国には月収1000元の人が6億人いる」と暴露した。これは明らかに習近平主席に対する当てつけだろう。
さらに李首相は6月1日、山東省煙台市の古い集合住宅を視察し、「屋台経済、小規模店舗経済は重要な雇用の源であり、中国の生命力だ」と語り、「露天商経済」を称賛している。
けれども、今まで当局は、露店商を蹴散らしてきた経緯がある。とりわけ、トウ小平路線を捨て、社会主義路線への回帰を目指す習近平主席は、この資本主義的な「露店商経済」の発展を好ましく思っていない。
今後、習主席と李首相との党内バトルは、どのような決着を見るか予断を許さないだろう。
翌2日には中国共産党内で「習解任を協議する会議」が開催されたと言われている。その中では、中国共産党中央党校の蔡霞教授による「中国共産党は『政治的ゾンビ』であり、習主席はギャングのボスになった」という音声がリークされたとか。党内で、このような会議が開催されることが異常であり、もし本当なら、一種の"クーデター"とも考えられる。
その2日後の6月4日は、天安門事件31周年記念だった。同日、スペインに住む中国サッカー界のレジェンドであるカク海東が、妻の葉ショウ穎(バドミントンの世界チャンピオン)と共にYouTubeで「中国共産党の打倒」と「新中国連邦」成立を世界に呼びかけた。これも、きわめて異例である。
中国の台湾工作についても、完全敗北を象徴する事件が起きた。
6日、台湾の高雄市で韓国瑜市長に対するリコール投票が行われ、即日、開票された。リコールには、有権者約230万人中、4分の1以上である約57.5万人の同意が必要である。
リコール運動を展開した市民団体は、韓氏が市長選の際に「総統選には出ない」と明言して当選したが、韓氏は「その公約を破って総統選に出馬した」と批判した。
結局、投票率は42.14%、圧倒的賛成(93万9090票)で同市長は解職という結果に終わっている(反対はわずか2万5051票)。
中央直轄市長のリコールは台湾政治史上初めてである。韓氏の解職から3カ月以内に市長選が実施される。ただし、韓氏は4年間、同市長選に出馬できない。
2018年11月、台湾統一地方選挙の際、習近平政権は韓氏を支援した。北京にとって、今回のリコールは痛手だったのではないだろうか。
追い込まれつつある北京政府だが、世論戦における"反撃"に必死だ。
北京政府は6月7日、『新型肺炎の流行に対する中国の行動(武漢肺炎ウイルス白書)』なるものを発表した。
前言、本文、そして終末語を含めて約3万7000華字の大論文である。本文は(1)中国での伝染病撲滅の険しい旅程、(2)制御と治療の二つの戦場での共同作戦、(3)疫病に対する強力な抵抗力を結集、(4)人類保健健康共同体を構築といった、4つの"勇ましい"内容で構成されている。
その中で中国共産党は、新型肺炎流行を制圧し、かつ、他国に対し、マスクや防護服を送ったことを自画自賛している。他方、いち早く「新型肺炎」に関して警告を発して当局に制止され、まもなく病死した李文亮医師への言及はないという。
こうした白書が中国共産党の信頼を高めるわけもなく、習政権はますます追いつめられていくだけだろう。
アジア太平洋交流学会会長
澁谷 司
(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。
【関連書籍】
『李克強 次期中国首相 本心インタビュー』
幸福の科学出版 大川隆法著
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2020年6月2日付本欄 中国の李克強首相、全人代で習近平氏への"抵抗"見せる!? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2020.06.16(liverty web)
コロナ禍で、政府や自治体がさまざまな「自粛」を要請。それに伴い、国民一人につき一律10万円を給付するなど、多くの補助金や助成金をバラまいている。
だが、政府が1000兆円を超える財政赤字を抱えていることが問題になっていることを考えれば、この先に起きるのは「増税」だろう。
コロナの被害を考えれば、インフルエンザ並みの対応でいいはず。個人や企業が、政府などの自粛要請を無批判に受け入れていると、そのうち、政府の補助なしでは生きられなくなる。
今回紹介するのは、さまざまな言論活動の中で、「自助の精神」や「自由の大切さ」を訴え続けた故・渡部昇一・上智大学名誉教授のインタビューの後編。
※2009年11月号本誌記事を再掲。内容や肩書きなどは当時のもの
◆ ◆ ◆
上智大学名誉教授
渡部 昇一
プロフィール
(わたなべ・しょういち)1930年山形県生まれ。上智大学名誉教授。上智大学大学院博士課程修了後、西ドイツのミュンスター大、オックスフォード大学へ留学。1971年、上智大学教授。専門の英語学のほかに多岐にわたる分野で言論活動を行う。
