中国からの年賀状は、年内に届きます。
今年も、上海の友人から・・
思えば、彼との付き合いはかれこれ30年近くになります。
出会いは、1989年、中国では大変重い年です。天安門事件の年です。
あの年の秋、中国を旅したのです。どこに行っても日本人観光客はゼロ。
その時、偶然、上海で知り合ったのです。まだ、小さな子供を連れた青年でした。
自転車の空気入れを作る会社に勤めていました。
以来、毎年年賀状が届きます。以後の彼の人生は、激動の中国社会を反映して、まさに波乱万丈・・・
よりよい職を求めてアレコレ転職します。
上海ーウルムチ、上海ー昆明間の列車の車掌になります。往復で二週間近く家を空けます。
そんなこともあってか、きれいな奥さんと離婚します。
一度、彼のアパートをさがし、訪ねたことがありました。でも、留守でした・・
結局、初対面以来一度も会ったことがないのです。
二三年まえ、退職して息子のところにいるといって、写真を送ってくれました。
いいおじさんになっていました。
中国の人は、日本人以上に義理がたいところがあるようですね。
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