
表表門
元和8年(1622)徳川頼房(水戸藩祖)が寄進した旧伏見城の大手門と伝わる薬医門で、重厚な屋根を腕木でささえているさまは、いかにも城門らしい感がある。また正面4個の蟇股には、中国の故事に因んだ彫刻があり、豪華なそ装飾は見られないが、雄大で豪壮の気あいは桃山時代建築の特徴をよくあらわしている。なお棟の両端に「しゃち」をのせているのは珍しく、城郭形式の名残。







御祭神は神功皇后、仲哀天皇、応神天皇など九柱を祀る。
社伝によれば、貞観4年(862)境内から清泉が湧き出て、その香気が漂い、その水を飲むとたちまち病が癒えたので、「御香宮」を賜った。
以後、伏見の産土神として人々の信仰を集めたが、度々の兵乱や天災により荒廃した。文禄年間(1592~96)豊臣秀吉は、当社を伏見城内に移し、鬼門の守護神としたが、慶長10年(1605)徳川家康により旧地である当地に戻され、現在の本殿(重要文化財)が建立された。表門(重要文化財)は、旧伏見城の大手門と伝えられている。宝物として、秀吉の寄進した金熨斗付太刀(重要文化財)を蔵する。
境内には、伏見義民文殊九助らの顕彰碑がある。毎年、10月の神幸祭は、伏見祭・花笠祭とも呼ばれ、神輿や花傘、獅子などが出て、盛大に行われる。 京都市



昭和15年2月 建立
紀元2600年 と同じ年だ




弘化2年 (1844)

文化2年 (1804)

大坂屋七兵衛
播磨屋治兵衛
鳥羽屋 伊助

伏見城の遺構 主な建物(京都市周辺)
伏見城に関係する建物は、廃城後にさまざまなところへ移築され、リサイクルされました。★のついているものは豊臣時代の伏見城を移築したものですが、それ以外は徳川時代の伏見城を移築したものです。
★ 源光庵(北・鷹峯) 本堂・血天井
★ 正伝寺(北・西賀茂) 方丈・血天井(元金地院←伏見城←聚楽第)
観音寺(上・三番町) 三門
➡寺院上0114 観音寺 浄土宗 百叩きの門 よなき地蔵 千人堂
★勝林院宝泉院(左・大原) 廊下・血天井
大雲寺(左・岩倉) 本堂(寛永年間)
南禅寺(左・南禅寺) 小方丈
南禅寺・金地院(左・南禅寺) 方丈
長楽寺(東・円山町) 本堂(元正伝寺の法堂←金地院か?)
★高台寺(東・下河原町) 表門・傘亭・時雨亭・観月台
★養源院(東・三十三間堂廻り) 客殿;血天井
➡ 養源院 宗達寺といわれたり、血天井のお寺とも
豊国神社(東・茶屋町) 唐門(元金地院にあり、聚楽第ともいう)
➡ 豊国神社
西本願寺(下・門前町) 浪ノ間・虎ノ間・玄関
➡ 西本願寺の総門 西本願寺 本願寺 太鼓楼
正行院(下・東塩小路町) 本堂
➡ 猿寺と呼ばれています。悪事災難が去る(猿) 正行寺
★ 妙心寺天球院(右・花園) 血天井
二尊院(右・嵯峨二尊院門前) 総門
★ 常寂光時(右・嵯峨小倉山) 本堂
御香宮神社(伏・御香宮門前町) 表門
★栄春寺(伏・桃山町丹下) 観音堂・血天井
東本願寺伏見別院(伏・大阪町) 元徳川向島屋敷か
醍醐寺三宝院(伏・醍醐) 唐門
平等院(宇治市) 南門・北門
★平等院浄土院(宇治市) 客殿養林書院
★興聖寺(宇治市) 本堂
★神応寺(八幡市) 書院
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今日の川柳
異常なし途端に歩幅広くなり /寺田
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