【戦後、忘れ去られていたスマイルズの『自助論』や幸田露伴の『努力論』を再評価し、自助努力の大切さを啓蒙し続けてきたことでも知られる渡部昇一氏に、左傾化する現代日本において、なぜ「自助の精神」が大切なのかを聞いた。】
日本人は"お上に頼る思想"が強いですが、対照的にアメリカという国は欠点はあるものの、自助の精神が残っていて健全なところがたくさんあります。
今、オバマ大統領が国民皆保険の実現を目指して医療保険改革を進めようとしていますが、それに反対する人がたくさんいます。アメリカ人は、基本的に「保険に入るかどうかは自分で判断すべきだ」という感覚が強いからです。つまり、「自助の精神を捨ててはいけない」という考えをベースに議論しているわけです。
またアメリカの懐が広いのは、自助の精神がある一方で、慈善活動が非常に盛んなところです。
たとえば、高校で少しスポーツが上手いとその才能だけで大学に進学でき、少し数学ができるとどこかの個人や団体が数学の才能だけで大学に進む奨学金を用意してくれる。とにかくお金持ちが多いので、さまざまな形の奨学金が存在します。
だから人々の間には、何か少しでも才能があれば、大学などしかるべき道に進めるという社会への信頼感とも言うべき共通認識があります。そのため、個人個人が自分の才能を信じ、磨くというカルチャーがあるのです。
もう一つ、アメリカの優れた点を挙げましょう。
アメリカ社会には多くのタブーが存在します。もっともやってはいけないものが人種差別、男女差別、年齢差別です。しかし逆に、「絶対に差別しなければいけないもの」がある。それは「能力」です。能力を差別しなかったら、徹底的に不公平だという批判にさらされます。
白人であろうと黒人であろうと、男であろうと女であろうと、若者であろうと老人であろうと、能力がある人を出世させないことは許されません。この「能力を差別する」ことが、アメリカの国力の基になっているんです。
ある種の差別や格差は力を生むということを忘れてはいけないのです。
もちろん、セーフティーネットは必要です。セーフティーネットという言葉はサーカスの空中ブランコなどの下に、落ちても死なないように張るものからきていますが、これはブランコのすぐ下に張ってはいけません。やはり、地面の近くに張らないと観ている人がおもしろくない。
年末年始に、派遣村といって東京の日比谷公園に仕事のない人がたくさん集まって大騒ぎしました。そのとき厚生労働省は配慮して働き口を用意していたんですが、結局就職した人は10数名しかいなかったといいます。あの人たちの多くはもともと働く気がなかったんですね。
そういう人には、死なない程度には食べさせてあげても、立派に食べさせる必要はない。「おれたちだって、トロが食べたい」と訴えている人がいましたが、自助努力もせずにそんな生意気なことを言ってはいけません。
セーフティーネットに落ちてしまった人がその後、ネットの上で寝転んだままでいるか、立ち上がって再びがんばるかは当人の責任です。
また、明治維新の頃の日本人が一番強く感じていたのは、列強の植民地になってしまうという危機感でした。
『四書五経』に代表されるように今まで日本が手本にしていた支那が、アヘン戦争以来ボロボロになっていくのを目の当たりにして、国防を強化しないと国がなくなることに気づいたのです。しかし、「これから何をお手本にすればいいのか」と迷っていた時期でもありました。
その時期に出版されたのが、中村正直の『西国立志編』です。これは日本にとって極めて幸せなことでした。
正直は江戸の昌平坂学問所という幕府の学校始まって以来の秀才でした。彼はイギリスに留学したのですが、当時のイギリスは「世界の工業製品の半分をつくっている」と言われるほどの極盛期で、日本にはまだなかった鉄道や軍艦、大砲があふれていました。
正直は、同じ島国で国土面積も気候もそれほど変わらないイギリスと日本に、なぜここまで差があるのかと考えましたが、留学中にその理由を見つけることはできませんでした。
しかし帰り際、イギリス人の友人に「今もっとも読まれている本だ」と渡されたのが『セルフ・ヘルプ(自助論)』でした。帰国の船の中でそれを読んで「そうか!」と目から鱗が落ちた。イギリスの発展の秘密は、このセルフ・ヘルプの精神だと悟るわけです。
1870年、これを翻訳して『西国立志編』を出版するわけですが、この本を読んだたくさんの人々が志をたてて世に出、その後の富国強兵、殖産興業に尽力した結果、日本が急速に近代化していったわけです。
また、この自助の精神は日本だけに留まりませんでした。日本の発展はその後、世界中の有色人種の独立、解放をも生んだのです。もしあの時代に、自助の精神で日本人が奮い立たなかったら、世界はいまだに白人が支配する19世紀のままだったでしょう。有色人種は奴隷か、少し気が利く人は召使いです。
現代の日本では、国民自らが国に面倒を見てもらいたいからと言って増税を求めていますが、それは「動物園にしてくれ」と言っていることに等しい。人間の品位を失うことにつながる恐ろしい考えです。江戸時代に、「年貢を高くしてくれ」という農民がどこにいますか?
