先週21日、藤岡さんの練習が終わってからの数日間、ふと音楽が鳴り響きます。
ジョギングしているときも、フェアウェイを歩いているときも、駐車場係をしている??ときも。
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ベートーベンの実像についての藤岡さんのお話も興味深く心に残りました。
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先日ぴあのピアでベートーベンのピアノソナタ30番(作品109)を伊藤恵さんがひいておられて、何てきれいなソナタと思っていたのですが、藤岡さんのお話の中にこのピアノソナタが出てきました。
ベートーベンが50歳を過ぎた、第九交響曲にも取りかかっている頃に、この曲は作曲されています。ちょうど今の私の年齢です。
第一主題の何とも言えぬ包み込むような優しさ。そして次には激しい感情。思いが交差していくような曲です。
きっと20代では書けない??
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そして第九の中のTochter(乙女)という言葉の真の意味。
ベートーベンは愛する人への思いをこめていたとも話されました。
「愛しているからずっといっしょにいたい。」「愛し続けていくけれど、ずっといっしょにいられないなら会わない方がいい」
第九の初演にその女性は来ていたとも話されました。
いろいろなお話を聞いていたら今までのイメージが少し変わってきます。
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とはいえ・・、
「がんばって」 「愛がたりない」 「もっと愛し合って」
という言葉にどきどきとして、
藤岡さんへのハートマークが飛びっぱなしの我々合唱団のオバサンたち。(声はあまり?飛ばないのに・・)
音程が悪いところ、誰かが先に声を出してくれないと怖くて出られないところ、歌詞があやふやなところ、そしてそして何を自分は伝えたい・・、この1週間はギリギリ力で真剣勝負。