このは紅葉のお絵かき日記

トランプ大統領・たつき監督・irodoriの味方だよ

#1216 風の谷のかっぱがおる(8)

2010年12月05日 | 風の谷のかっぱがおる
「かっぱがおる、入るぞ」
「どうぞがお」

『風の谷のかっぱがおる』の続きです…)


「わしに見せたい物があると言っておったが、何だ?」
「こっちがお」
「ん? 何もないただの壁だが…」


「何と! 隠し扉だと!?」


「城の中にこのような隠し通路があるとは知らなかった」
「ずっと前に偶然、解除スイッチを見つけたがお。秘密にしているからきっと誰も知らないがお」
「はるか昔に作られた城ゆえ、いつぞの代で忘れ去られてしまったのかも知れないな」

(9)につづく…



「さらっと描き」を目指すと言いつつ、描いているうちに気が付けばいつの間にか、いつもの「重厚描き」になってしまっていました…。
重厚に塗るのが好きなのかな?
次はもう少しさらっと短時間で塗るように意識して描いてみます。
それとも、(7)の2、3枚目のような塗り方が良いでしょうか。いろいろやってみます。

#1215 画材買い出し

2010年12月04日 | がお
昨日は街の画材屋さんに画材(絵を描く材料・道具)を買いに行っていきました。
2割引セール開催中なので、こういうときに大量に買いだめしておきます。

絵の具、紙、筆を買いました。
特に出費比率の大きい紙は重要物資です。背負えるだけ買い込みました。
ただ、品切れになっていることも結構あって、予定していた一部の紙や必要な色の絵の具が買えなかったりしました。
もうセール期間の終盤ですし…仕方ないですね。もっと早くに行けば良かったです。

でもまあ…、その色の絵の具が無くなったから絵が描けないと言うことはなくて、そのときは他の絵の具で代用します。
普段ほとんど使っていない「控え選手」ならぬ「控え絵の具」を試す絶好の機会です。
…と、前向きに考えましょう。
(そのうち、何かの用事で行ったときについでに買います。

筆は太いのを買いました。
現在お話用の絵をさらっと短時間で描くことを課題にしていて、「従来より2倍太い筆を使えば、塗る時間は半分に!」という単純な発想で…
わたしはいつも筆を1本しか使わないので、太い筆を使うと細かいところは描けなくなりますが、それがかえって「さらっと描き」には都合が良さそうな気がします。

#1214 かっぱさん・カラー(2)

2010年12月03日 | がお
引き続きカラーテストの水彩らくがきです…

色の新しい可能性を求めて「風の谷用4色」に挑戦してみて、いろいろ発見がありました。
このように色の実験を始めると面白くて、ついやめられなくなってしまいます。

このままでは話の方が進みませんので、この辺で本来のらくがきの方へ戻ることにします。
次回からは絵の具の使用制限を無くして、らくがきの速度を上げていきます。
制限を無くしてもわたしの場合は5~6色くらいしか使いません…
いえ、それ以上あっても使えないです…わたしの能力的に…

絵の具について興味ある方のご参考に、わたしが使っている絵の具の名前を書いておきます。

「いつもの3色」
黄色…インディアンイエロー
赤色…クリムソンレーキ
濃い青色…ウルトラマリンディープ

「風の谷用4色」
黄土色…ローシェンナ
赤色…クリムソンレーキ (「いつもの3色」と共通)
明るい青色…セルリアンブルー
黒い青色…インジコ

すべてホルベイン社製の透明水彩絵の具です。

試したい色はほかにもたくさんあるのですが、種類が多すぎて時間がいくらあっても足りません。少しずつ地道に開拓していくしかないようです。
わたしの絵の具探しの旅はまだ始まったばかりなのです。

#1212 風の谷のかっぱがおる(7)

2010年12月01日 | 風の谷のかっぱがおる
風の谷…

『風の谷のかっぱがおる』の続きです…)


「あ、ユパ様だ!」「ユパ様、お帰りなさい!」
「出迎えありがとう」
「ユパ様、今宵はまた異国の話を聞かせてくだされ」


「ジル様、ただいま戻りました」
「おお、ユパよ! 腐海の調査に何か進展はあったか?」
「いいえ、何も…。周辺諸国のいくつかはすでに腐海に呑み込まれ滅んでいました。腐海の範囲が拡大し続けているというのに、腐海の謎は深まるばかりで解明の糸口さえつかめません」
「そうか…。この谷は風に守られてはいるが、それでも腐海の毒を完全には防ぎきれない。毒の蓄積で子どもが生まれなくなり、たとえ生まれても無事に成長できる子は少ない。わしの子どももみな死んでしまった。元気に育ったのは川で拾ったかっぱがおるだけ。わし自身も毒に蝕まれる身だ。なんとかして腐海の謎を解き明かし、毒を消す方法を見つけねば…この谷も滅んでしまう」

[]につづく…