「こき使われてもいいから、国に生活を保障してもらいたい」と考える人は、極端に言えば、食べさせてくれるならその主体が日本でなくてもいい。中国や北朝鮮でもいいということです。だからそういう考え方は怖いんです。自分の生活を守る気がない人が、国を守れるわけがありません。
現代の日本人は今こそ、スマイルズ的な自ら助けようとする気概や努力などというものが、人間の基本的な尊ぶべき価値であるということを再認識すべきでしょう。(談)
【関連書籍】
『渡部昇一 「天国での知的生活」と「自助論」を語る』
幸福の科学出版 大川隆法著
幸福の科学出版にて購入
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2393
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『サミュエル・スマイルズ「現代的自助論」のヒント』
幸福の科学出版 大川隆法著
幸福の科学出版にて購入
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Amazonにて購入
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/482330151X/liberty0b-22
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2018年5月号 渡部昇一の過去世 - 新 過去世物語 人は生まれ変わる
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2020年7月号 コロナ不況は無用な人災 Part.2 Spiritual Advices
https://the-liberty.com/article.php?item_id=17185
2020年6月15日付本欄 コロナ禍の政府のバラまきを「やったー!」と感じてしまう人へ (前編)
2020.06.16(liverty web)
「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。
2020.06.15(liverty web)
映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密-The Real Exorcist-』が、興行通信社が発表する週末観客動員ランキング(6月13~14日)で1位を獲得。5月の公開以来、5週連続の1位となった。
近年、同ランキングで5週以上の連続1位を続けたのは、2017年の「美女と野獣」、2018年の「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」「名探偵コナン ゼロの執行人」、2019年の「映画ドラえもん のび太の月面探査記」「アラジン」、など。その多くが、日本の人気アニメやディズニーの名作アニメの実写版だ。
こうした中、今回、「心霊喫茶」が5週連続の1位に輝いたが、邦画の実写映画が5週以上の連続1位を記録したのは、2014年の「永遠の0」以来となる。
本作品は、公開前から注目を浴びていた。
2月に行われたモナコ国際映画祭では、エンジェルトロフィー賞と呼ばれる最優秀作品賞のほか、最優秀主演女優賞(千眼美子)を含む4冠を獲得。
3月にナイジェリアで開催されたエコ国際映画祭でも、最優秀作品賞を含む2冠を達成するなど、世界6ヵ国で31冠もの賞を獲得している(6月15日時点)。
東京は世界一不思議な街である。思わぬところに心霊スポットがあったり、思わぬ人が実は霊能者だったり──。東京の片隅にある喫茶「エクストラ」、そこはマスター自慢の本格的なコーヒーが楽しめることでファンが多い隠れ家的な人気店。そして店先には「悩みごと相談承ります」という小さな札がぶらさがっている。この店でアルバイトをしているサユリのもとには、さまざまな悩みを抱えた人たちが訪れる。そして彼女は"不思議な力"を使って、次つぎと悩みを解決していく。目に見えない世界の真実に触れることで、人びとの心に光が灯っていく。しかし、そんな活躍を続けるサユリに、邪悪な存在が立ちはだかる……。
【SONG】
【Book】
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2020年5月5日付本欄 映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密─The Real Exorcist─』が2つの映画祭で計5部門受賞&英語版主題歌MVが受賞
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2020年5月号 「たった一言に救われる映画です!」 - 千眼美子 SPECIAL INTERVIEW
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16956
2020年4月号 「Are You Happy?」 大川咲也加さんインタビュー─映画「心霊喫茶『エクストラ』の秘密」制作の舞台裏やそこに込められた思いを聞きました!
