このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#1148 らくがき姫・特別編(3)

2010年08月13日 | らくがき姫
紅葉「きゅうりおいしいかの?」
カッパ「おいしいがお」
紅葉「それはよかったの。たくさんあるから遠慮せずに食べて良いのじゃぞ」


紅葉「ところで、これはなんじゃろうか?」
カッパ「それはかみさまのペンダントがお。メッセージが入っていると言っていたがお」
紅葉「かみさま?」


紅葉「おお! 急に光り出したのじゃ!」
カッパ「勝手に点いたがお?」
紅葉「なにもしてないのに光ったのじゃ! なんじゃ? このもふもふしためんこいのは」
カッパ「かみさまがお」
もふり神『・・助けて、まりも・・お腹が空きました・・』
紅葉「あれ? 消えてしまったのじゃ。もう出ないのかの?」
カッパ「やり方知らないがお」


カッパ「かみさまが、『まりも』に助けをもとめているがお。『まりも』という絵描きを知らないがおか?」
紅葉「知らぬのう。じい、知っておるか?」
亀十郎「領内の住民とは皆顔見知りでございますが、まりもという者はおりません」
カッパ「そうがおか…誰も知らないがおか…この国にはいないがおか…」
紅葉「元気を出すのじゃ。わらわたちもかっぱさんと一緒に、『まりも』とやらを捜すのじゃ」


猪重「そういえば、数日前から、異国の旅人一行が領内に逗留中でござったが」
亀十郎「おお、そうであった! 異国の者たちなら『まりも』という者についてなにか知っているやもしれません。訪ねてみてはいかがでしょう」
カッパ「行ってみるがお! どこにいるがお?」


亀十郎「今日はもう日が暮れました。夜道は危ないので一晩お泊まりになって、明朝お出かけになるのがよろしいかと存じます」
カッパ「わかったがお。そうするがお」








兎影「姫さまがカッパに夢中で、遊んでくれない…」
亀十郎「姫さまがあんなに楽しそうにしているのを、素直に喜べぬとは」
猪重「家臣としてはまだまだ未熟でござる」


カッパ「良い人たちのところに来て良かったがお。すぐに『まりも』が見つかる気がするがお…」

次回につづく…

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