昨年行われた国際名茶品評会の報告書(年鑑)が届きました。
二年おきに開催され、昨年で13回目になります。
審査は主に中国で行われますが、表彰式はなぜか世界各地で・・・
昨年は、ロシアのぺテルスブルグ、12回は、デンマークのコペンハーゲン、11回はオーストラリアのシドニー、10回はチェコのプラハ、・・・・
推察するところ、事務局関係者が海外旅行をしたいから・・・?
プラハの時、審査員やってたので誘われたのですが「旅費はどうするのですか・・」と聞けずに断ったのです。もしかすると旅費を出してくれるつもりだったかも・・・残念。中国では、どこからかお金が湧いて出るのです。不思議な国です。
いまの繁栄も、そういうことですね。
ですから、この年鑑も大変立派!
154頁でふんだんにカラー・・・
入賞茶のカラー写真は見ごたえがあります。
それに、「国際」ですから、中国語と英語併記。
出品料(2万円?)を取ってるけど、それだけでは賄えないかも・・・
幸いなことに、最初からこの会に関わってますが、中国におけるお茶の動向がよくわかります。
中国は緑茶の国なので、以前は緑茶の出品が圧倒的に多かったのですが、今回出品された681点の内訳は、緑茶24%、紅茶17%、烏龍茶36%、白茶8%など・・いろんな茶種が増えています。とくに紅茶・・・
中身を分析するといろんなことが透けて見えます。
中国の内情は不透明とよく聞きますが、「肝心のところ」以外は日本よりもオープンって感じがします。人の思惑を気にしない国民性もあるのでしょうね。
寒波襲来、家にこもってやることができました・・・
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