2020.06.15(liverty web)
コロナ禍で、政府や自治体がさまざまな「自粛」を要請。それに伴い、国民一人につき一律10万円を給付するなど、多くの補助金や助成金をバラまいている。
だが、政府が1000兆円を超える財政赤字を抱えていることが問題になっていることを考えれば、この先に起きるのは「増税」だろう。
コロナの被害を考えれば、インフルエンザ並みの対応でいいはず。個人や企業が、政府などの自粛要請を無批判に受け入れていると、そのうち、政府の補助なしでは生きられなくなる。
今回紹介するのは、さまざまな言論活動の中で、「自助の精神」や「自由の大切さ」を訴え続けた故・渡部昇一・上智大学名誉教授のインタビュー。
2009年夏に民主党政権が誕生した直後のものだが、「可哀想という『道徳』を『制度』にすると暴走する」「自助努力しない人にトロを食べさせてはいけない」など、現代の日本人に必要な考え方を示している。2回に分けてお届けする。
※2009年11月号本誌記事を再掲。内容や肩書きなどは当時のもの
◆ ◆ ◆
上智大学名誉教授
渡部 昇一
プロフィール
(わたなべ・しょういち)1930年山形県生まれ。上智大学名誉教授。上智大学大学院博士課程修了後、西ドイツのミュンスター大、オックスフォード大学へ留学。1971年、上智大学教授。専門の英語学のほかに多岐にわたる分野で言論活動を行う。
【戦後、忘れ去られていたスマイルズの『自助論』や幸田露伴の『努力論』を再評価し、自助努力の大切さを啓蒙し続けてきたことでも知られる渡部昇一氏に、左傾化する現代日本において、なぜ「自助の精神」が大切なのかを聞いた。】
いかなる時代においても個人の努力、セルフ・ヘルプというものは尊ぶべきものですが、今の日本からはこの精神が失われつつあります。
以前新聞に、ある動物園でシベリア虎の子供が生まれたという記事が載っていました。しかしその親が子育てを拒否するため、出産直後の犬が親代わりとなって、虎の子供にお乳をあげて育てているという内容です。
昔から「虎の子」と言ったら、とても大切なものを意味しますが、その虎は子育てをしなかった。なぜか? それは「動物園」だからです。
通常、野生の虎は一生懸命えさをとって子供を大切に育てます。それは本能です。ところが動物園ではえさの心配をしなくていいので、重要な本能がどんどん衰えていく。そうすると、虎さえも子供を育てなくなるという極端な例です。
これは、ちょうど現代の日本社会に当てはまります。「国が食べさせてくれる」と期待する人が多くなりましたが、これは動物園の虎と同じ状態で、「自分の生活は自分で面倒を見る」という本能が麻痺しているんです。
これまで世界でもっとも真剣に「動物園」を目指した国がソ連です。レーニンやスターリンは「失業もなく死ぬまで国が面倒を見てやる。その代わり国の言うことは何でも聞け」と言ったが、その結果国が潰れました。中国の毛沢東もやろうとしたけどだめでした。つまり、人間の世界を動物園にしてはいけないのです。
人間は動物と違って、困っている人がいると可哀想だから面倒を見てあげようという気持ちになります。これは非常に素晴らしい、尊い感情です。それを否定してはいけません。ところが、その可哀想という気持ちを、「道徳」から「制度」にしてしまうと動物園現象が起きるんです。
社会保障制度でも、その必要性を唱える人が自分でお金を出す分にはいいのですが、個人的な責任感でなく、制度にして人のお金でやろうとするとソ連や中国のように暴走を始めます。この部分は非常に気をつけなければいけないところです。
「本能を眠らせていいですよ」というのが「大きな政府」、「本能を大切にしましょう」というのが「小さい政府」です。目指すべきは当然小さい政府です。その実現のために一番確実な方法は、一律に税金に上限を設けることです。
現在、日本の所得税率は最高40%で、まったく納めていない低所得者も多くいます。
ノーベル賞を受賞した大経済学者のハイエク先生は、ソ連の経済的解体を的確に予言した方ですが、「どんな国も所得税は15%以下でいいはずだ」とおっしゃっていました。また以前、旧大蔵省の主税局長と会ったとき、その話をしたら「すべての人が納めるなら10%もいりません。7%でけっこうです」と言っていました。
現在、国の所得税収入は16兆円程度ですが、国内総生産をだいたい500兆円とすると、その10%は50兆円、7%は35兆円です。なんだかんだいろいろな税金をとるよりも、所得税を一律10%にすれば、税収のほとんどをカバーできるわけです。
現憲法は二九条で、私有財産を冒してはならないと謳っているのに、三〇条には「国民は法律の定めるところにより納税の義務を負う」とある。
つまり、法が定めれば所得税だって100%とれてしまう(笑)。だから私は憲法を改正して「所得税は10%以下」と入れるべきだと思います。国民の権利を守るために一律に税金の上限を設けて、国が勝手なことをできないようにしておく必要があるのです。
それともう一つ必要なのは、相続税の全廃。そもそも相続税は、いろいろな税金をとられた上で貯めたお金です。人が死んだからといって、もう一度取るなんておかしい。
(後編につづく)
【関連書籍】
『渡部昇一 「天国での知的生活」と「自助論」を語る』
幸福の科学出版 大川隆法著
