アートプラス京めぐり

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まち歩き山0185  逢坂峠 大谷町

2016年10月06日 14時13分00秒 | まち歩き

 

大谷町

かつてこのあたりが、深い谷間にはさまれていたことから名づけられた町名です。東海道沿いのこの付近では、江戸時代、大津絵や針など土産物が売られていましたが、とくに大津算盤は、近くの旧一里塚(現大谷町)、片岡庄兵衛の創始と言われています。

 

大津算盤(おおつそろばん)

大津は日本国内での算盤発祥の地と伝えられています。大津算盤は、慶長17年(1612)、大津一里塚町(現大谷町の西側)の片岡庄兵衛が、長崎で明(中国)から算盤を手に入れ、改良を加えたことに始まります。材質は、珠がツゲ、ヒイラギ、ウメ、枠がカシ、カキ、黒たん、紫たんなどで、桁の軸には丈夫な細竹が使用されていました。また枠や梁の裏側(底部)には、作者の居住地と名前が木版印刷された和紙が貼られているものが多くあります。算盤製造は明治期に入って廃れていきましたが、算盤師の看板や政策道具、宝永2年(1705)銘の算盤などが現存しています。なお製作道具と宝永銘の算盤は文化財に指定されています。 

まち歩き 前回の記事 ➡  まち歩き山0184  国道1号線をまたぐ歩道橋  逢坂山

今日の俳句

草の花 ひたすら咲いて みせにけり /万太郎

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ポスター0035  Welcome to Kyoto

2016年10月06日 06時41分54秒 | 掲示ポスター

 

 

ポスター 前回の記事  ➡  ポスター0034  おいでやす  おこしやす  祇園 花街文化展  ~9月25日

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草の花 ひたすら咲いて みせにけり /万太郎


石碑山0060  元祖走井餅本家

2016年10月06日 05時56分36秒 | 石碑

 

走井餅茶屋跡。走井餅は江戸時代中期の明和元年(1764)に大津で創業、

湧水「走井」と近江の米を用いて、

初代井口市郎右衛門正勝が飴餅を作ったことに始まる。

刀の荒身を模した独特の餅は、平安時代の刀鍛冶・三條小鍛冶宗近が走井で名剣を鍛えたという故事にちなみ、

剣難を逃れ、開運出世の縁起を担いだものと伝えられている。

歌川広重の浮世絵「東海道五十三次大津」にも走井茶屋が描かれた。

明治・昭和期の俳人高浜虚子も「真清水の走井もちを二つ食べ」と一句詠んでいる。歌碑は月心寺にある。

明治40年には八幡の石清水八幡宮前にも店を出した。

 

が、鉄道開通により峠越えの旅人も少なくなり、

昭和の初めに本家は廃業した。

 

昭和32年10月

関連記事 ➡  関連0001  三条小鍛冶宗近

       店八幡001  やわた の 走井餅

石碑 前回の記事 ➡  石碑山0059  逢坂山関址 碑

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