重文・桃山時代は「山門」とも表す。三門・空門・夢相門・無作門。これを三解脱門といい、求道者が涅槃に入る三種の方法を象徴した門。禅宗寺院のシンボル。
人里から遠い山林中に営まれから、山門の名が生まれた。
五間三戸、重層、屋根は入母屋造り、本瓦葺。階下左右に山廊がある唐様建築で、慶長4年(1599)の建造である。上下のつり合いもよく、上の反りが強い。上層正面はすべて桟唐戸とし、儀式の時は開放される。6月18日と7月15日。
6月18日は観音懺法会
7月15日は山門施餓鬼が行われる
内部には中央須弥壇上に宝冠をつけた観音菩薩像をはじめ十六羅漢像を安置し、鏡天井や柱等には狩野権左衛門の筆で極彩色の雲竜や天人を描いている。
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