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https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2393
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https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4823301889/liberty0b-22
『サミュエル・スマイルズ「現代的自助論」のヒント』
幸福の科学出版 大川隆法著
幸福の科学出版にて購入
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=2327
Amazonにて購入
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/482330151X/liberty0b-22
【関連記事】
2018年5月号 渡部昇一の過去世 - 新 過去世物語 人は生まれ変わる
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2020年7月号 コロナ不況は無用な人災 Part.2 Spiritual Advices
https://the-liberty.com/article.php?item_id=17185
2020年3月2日付本欄 サミュエル・スマイルズが語る、今こそ求められる「現代的自助論」
2020.06.14(liverty web)
評論家の渡部昇一氏がこの世を去って3年が経った。
知的生活の重要性や、歴史認識の誤りを乗り越える必要性などを啓蒙してきた渡部氏。生前、国の行く末を左右する事件が起きた時などには、必ずと言っていいほどその評論に注目が集まった。
コロナ感染で世界が混乱し、日本の政治経済にも大きな影響が出ている今、渡部氏に話を聞けるなら、何が語られるだろうか。
大川隆法・幸福の科学総裁は今回のコロナ禍を受け、5月に渡部氏の霊言を収録。その内容は、『渡部昇一 「天国での知的生活」と「自助論」を語る』として発刊された。
世界では、新型コロナウィルスが中国・武漢市のウィルス研究所発のものではないかという疑いが広がっている。アメリカの指摘に対して、中国は国家を上げて「火消し」に入っている。
この状況について「もし生きていて意見を述べるなら」という問いに対し、渡部氏の霊は「『チャイナがつくったに違いない』と絶対に言っているね」と回答し、「言っていることが全部嘘だからね。その反対だと思わなきゃいけないので」とした。
その中で、日本が観光客目当てに中国を「ご主人様」のように祭り上げ始めていたことや、中国が日本の土地を買収していることを危惧。「日本流の発展・繁栄」を考えないと、中国の大きな経済にのみ込まれ、日本が「一つの省」ぐらいにされかねないと警鐘を鳴らした。
その他、霊界での経験を踏まえ、「9月入学」などコロナをめぐる政府の対応や中国の「一帯一路」構想の今後などについて、幅広い分野への意見を語った。
渡部氏は生前、繰り返し「自助の精神」の重要性を訴え、重税の福祉国家を目指せば、国家の衰退がやってくると警鐘を鳴らしていた。
今回のコロナ禍においては、自粛要請などによりさまざまな業界で経営が立ち行かなくなる会社が続出。政府や自治体は補助金を出して対応しようとしている。この点についても渡部氏の霊は「救われはしないと思うよ。『客が来ない』というものは解決しないので」として、小池百合子・東京都知事など政治家は、経営者の気持ちを分かっていない、と指摘した。
渡部氏は、日本を再生させるのは、自分で努力して、勇気をもって新しいことにチャレンジしていく「自助論の人」であり、そういう人々がタケノコのようにたくさん出て来ることが大事だという。
日本人一人ひとりに対して、「まだ見ぬ可能性が眠っている」と励まされるかのような、力強い言葉だ。
渡部氏が霊界で生活した実感についてのエピソードも興味深い。
例えば、あの世では「勉強が進まないと読むことが許可されない本」があるという。渡部氏は、「地上はどんな人でも『天上界のトップ』に通じる本が読めるという『すごく優れた場所』」と述べた。具体的な例の奥に、地上に生きる私たちが持つ「自由」と、それに伴う「責任」を改めて感じられる。
本書は、霊界のさまざまな事情や、地上と霊界との関係などのエピソードに満ちており、読み物としても面白い。「今、自分にできることを考える」ためのきっかけとして、ぜひ手に取っていただきたい。
【関連書籍】
『渡部昇一 「天国での知的生活」と「自助論」を語る』
幸福の科学出版 大川隆法著
幸福の科学出版にて購入
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『サミュエル・スマイルズ「現代的自助論」のヒント』
幸福の科学出版 大川隆法著
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2020年3月2日付本欄 サミュエル・スマイルズが語る、今こそ求められる「現代的自助論」
