手元に興味深い資料があります。
1921年(大正10年)茶業試験場の丸尾文雄技師が九州に出張した時の復命書です。
復命の相手は、農商務大臣男爵 山本達雄殿となっています。
九州各県を回り、病害虫の発生状況を視察すると同時に、ほとんど毎日各県で講演をしています。
これは恐らくその復命書の下書きと思われます。
講演内容が詳しく記されていますが、大変興味深い!
当時、九州の茶業は、かなり遅れていたことがわかります。
製茶貿易が急速に悪化した原因が粗悪茶にあるのですが、その一端が九州産のお茶にあったみたいですね。
いま思うと今昔の感がありますね。何しろ百年前ですから・・・
そして、3月16日出発して4月12日帰場とあります。
ほぼ一カ月間出かけてたのですね。 すごい!
でも、こんな資料に興味持つ人、あまりいませんね・・・・
他に、もっと面白い資料も持ってますよ。
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