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2020年7月号 永遠の生命の世界を実感する一助に 大川咲也加氏 最新刊
2020.06.14(liverty web)
1949年にイギリスで発刊された『1984年』。架空の全体主義国家・オセアニアに統治された世界が描かれている同書は、発刊から半世紀以上が経った今でも、世界中で読まれ続けています。
同書は全体主義国家における監視社会の恐ろしさを描き出していることで有名です。同時に、民主主義に生きる人たちが、静かに近づく全体主義的なものを見抜くためのポイントも、数多く書かれています。その一つが、「絞り込まれた言葉」の危険性です。
2020.06.13(liverty web)
東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)に立候補を表明している幸福実現党の七海ひろこ広報本部長兼財務局長が13日、渋谷駅前で街宣を行い、中国共産党との関係を強化する小池都政を「中国べったり」と批判し、都市外交を見直す必要性を訴えた。
都知事選で注目されているコロナ問題をめぐり、小池百合子知事が世界にウィルスを拡散した中国との関係を重視していることについて、七海氏は強い問題認識を持っている。人命を軽視する中国との社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)を取るべきとして、こう述べた。
「今回のコロナで、(小池氏は)中国に防護服を送った。そして、北京で亡くなった方は約10人と言われる。ニューヨークなどで亡くなられた方は何十万人もいる。にもかかわらず、なんと小池さん、北京にだけお見舞いメッセージを送りました。これ、どういうことなんでしょうか。小池さんは今、世界で一番非難を浴びている中国に対して、せっせ、せっせと外交をしている。中国の僕(しもべ)のようになっているのが、実は小池都知事なんです。
私は、中国とのべったりの東京都政、もう変わらないといけないと思っています。どうか、『小池さんが中国とべったりである』という恥ずかしい事実を知っていただき、そして、人権弾圧の中国にしっかりとモノが言える、そんな政治を東京で実現したい」
街宣には、幸福実現党の釈量子党首も応援にかけつけた。釈氏は、東京都が中国・清華大学が持つ自動運転や顔認証技術などを取り入れる方針を進めていることを批判し、「香港の自由を守ることを、東京のみなさまから是非やってほしい」と訴えた。
七海氏は、中国が一党独裁を続ける場合、東京都と友好都市協定を結ぶ北京市との関係を白紙にすることなどを掲げている。
【関連書籍】
『心の力で豊かになろう』
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2020年6月10日付本欄 幸福実現党の七海氏と経営者有志が訴え 都内では「協力金を受け取ってから倒産する」悲痛な声も
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2020年6月9日付本欄 【都知事選】「小池知事は倒産・失業ラッシュを食い止められるか」 幸福実現党・七海ひろこ氏が事務所開き
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2020年5月8日付本欄 【都知事選】「東京発・小池都知事不況だ」 幸福実現党の七海ひろこ氏が出馬会見で指摘
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2020年4月号 対談 七海 ひろこ × 江口 克彦 - 政治にも「経営力」を 松下幸之助流・日本繁栄の鍵
2020.06.13(liverty web)
黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官に拘束され、死亡した事件をめぐって、人種差別に反対する抗議デモが全米で続いています。
平和的なデモが多い一方で、建物を破壊したり、放火したり、略奪行為に走ったりする過激なデモが横行し、連邦軍の投入まで議論されるほどでした。
これについてアメリカのビル・バー司法長官は、「アンティファなどの過激派集団が暴力行為を扇動した証拠がある」と発言。6月6日に東京・渋谷で行われたデモでも、アンティファの旗を持った人たちが確認されており、日本でその名前が広まっています。
本欄では、元メンバーの発言や潜入調査などから、組織の実態を探ります。
2020.06.13(liverty web)
「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。
2020.06.12(liverty web)
《本記事のポイント》
元駐米大使を務めたカール・マリア・ビギノ大司教が6月7日付で、トランプ大統領を激励するレターを送ったことが話題になっている。
トランプ大統領は、「信仰心があるかどうかにかかわらず、一読をされたい!」とツイートしている。以下、トランプ大統領に「光の子たちのために戦い続けよ」と、激励した手紙の一部を紹介したい。
光の子と闇の子との間の両翼が形成されつつあります。光の子らは、社会の主要な勢力ですが、敵である闇の子らが、政府、経済、メディアで優勢なため、光の子らは差別の対象となっています。
神とサタンが永遠の敵であるように、両極が共存しているのが現代です。
闇の子らは、ディープ・ステイト(国家内国家)と一体化しており、彼らは本当の目的を用意周到に隠してきましたが、今その計画を暴露しつつあります。
調べを進めていけば、医療部門だけでなく、政治家、経済界、メディアの中にいる、新型コロナの本当の責任者を知ることになるでしょう。
黒人の方々の利益を代弁するデモが暴徒化していますが、正当化できない攻撃となっています。自由のない世界をつくるために、社会を解体することで利益を得る者がいるのです。
アメリカ合衆国はトランプ大統領が選出され、初めて中絶に反対の意を表明し、世界中のキリスト教徒の弾圧を非難。キリストについて語るとともに、礼拝の自由の権利について公に語ってくれました。1月の「いのちの行進」への参加や、4月を「子供たちを児童虐待から守る国民の月」と定めてくれたことは、あなた(大統領)がどちらの側に立って戦っているのかを鮮明にしました。
あなたが聖ヨハネ・パウロ2世国立大聖堂に訪問時にメディアから受けた攻撃は、人種主義と戦ったり、社会秩序を取り戻したりするような類のものではありません。
彼らの攻撃は、正義よりも、暴力と犯罪を合法化し、真理に仕えるよりも、一つの政党をひいきにする行為だと言えます。
同施設が大統領の訪問を受け入れたことについて「非難に値する」と発表した大司教もいますが、彼らは闇の子の側に与しています。ディープ・ステイトにこびへつらっているだけなのです。
アメリカの国民は成熟していますので、メインストリーム・メディアが真実を広めるよりも、真実を黙らせ曲解し、自分たちの主人の目的実現に都合のよい嘘を広げていることを理解していると思います。
しかし善なる多数派は、活動しなくてはなりません。少数派にすぎない不正直な輩に騙され続けてはなりません。善なる光の子らは団結して、自分たちの主張を訴えるべきです。
主に、「あなたを守り、アメリカを守り、敵の猛攻からすべての人類をお守りください」とお願いする祈りを捧げることよりも他に、どのような効果的な方法があるでしょうか。
祈りの前で、闇の子らの騙しは瓦解し、彼らの陰謀は暴かれ、裏切りは露呈し、恐れられている力は取るに足りないものとして、光の下にさらされます。それは悪魔の謀略にすぎなかったことが分かるのです。
このように、駐米大使を務めたビギノ大司教は、アメリカで起きている現象は、「光の子」と「闇の子」との闘争であり、闇との戦いに善なる光の子らは勝利しなければならないと訴えた。
メインストリーム・メディアの反トランプ報道は、ビギノ大司教が指摘するように、あまりに悪意に満ちている。
例えばリベラル派メディアは、ワシントン大司教区のウィルトン・グレゴリー大司教がトランプ氏のヨハネ・パウロ2世国立大聖堂訪問を批判したと大きく報道した。しかし彼らは同時に起きた重要ニュースを小さく扱った。
国立大聖堂訪問のタイミングで、トランプ氏は国際的な信教の自由を促進する行政執行命令に署名した。この命令は、国務長官に信教の自由を促進するための行動計画を検討するよう求めている。また財務長官に対しては、国家安全保障担当の大統領補佐官と協議し、重大な人権侵害を行った者に制裁措置を講じることを検討するよう求めている。
国務省は毎年、各国の宗教的自由の状況を報告する詳細なレポートを作成してきた。しかし、膨大なレポートも政策を実行に移す意思のある大統領が出てこなければ、絵に描いた餅だった。
こうした政策について、日本のメディアも「福音派票狙い」と報道することが多い。だがトランプ氏は就任以来、キリスト教徒のみならず、ウイグル人、チベット人、法輪功学習者への弾圧についても言及し続けている。紋切り型でトランプを形容して思考停止するのは、もうやめたほうがいいだろう。
中国のキリスト教迫害により米国に逃れ、米人権団体「チャイナ・エイド」の代表を務めているボブ・フー牧師は、本誌の取材に「トランプ氏は見えないところで、宗教弾圧の問題に尽力してくださっています」と語った。大手メディアは、中国で弾圧されている同胞たちの苦しみを取り除くために、神の正義が行われなければならないと考えている人々の立場に立って考えるべきだろう。
宗教的自由という人間の根本的自由を掲げてコミュニズムと戦ったヨハネ・パウロ二世を冠した国立大聖堂。そこに訪問し、信教の自由を促進する行政執行命令に署名したのは、トランプ氏の意気込みの表れだろう。
またそれは、志の確認でもあったであろう。なにしろヨハネ・パウロ2世という人は、武器もなく「人間は自由のために創られた」という思想のみでもって、難攻不落に見えた共産主義と戦ったのだ。そのヨハネ・パウロ2世を深く尊敬していたのがレーガン大統領だった。霊的な革命から、政治的な革命が起きたのが、ソ連崩壊の道筋だったと言える。
現代のカトリックの大司教の中にも、悪を見抜き「光の子らを導いてほしい」とトランプ氏を励ます者がいる。「黒人への警察の暴力」という"人種平等主義"を隠れ蓑にして、暴力に近い言論活動を続ける米メディアは卑劣さの度合いを増している。
光の子が闇の子と戦い、光ある時に光の中を歩めるかが、試されている。
(長華子)
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2020年3月20日付本欄 「神にできないことは何一つない」:神への祈りで新型コロナウィルスの危機を乗り越えようと訴えるトランプ大統領
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2020年1月31日付本欄 トランプ大統領「すべての子供は神からの贈り物」 人工妊娠中絶反対派のイベントに大統領として初登壇
2020.06.12(liverty web)
《本記事のポイント》
小池百合子・東京都知事が12日、任期満了に伴う東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)に出馬することを表明した。
中国発・新型コロナウィルスの感染拡大で、世界中の人、モノ、カネの動きがとどこおり、急速に経済がしぼむ中、約1000万人の東京の有権者は、どのような審判を下すのか。
東京をはじめ日本各地で、自粛要請を受けて一時休業するつもりの店舗などが、自粛延長の影響で廃業に追い込まれるケースも目立っている。
インフルエンザ並みの被害に対して過剰反応した結果、無用な人災となったコロナ不況が、じわじわと国民の生活をおびやかしている(関連記事:コロナ不況は無用な人災 Part.1)。
大川隆法・幸福の科学総裁はこのほど、三男で幸福実現党で活躍する大川裕太氏と「時事政談」を行った。テーマは、コロナ不況や小池都政、東京の繁栄の未来など多岐にわたった。政談を収録した書籍は6月中旬に発刊される予定。
政談の前半、政府や各自治体が毎日のように警鐘を鳴らす、「三密」が話題に上った。
大川総裁は、「三密を(ダメと)言われたら、近代経済原理と、おそらく民主主義の政治原理、両方とも崩壊する」として、「これが独裁者にとって有利なのは、デモや集会の自由がほとんどなくなってくること。(デモが)嫌だったら、それ(三密)を言えばいいわけです」と指摘した。
実際に、独裁のお手本のような中国共産党政府は、香港の人々の自由を守るデモに対し、コロナ対策を名目に取り締まりを強化。抗議の声を上げる若者や活動家など約9000人を逮捕してきた。
また大川総裁は、次のような安倍晋三首相と小池氏の共通点を挙げた。
「オリンピックへの期待で好況、内需を引き上げようとしていたことができなくなったのを、恐怖の(緊急事態)宣言で、みんなを黙らせて、顔を他の方に振らせようとした。感染症対策をやっているふりをしながら、選挙対策もやっている」
特に、都知事選を控える小池氏は、毎日のようにコロナ関連の会見を開き、存在をアピールしている。
このほかにも、裕太氏が「小池都知事は、石原都知事時代から残っていた1兆円を、今回のバラまきや対策で全部使ってしまいそうなんです」と語り、経営的視点の欠如、コロナ・パンデミックの第二波、第三波への危機意識の低さを指摘した。
切れ味鋭い指摘を行う裕太氏。
「小池氏はカイロ大学を卒業していない」などと指摘する暴露本が5月末に発売され、各メディアが報じている。
大川総裁も、この卒業について疑問を呈した。また、小池氏が商社や政治家の通訳を行っていたという点について、元商社マンである大川総裁の感覚では、商社がエジプトでアラビア語の通訳を使って商談するはずはなく、書類も会話も英語で行い、そもそも専門的な説明が必要なので、自前の駐在員を使わないかぎり一般的な通訳では無理だという。
都知事選への立候補が取り沙汰されているホリエモンこと堀江貴文氏については、刑務所に入れられた経験などから、裕太氏は「社会破壊願望があるのではないか」と懸念。大川総裁は「検察が叩き落して、(国民の)ガス抜きするにはいいタイプ」と感想を述べた。
政談の後半で、大川総裁は、日本企業が発展しない要因として、国内の税率が高いため、各企業があえて赤字をつくる傾向がある点を指摘。
また、世界の大都市に比べて、首都・東京の建物が低く、色オンチであるとして、「世界を代表する都市としては、少し悲しい」と語り、高層のビルとビルをロープウェイで結んだり、ビルの屋上からプライベートジェットで飛んだりするぐらいの自由さが必要だと語った。
戦後間もない1951(昭和26)年、渋谷の街にロープウェイが開業した。「空中電車ひばり号」が7階建ての東横百貨店(当時)と、75メートル先の4階建ての玉電ビル(同)の屋上を往復。家族連れを楽しませていた。敗戦後6年でできたものが、70年後の今にできないわけがない。
コロナ不況で苦しい時だからこそ、まずは日本のGDPの3割以上を稼ぐ東京が、大胆な発想で発展を目指すべきだろう。
政談の最後に、大川総裁は、「あるもの」を持たなければ日本はダメになると指摘。新しい時代に向けて必要な精神態度、日本が世界のリーダーになるための条件などを挙げて締めくくった。
このほかにも、政談では多くの論点について語られた。
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2020年5月8日付本欄 【都知事選】「東京発・小池都知事不況だ」 幸福実現党の七海ひろこ氏が出馬会見で指摘
https://the-liberty.com/article.php?item_id=17127
2020年3月5日付本欄 幸福実現党、習氏の国賓来日の撤回、武漢への国際機関の調査などを安倍首相に要望